ネタバレあります!!注意!!
<あらすじ>
【観覧車】
「唯(ゆい)の気持ち。とても、切ない。」
――新井素子氏、涙。。。
3年、5年、10年…失踪した夫を待ち続ける
女探偵・下澤 唯の物語。
失踪した夫を待ち続ける下澤唯(しもざわゆい)。夫の居場所を残しておきたい、という思いから探偵事務所を引き継いだのだが、浮気調査など気が滅入る仕事ばかり。あるとき、行方不明になった男の捜索依頼が舞い込んだ。手掛かりは白石和美(しらいしかずみ)という愛人。が、和美は日がな寂(さび)れた観覧車に乗って時を過ごすだけだった。彼女の心を占める虚無とは? 静かな感動を呼ぶ恋愛ミステリー。
続編【回転木馬】
「逢いたい。もう一度彼に逢いたい」
失踪した夫を追い続ける女探偵・下澤唯の前に、
忌まわしい過去の事件が浮かび上がる……
希望と哀しみが交錯する著者渾身の感動ミステリー
作家 新井素子さんも推薦!
主人公の唯。
こんなに莫迦でこんなに哀しい女はいない。夫に失踪され、夫が自分を裏切っていることをうすうす予感しながら……十年以上、待つ。待って待って夫の消息の切れ端を掴んだ処で、彼女は言うのだ。帰ってきて欲しいでも、やり直したいでもなく……「逢いたいんです。もう一度」
こんなに莫迦で、こんなに哀しく……こんなに素敵でかっこいい女は、なかなかいるもんじゃない。
――作家 新井素子
謎の失踪を遂げた夫・貴之(たかゆき)のあとを継ぎ、探偵となった下澤唯(しもざわゆい)。十年の月日を経て偶然彼を目撃した唯は、佐渡(さど)出身の渋川(しぶかわ)さわ子という関係者がいたことを突き止めた。だが、さわ子はすでに死去し、貴之はさわ子の娘・雪(ゆき)と一緒にいるらしいことだけ判明した。夫は唯を本当に裏切っているのか? 細い糸をたぐり追跡を続ける唯は、さわ子の友人だった佐野明子(さのあきこ)のもとを訪れた。彼女はさわ子から、死の間際に雪と貴之のことを記した手紙を預かっていたのだ。明子も死の床についていたが、唯の事情を知った彼女から、手紙の内容を明かされる。どうやら貴之と雪は、人に知られてはならない事情を抱(かか)えているらしい。失踪前日に起きたホームレスの不審死と関係が? 手紙を手がかりに、信州・蓼科(たてしな)へ向かった唯。だがそこには、貴之の目元を残す美少女――小松崎(こまつざき)ゆいが待っていた……。
*** 著者渾身の感動のミステリー! ***
(祥伝社公式HPより)
<感想>
「観覧車」の続編が「回転木馬」。
このシリーズは夫を想う唯の心が切なく響きます。
「回転木馬」も読んでみようかな……と思わされるかも。
ちなみに「回転木馬」のあらすじがそのまま「観覧車」のネタバレになっているのは興味を削いじゃうかな。
・続編「回転木馬」ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
「回転木馬」(柴田よしき著、祥伝社刊)ネタバレ書評(レビュー)
<ネタバレあらすじ>
【観覧車】のみネタバレします。
唯は失踪した夫・貴之を待ち続ける為に探偵になった。
貴之の行方を追う唯の前に現れる事件、事件、事件……。
そして「観覧車」ラストにて唯を衝撃の事実が襲う。
普段通りだった失踪当日の貴之。
その前日、貴之が関連したと思われる殺人事件が発生していた!!
犯人は貴之なのか?
唯の心を不安と猜疑心が蝕む―――エンド。
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