ジェフリー・ディーヴァーさんといえば、映画化もされた「ボーン・コレクター」で有名な「リンカーン・ライムシリーズ」や「ルーン3部作シリーズ」などを著したアメリカの作家さん。
その彼があの「007」最新作を手掛けることになりました。
ソースの「AFP通信」さんによれば―――
上品で洗練された物腰の英国スパイ、ジェームズ・ボンド(James Bond)の小説シリーズの新作を、米ミステリー作家ジェフリー・ディーヴァー(Jeffery Deaver)氏が執筆することになった。出版元が28日、発表した。
新作の仮題は「プロジェクトX(Project X)」。1964年に死去したボンドの原作者イアン・フレミング(Ian Fleming)の誕生日に合わせ、来年5月28日に発売される。
筋金入りのボンドファンたちは、英国で最も有名なキャラクターの1つを米国人が手がけることに眉をひそめるかもしれないが、幼少期からボンドのファンだというディーヴァー氏は、依頼を受けてうれしかったと話している。
52年発表の「カジノ・ロワイヤル(Casino Royale)」から続く「007」小説シリーズに新風を吹き込もうと、2年前には英作家セバスチャン・フォークス(Sebastian Faulks)氏が同様に新作を書いている。
■細部描写とアクションに注目
小説ボンド・シリーズは全世界で1億部以上を売り上げているが、最近ではダニエル・クレイグ(Daniel Crai)がボンドを演じる映画シリーズの成功の方が目立っている。
ボンドを冷戦時代の旧敵ソ連に立ち向かわせたフォークス版とは違うというディーヴァー版の内容は、発売当日までは明かされない予定だ。
出版社ホッダー・アンド・スタウトン(Hodder & Stoughton)のジェイミー・ホッダー・ウィリアムズ(Jamie Hodder-Williams)社長は、「ディーヴァー氏を選んだのは見事だ。彼の細かい調査とハイスピードなアクション描写の融合が、フレミングに敬意を表しながらも同時に徹底して現代的なスリラーを生みだすだろう。出版が待ちきれない」と語った。(c)AFP
(AFP通信さんより)
「007シリーズ」はイアン・フレミングさん原作のスパイ小説。
2010年5月31日現在の最新作はセバスチャン・フォークスさんによる「猿の手を持つ悪魔(原題Devil May Care)」になる。
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