2010年05月18日

松本清張原作「球形の荒野」ドラマ化!!

松本清張先生原作の「球形の荒野」がドラマ化されるとのこと!!

2010年11月27日追記金曜プレステージ 文化庁芸術祭参加作品 松本清張2夜連続SP球形の荒野・前編「連続殺人の裏に隠された昭和史の光と影〜奈良古寺に残る亡霊の筆跡!」(11月26日放送)ネタバレ批評(レビュー)追加しました。リンクよりどうぞ!!

2010年11月28日追記土曜プレミアム 松本清張2夜連続SP球形の荒野・後編「昭和39年東京オリンピック開催日にすべての謎は明かされる!刑事も涙した戦争で引き裂かれた父娘の結末」(11月27日放送)ネタバレ批評(レビュー)追加しました。リンクよりどうぞ!!

主演は田村正和さん。
他のキャストには江口洋介さん、生田斗真さん、比嘉愛未さん、小日向文世さん、萩原聖人さん、草刈正雄さんら。

ソースの「MSN産経ニュース」によれば―――

球形の荒野3


俳優、田村正和(66)がフジテレビ系で今秋に2夜連続で放送される松本清張スペシャルドラマ「球形の荒野」に主演することが16日、分かった。田村は終戦間際、祖国を救うために家族も国籍も捨てて身を潜めることになった外交官を演じる。役作りにあたって髪をばっさり切ったほか、白く染めるなど役者魂を発揮して撮影に臨んだ。江口洋介(42)、生田斗真(25)ら演技派が脇を固めており、重厚な作品となりそうだ。

昨年、生誕100年を迎えた清張氏の作品の中でも、珠玉の長編サスペンスとして知られる「球形の荒野」に、田村が主演する。

役どころは、終戦間際の1945年、スイスで病死したと発表された公使館の元一等書記官、野上顕一郎。実際は、日本を破滅から救うために陰で奔走し、愛する妻子や国籍を捨て、身を潜めながら孤独に耐え、生きてきた男だ。

難役を演じるにあたって田村は、内面はもちろん、外見にも想像をめぐらして役づくり。「髪の毛、もみあげも、周りから『かわいい』と言われたぐらい、ばっさり短く切りました」と、トレードマークだった長髪を封印。さらに20年の歳月の流れを表現するため、髪の毛も白く染めた。

「非常に難しい役で撮っても撮っても、今のでよかったのかと思いつつ撮影してました」と試行錯誤で取り組んだ熱演を振り返り、「想像を絶する孤独の中で20年間さまよい続けてきた男が、死ぬ前に日本をもう一度見たい、名乗れないが、娘に会いたいと願う愛を感じ取っていただければ」とメッセージを寄せた。

共演陣も豪華だ。ある殺人事件をきっかけに顕一郎の過去を追うことになる元軍人の警部補を演じるのは江口。田村が刑事役で主演した1999年放送のドラマ「古畑任三郎」で犯人役にふんしたが、今作では逆の立場に。11年ぶりの共演に江口は「田村さんの印象が変わってないことに驚きました。ただ立っているだけでも素晴らしく絵になる」と特別なオーラに脱帽しきり。

さらに、顕一郎の娘(比嘉愛未)に惹かれていく若手刑事役の生田をはじめ、小日向文世(56)、萩原聖人(38)、草刈正雄(57)ら個性的な実力派が脇を固める重厚なサスペンスは、お茶の間を魅了しそうだ。
(MSN産経ニュースさんより)


記事を読む限り原作ともちょっと違う感じですが……。
多少、アレンジを加えている?
「球形の荒野」といえば以前にも映像化されています。

ちなみに「球形の荒野」ネタバレ書評(レビュー)あります。以前の映像化作品についても触れています。こちら。
「球形の荒野」(松本清張著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

ドラマが楽しみです!!

2010年10月25日追記:放送日が判明しました。
11月26&27日の21時より放送とのこと。

2010年5月21日追記:キャスト詳細&あらすじ判明しました!!

<ドラマ版あらすじ>
昭和39年、間もなく開催されるアジア初のオリンピック東京大会に向け、日本中が沸き立っていたころ――。
切り取られた奈良の寺の芳名帖の一部が男の絞殺死体の近くで発見される。芳名帖に書かれてあった名前を捜査していた本庁の鈴木刑事補(江口洋介)と世田谷署の添田刑事(生田斗真)は、野上久美子(比嘉愛未)の父親・野上顕一カ(田村正和)と同じ筆跡が残されていることを不審に思う。しかし野上は、終戦間際の昭和19年、外交官としてヨーロッパへ赴任し、その地で病死していた。
捜査が進み、被害者は奈良に住む伊東忠介(相島一之)で、何者かと会うために上京したことが品川の旅館の主人(小日向文世)からの聞き込みで判明する。また、伊東は野上と共に当時中立国の公使館にいた陸軍武官だったこともわかる。
見覚えのある芳名帖の筆跡に疑念を抱いていた久美子の親類・節子(木村多江)や、その夫・亮一(萩原聖人)、そして野上の妻であり、久美子の母・孝子(風吹ジュン)は、野上の過去について何度も訊ねてくる鈴木、添田の刑事達に困惑していた。
また、同じ公使館にいた村尾(佐野史郎)と、特派員だった滝(草刈正雄)は、なぜか野上の死について語りたがらない。村尾は、しつこく追いかけ回す刑事たちに「そんなに知りたければ、ウィンストン・チャーチルに聞きたまえ」と言葉を残して去った。久美子は、歌舞伎座ですれ違った滝と村尾からデッサンのモデルを依頼される。ところがその画伯が謎の死を遂げてしまう。
久美子はデッサンをされていた時、家には庭師がいたと刑事たちに告げるが、家政婦はそんな人は雇っていないと言う。
やがて、“死んだはずの父親”が生きているのではないかと疑惑を持ち始めていた久美子は、何者かに京都の南禅寺にひとり呼び出される。その夜、久美子が宿泊したホテルで発砲事件が起きた。銃弾に倒れたのは村尾。そこには滝の姿もあった。
すべての事件は野上顕一カによってつながっているのではないか?
そして、「野上顕一郎の生死について再度調査をしたい。彼ならすべての犯行が可能です」との鈴木警部補の発言に捜査本部は凍りつく――。「幽霊を指名手配しろと言うのか?」と佐々木本部長(永島敏行)らは驚きを隠せない。しかし、鈴木と添田は深くうなずくのだった。
果たして、死んだはずの野上は生きているのか? ならばなぜ、野上は妻子を捨て、国籍を消滅し、“死亡”したと発表させたのか?
やがて、これら全ての事件の根幹は、終戦間際の公使館にあることが判明する――。
(公式HPより)


<キャスト>
・田村正和(野上顕一カ)
中立国公使館の元・一等書記官。昭和20年、スイスの病院で胸を患い死去と発表された。

・江口洋介(鈴木次郎警部補)
太平洋戦争を生き抜いた警視庁の警部補。ある絞殺事件から野上の過去を追うことになる。

・生田斗真(添田彰一刑事)
世田谷署の若い刑事。鈴木と共に事件を追う内に、野上の娘・久美子にひかれていく。

・比嘉愛未(野上久美子)
仏語通訳として働くコンパニオン。父・顕一郎は4歳のころに死んだと聞かされている。

・小日向文世(筒井源三郎/門田源一郎)
筒井屋旅館の主人。元書記生。

・萩原聖人(芦村亮一)
大学の病理学の助教授。節子の夫。のちに重大な秘密を握る。

・木村多江(芦村節子)
久美子の叔母。奈良の寺で見た筆跡の謎を探る。

・相島一之(伊東忠介)
奈良で錦魚の養殖園を営む。元・公使館付武官陸軍中佐。

・ジュリー・ドレフュス(エレーヌ・ヴァンド)
野上顕一カのパートナー。

・風吹ジュン(野上孝子)
野上の妻、久美子の母。

・伊武雅刀(住職)
寺には野上と共に働いていた寺島大使が眠る。

・永島敏行(佐々木実)
世田谷署本部長。本庁の鈴木と共に事件を追う。

・佐野史郎(村尾芳生)
外務省欧亜局の課長。野上の遺骨を持って帰国した外交官補。

・草刈正雄(滝良精)
世界文化交流連盟常任理事。元・特派員。
(公式HPより)


◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・田村正和、髪の毛&もみあげバッサリ 白髪で清張ドラマ (MSN産経ニュースさん)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/100517/tnr1005170949001-n1.htm

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