まずは、「講談社・夏の舞城王太郎まつり」について。
ソースの「シネマカフェ」さんによれば―――
独特の文体、ストーリー展開で読者の熱狂的な支持を集めるとともに、文壇で物議を醸し続ける作家・舞城王太郎の原案による映画『NECK ネック』。この公開を記念して「講談社・夏の舞城王太郎まつり」が開催されることが決まった。
舞城王太郎は1973年生まれ、福井出身といった断片的な情報以外は謎に包まれた覆面作家。2001年に「煙か土か食い物」でメフィスト賞を受賞しデビューを果たし、「阿修羅ガール」で2003年に三島由紀夫賞受賞。その実力が高く評価される一方で、若者言葉を発展させたような独特の口語体の多用などが“舞城否定派”を生むことに――。2度にわたって芥川賞の候補に名を連ねたが、中には作品を全く評価しない選考委員もおり、最も文壇を悩ませる作家の一人である。
『NECK ネック』は、そんな舞城さんの原案を映画化した作品で「映像化不可能」と言われてきた舞城作品にとって初の映画となる。また、舞台版がこの2月に、映画と同じく溝端淳平をキャストに迎え、河原雅彦の演出で上演された。
今回、開催が決まった「講談社・夏の舞城王太郎まつり」では、舞城王太郎が夏の出版界をジャック! まず、7月6日(火)に講談社の100周年を記念して、講談社ノベルスより書き下ろしで「獣の樹」を刊行。その後、7月15日(木)には講談社文庫より「NECK ネック」が発売されるのだが、これは舞台、映画の単なるノベライズにあらず! 映像化を前提に書いた“首”にまつわる物語…“オリジナルバーション(こちらを2月に舞台化)”に加え、映画に向けて書き下ろした“セカンドバージョン”、さらに最終的に映画の原案となった“サードバージョン”に、今回の文庫化にあたり、映像とは全く切り離して書き下ろされた「a story」という異なる4つの首の物語が収録されているのだ。舞城さん自身による渾身の絵コンテ(写真)も掲載されている。
そして、7月中に文芸誌「群像」に短編作品を掲載し、8月15日(日)には「IN☆POCKET」に先述の文庫版とはさらに異なる「小説NECK」を掲載する予定。さらに、文芸雑誌「メフィスト」には映画の中に登場する作家・越前魔太郎名義の作品が掲載される。これは、実は作家の乙一を始めとした豪華執筆陣によるシリーズ作品となっており、9月にはいよいよ舞城さん自身が“越前魔太郎”として執筆することになるという。
舞城さん自身も驚愕しているというこの大量刊行。映画も楽しみだが、この夏、小説で舞城ワールドにどっぷり浸かり、それぞれの作品を比べてみるのもいいかも。
『NECK ネック』は8月21日(土)よりシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国にて公開。
(シネマカフェさんより)
まとめると―――
7月6日(火)「獣の樹」発売。
7月15日(木)「NECK ネック」発売。
7月中に文芸誌「群像」に短編掲載。
8月15日(日)「IN☆POCKET」に別バージョンの「小説NECK」。
9月、文芸雑誌「メフィスト」に越前魔太郎名義で作品掲載。
とのこと。
さらに記事によると越前魔太郎さんを名乗る少なくともひとりは乙一先生だと判明しましたね。
・過去記事「謎の作家「越前魔太郎」さんの正体は?」
2010年9月3日追記:ついに「越前魔太郎」さんの正体が判明しました。
それは……「乙一先生、秋田禎信先生、新城カズマ先生、入間人間先生、御影瑛路先生、折口良乃先生、相生生音先生」という錚々たるメンバーでした。
そしてラストを飾るのはもちろん、舞城王太郎先生です。
それでは「NECK」のご紹介を!!
「NECK」は上にある通り、舞城王太郎先生原案で舞台と映画が並行して進められていました。
詳細は下記過去記事よりどうぞ。
・過去記事(1月14日)
舞城王太郎さんが映画&舞台に原案を書き下ろした!?
・小説「NECK」を栗山千明が朗読!?
気になる映画版「NECK ネック」、そのあらすじは―――
<あらすじ>
生まれて初めて恋をした大学生の首藤友和(溝端淳平)。恋の相手は誰もがあこがれる女の子、真山杉奈(相武紗季)。勇気を振り絞って告白した首藤は、杉奈の研究室に呼ばれる。そして、大きな木箱“ネックマシーン”に入れられ、首だけを出した状態でホラー映画を見させられるが……。
(シネマトゥデイさんより)
完成披露試写会についてソースの「シネマトゥデイ」さんによれば―――
27日、東京・新橋のヤクルトホールで映画『NECK ネック』の完成披露試写会が行われ、相武紗季と溝端淳平、そして白川士監督が舞台あいさつに立った。
相武はテンション高めで風変わりな大学院生を演じたが、「もともとテンション高くないので、ずっと(気持ちを)アゲようアゲようと苦労しました」とコメント。また、共演した溝端が、ハードな撮影の合間にフランクフルトを焼いたり、ラーメンを作ったりと皆に優しい気遣いを見せていたことを明かすと、その話を聞いた溝端は大テレ。しかし、実際に相武を癒やしたのは、共演者の栗山千明だったそう。「普段はクールビューティーなのに、夜になると天然でかわいらしい。思わず守ってあげたくなる」とうれしそうに話していた。
一方の溝端は、「僕は男らしい人にあこがれる。男らしい、といえば相武さん(笑)」と語り、「相武さんは、撮影が終わると1分くらいで帰っちゃった。サッパリ帰る姿がカッコ良かった」とホレボレした様子。栗山に癒やされる相武と、相武にあこがれる溝端……。意外な三角関係が暴かれた舞台あいさつになった。
『NECK ネック』は大学院生・杉奈(相武)が、人間の恐怖からお化けを生み出す謎の木箱「ネック・マシーン」を使って、杉奈に恋する大学生の友和(溝端)を実験台にするホラーコメディー。
映画『NECK ネック』は8月21日よりシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国公開
(シネマトゥデイさんより)
映画版、舞台版それぞれのキャスト等詳細はこちら。
『NECK』(映画版)
2010年8月21日(土)、シネマサンシャイン池袋、新宿バルト9他全国ロードショー
監督:白川士
原案:舞城王太郎
主題歌:MAGIC PARTY“今夜はMAGIC BOX”
キャスト:
相武紗季
溝端淳平
板東英二
佐藤二朗
渡部豪太
小松彩夏
河西智美(AKB48)
細川茂樹
鈴木一真
温水洋一
板尾創路
栗山千明(特別出演)
平岡祐太
企画・制作・配給:アスミック・エース エンタテインメント
『NECK』(舞台版、ODS上映)
2010年6月26日(土)〜7月9日(金)
会場:東京 新宿バルト9
2010年7月17日(土)〜7月30日(金)
会場:大阪 梅田ブルク7
原作:舞城王太郎
劇作:竹内佑
脚色・演出:河原雅彦
キャスト:
溝端淳平
鈴木浩介
森崎博之
加藤啓
市川しんぺー
河原雅彦
(cinra.netさんより)
◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・「NECK ネック」(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008440
・「NECK ネック」(シネマカフェさん)
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/22745/
・「NECK ネック」(gooさん)
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD16473/index.html
・相武紗季、溝端淳平の優しさを絶賛するも、癒やしてくれた相手は栗山千明(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0024458
・溝端淳平 相武紗季に胸キュン「男らしくてかっこいい!」(シネマカフェさん)
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/report/2010/05/8351/
・相武紗季、素の絶叫顔が激写される!クランクアップにお化けが背後からドッキリ!(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0021168
・相武紗季が、白衣を着た変わり者に!舞城王太郎の胸きゅんホラーで主演に!(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0020779
・覆面作家・舞城王太郎が出版界をジャック! 数種類の「NECK」の物語を楽しめる(シネマカフェさん)
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/release/2010/05/8358/
舞城原案の映画『NECK』公開日が決定、舞台版『NECK』も期間限定で劇場上映 - CINRA.NET
作家・舞城王太郎が映画&舞台に原案を書き下ろし、ホラーエンタメ『NECK』 - CINRA.NET
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