これに伴い前後してあちこちでイベントが行われていますが、我が「ミステリ通信 創刊号」でも勝手に「告白」公開記念“非公認”イベントを実施しようと思います〜〜〜!!
というわけで、「湊かなえ先生祭」開催することに決定しました。
まぁ祭といってもやれることは限られてるんだけど……ね。
具体的に何をやるかというと映画「告白」原作者である湊かなえ先生の著作を当ブログにてご紹介するというものです。
ただ、全部紹介すると管理人の心と身体がもたないので、先生の著作のうち「贖罪」と「少女」の2作を2日に渡り取り上げたいと思います。
詳細は下記。
ミステリ通信 創刊号主催「湊かなえ先生祭」の概要
6月7日(月) 0時〜1時 「少女」ネタバレ書評(レビュー)掲載
6月8日(火) 0時〜1時 「贖罪」ネタバレ書評(レビュー)掲載
その他 日時不明 映画についての情報やその他関連情報を更新。
2010年6月9日追記:下記2作品の書評(レビュー)掲載しました。
・「少女」(湊かなえ著、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「贖罪」(湊かなえ著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
お分かりの通り普段とやることは変わってません。
期間限定もありませんし、特典もございません。
ただ、公開するだけです。
ぶっちゃけ人気にあやかった便乗企画ですね(笑)。
「それでもいいや、参加したろう」という優しい方は上記の日時に当ブログを閲覧ください。
なんとな〜〜〜く、祭に参加した気になれるかも……。
「ミステリ通信 創刊号」管理人 俺からのお報せでした〜〜〜。
と、ここで終わるのも記事としてなんなので現状での映画「告白」に関連するイベント、ニュースなど情報も載せときます。
興味のある方は下記も御覧ください。
6月3日には「告白」公開を記念しての特別授業が行われました。
そこでの松さんと中島監督の発言について「シネマトゥデイ」さんと「マイコミジャーナル」さんでは多少捉え方が違うようなのでそこに注意して頂けると興味深いかも。
どちらが正しいと云うことではなく、「告白」と同じく人の捉え方や感性の差異がわかる好例かもしれません。
ソースの「シネマトゥデイ」さんによれば―――
女優・松たか子が3日、都内の品川女子学院で行われた映画『告白』の特別授業参観に中島哲也監督と共に出席し、女子高生たちと熱い討論を繰り広げた。
品川女子学院では映画『告白』をテーマに、これまで3回の特別授業を実施。1回目は本作で起きた事件を新聞記事ふうにまとめ、2回目は犯人の少年を裁く模擬裁判を実施。3回目に生徒たちが本作を鑑賞し、迎えた最後の特別授業には主演の松と中島監督が来訪。松が演じる、教え子に最愛の娘を殺され、その復讐(ふくしゅう)に燃える教師・森口悠子の罪を問う討論会が行われた。
松と中島監督が登場すると、女子高生たちにどよめきが走ったが、当の二人はリラックスムード。二人とも、過去の授業風景をDVDで観ていたとのことで、中島監督は「皆さんが真剣に討論しているのを観て感銘を受けました。シナリオを書く前に聞いておけば良かった!」と笑いを誘う場面も。一方の松は、「とにかくすごいの一言に尽きます。自分の意見を言うのは難しいけど、皆すごいなぁと思いました」と笑顔でコメント。討論が始まると、松と中島監督も生徒たちに混じって熱い論議を重ねていた。
森口の復讐(ふくしゅう)は、本当の復讐(ふくしゅう)になるか、ならないかという議題では、「本当の復讐(ふくしゅう)だと思う」と穏やかながらも自分の意見を述べる松に対し、「重いものを背負うことになるので、本当の復讐(ふくしゅう)にはならないと思う」と語った中島監督と意見が分かれる一幕も。また、討論を通じて意見が変わったという生徒もおり、さらに深い論議が繰り広げられた。
『告白』は、累計200万部を超える湊かなえの同名小説を原作に、『嫌われ松子の一生』の中島哲也が監督を務め、関係者たちの告白によって事件の真相が明らかになっていく緊張感あふれるドラマ。観る者の心を揺さぶり問い掛ける本作は、観終わった観客にも議論を巻き起こすことだろう。
映画『告白』は6月5日から全国公開
(シネマトゥデイさんより)
同じくソースの「マイコミジャーナル」さんでは―――
映画『告白』(湊かなえ原作、中島哲也監督)の公開を記念しての特別授業が3日、東京・品川女子学院で行われ、主演の松たか子と中島監督がゲストに招かれた。
同校では過去3回にわたり、東京都初の民間人校長を務めた藤原和博氏を講師に迎え、体験型授業「よのなか科」の一環として、『告白』を題材に授業を行ってきた。最終授業となるこの日は、松演じる中学校教師・森口悠子による"復讐"の是非を問うことに。女子高生25人に囲まれた松は、「私も女子校にいたことがあるので、懐かしい感じ」と笑みを浮かべたが、授業が始まると一転、真剣な表情で女子高生たちの意見に耳を傾けていた。
その後、藤原氏の発案で討論に加わることになった松と中島監督だが、「森口先生の行動は本当の復讐になる? ならない?」との問いをめぐり、2人が意見を対立させる場面も。「森口先生は罪を犯した少年に対して、自分のやったことに気づかせようと徹底し、その後に起きうることを全部わかった上で行動に移しています。これは復讐と言ってもいいのでは?」と松が主張する一方、「本当の復讐にならない」を選択した監督は、「森口先生の顔を見ながら、この人は(加害者の)少年への復讐よりもさらに重いものを抱え込んでしまい、予想以上に"ヤバイ人"なんじゃないかと思いました」とその理由を語った。
さらに監督が「松さんの芝居を見てそう感じたのに、その松さんが向こうにいるのは実に……」と言いかけたところで、すかさず手を挙げる松。監督に反論するのかと思いきや、「森口先生は復讐を果たすべく行動しているのに、結果的に彼女はさらに孤独になった気がします。となると『復讐にならない』という考えも浮かんできますよね。だから(復讐になる・ならないの)両方です(笑)」とあっさり方針転換。会場の爆笑を誘っていた。
1時間以上に及んだ授業を終えた松は、「マイクを向けられるたびに素晴らしい意見を述べていたし、まだまだ多くの意見が埋まっている気がします。ここで考えたことが、後で必ず大きな自信になるはず」とコメント。最後は女子高生に向けて「いっぱい考え、いっぱい頭を使って、めちゃめちゃ頭のいい大人になってください」とエールを送っていた。
(マイコミジャーナルさんより)
その前日、6月2日にはあの話題のCMについてニュースになりました。
ソースの「シネマトゥデイ」さんによれば―――
松たか子主演で、映画『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督が、2009年本屋大賞に輝いた湊かなえの同名ベストセラー小説を映画化した映画『告白』で、公開初日となる5日に、1日限定! しかも、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌の5大都市限定! ラストシーンがテレビCMで放映されることがわかった。
本作で松たか子が演じるのは、娘を殺された女教師、森口。松たか子の鬼気迫る熱演に、「松たか子の新境地を見た」「あまりに怖くて夢に出てきた」「日本アカデミー賞2年連続受賞決定か」との声が集まっているという。
そして、今回1日限定で放映されるテレビスポットには、松たか子の「ドッカーン」という掛け声と共に起こる大爆発! 「やめろーっ」と叫ぶ少年、そして、「これがわたしの復讐(ふくしゅう)です」と冷酷につぶやく松たか子の姿が映し出されている。ラストシーンに主人公が見せるその表情は、犯人への怒りなのか? 娘を失った哀しみなのか?復讐(ふくしゅう)を成し遂げた喜びなのか? あるいはそのどれでもない何かなのか? とたった15秒のCMながら、想像力をかき立てられる映像に仕上がっている。
ラストシーンをテレビCMで公開するのは、東宝でも初の試みということで、中島監督は「広告屋の一人としては面白いと思うが、映画監督としては『ここまでやらなきゃならないのか……』と思う」とコメントしたそうだ。
原作の方も、1日付けで文庫本の部数135万部が決定し、単行本(70万部)と合わせ、累計200万部突破となった『告白』。このテレビスポットをテレビで観ることができるのは、映画公開初日の5日のみだが、オフィシャルサイトでも7日から見ることができるようになるという。東宝が「ここまでやった」テレビスポットの放映は、本作の公開をより一層彩らせることだろう。
映画『告白』は6月5日より全国公開
(シネマトゥデイさんより)
5日限定、しかも都会のみということでCMを目にすることが出来た人はラッキーでしたね。
以上、「告白」公開初日までのニュースでした〜〜〜!!
◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・松たか子の表情がコワ過ぎ!東宝の映画史上初!『告白』禁断のラストシーンを15秒公開!(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0024741
・松たか子、女子高生とのガチンコ討論会で「本当の復讐だと思う」とすごみをみせる(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0024771
◆関連過去記事
・小説版「告白」ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
「告白」(湊かなえ著、双葉社刊)
・コミック版「告白」ネタバレ批評(レビュー)はこちら。
コミック版「告白」(湊かなえ原作、木村まるみ画、双葉社刊)ネタバレ批評(レビュー)
・「少女」(湊かなえ著、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「贖罪」(湊かなえ著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)