2010年06月07日

月曜ゴールデン 夏樹静子サスペンス「見えない貌〜イソ弁里村タマミの事件簿〜ダムに美しき水死体!出会い系美人妻の孤独と禁断愛…真相を追う母を襲う新たな殺人…真実のカギは親子愛」(6月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン 夏樹静子サスペンス「見えない貌〜イソ弁里村タマミの事件簿〜ダムに美しき水死体!出会い系美人妻の孤独と禁断愛…真相を追う母を襲う新たな殺人…真実のカギは親子愛」(6月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

専業主婦の溝口晴菜(石原あつ美)が殺され、ダム湖に死体が上がった。弁護士の里村タマミ(沢口靖子)は事件の容疑者、真田智一(松田賢二)の弁護を担当する。
フリーライターの真田は晴菜と携帯電話の出会い系サイトで知り合い、メールで連絡をとりながら不倫を楽しんでいた。真田は晴菜と会ってはいたが、殺していないと主張する。
タマミが晴菜の母、日野朔子(筒井真理子)を訪ねると、寂しい思いをしていた晴菜を支えてやれなかったと、朔子は自分を厳しく責める。
その翌日、事件は意外な展開を見せる。朔子があるホテルの一室で、ナイフで刺されて殺されていたのだ。警察は電話の通話記録などから晴菜のもう一人の不倫相手、永沢悟(新井康弘)を逮捕する。永沢には、朔子と晴菜の二人を殺した嫌疑がかけられた。
ただちに真田は釈放されるが、タマミは引き続き、永沢の弁護を引き受けた。
永沢は大筋で容疑を認めているが、犯行時の記憶があいまいだった。タマミは永沢の息子、彰(坂本恵介)から詳しく事情を聞く。
タマミは晴菜と永沢のメールの記録を詳しく調べているうちに、ある疑問がわいてくる…。永沢は本当に晴菜の交際相手だったのか…。
タマミは弁護士事務所の所長、塔之木善隆(古谷一行)のアドバイスとアシスタント椎名麻衣子(山田麻衣子)の協力を得て、真相の究明を進めるのだが…。
(公式HPより)


今回のあらすじはかなり端折ってます。
とはいえ、重要な部分は押さえてますのでご安心を。
では、どうぞ〜〜〜。


山梨県桂山ダムにて女性の死体が発見された。
死亡した女性の名は溝口晴菜。
タマミは晴菜のメール相手と目された真田の弁護を担当することに。

弁護にあたり晴菜の母親・朔子を訪ねたタマミ。

見えない貌3


朔子は真田のことを気にかけるでもなく何かを思いつめた様子。

翌日、ホテルにて朔子が死体で発見される。
ナイフで首筋を一撃。即死だった。
警察の捜査により永沢悟が逮捕される。
永沢は晴菜殺害にも関与しているらしい。
真田は釈放されタマミは引き続き永沢の弁護を引き受ける。

悟はメールで“望”と名乗り、晴菜と交際していたらしい。
死体遺棄は認めるものの、晴菜は自殺だったと主張する悟。
晴菜の死は「結婚してくれなければ死ぬ」と悟に迫った果ての出来事だったと云うのだ。
朔子殺害についても、呼び出されたホテルで出会ったところ気がつけば朔子が血まみれで倒れていたと訴える。
検察側は晴菜に無理やり関係を迫り断られたことから殺害したと主張。
真っ向から対立することに。

悟の息子で高校生の彰から悟のことを頼まれたタマミは全力を尽くすことを誓う。

晴菜の夫が不倫していたことが判明。
晴菜がメール相手“望”との交際に真剣に臨んでいたことが明らかに。

見えない貌2


さらに、朔子殺害の凶器となったナイフが朔子の購入したものとわかるに至り、晴菜の携帯から悟の存在を突き止めた朔子が悟を殺害しようとして誤って死亡したと推理する。
だが、検察側証人・秋元の登場で事態は一変。
秋元によれば朔子は晴菜殺害犯に復讐する気はさらさらなく、あくまで晴菜の最期について聞きたかっただけだったと語る。
正当防衛の道も塞がれ万事休したタマミ。

生前の晴菜のメールからメール相手“望”は「左利き」で「イタリア料理」が好きだと判明。
だが、彰によれば永沢悟は洋食よりも和食が好き。
“望”の正体は本当に悟なのか?
タマミは疑念を抱く。

そんな中、検事により悟に死刑が求刑される。
傍聴していた彰はショックを受け飛び出してしまう。
追いかけるうちにタマミは彰こそが“望”だと気付く。
自殺しかけた彰を説得しすべてを明らかにするように迫るタマミ。

ここに、彰はすべてを告白することに―――

彰と晴菜は愛し合っていた。
彰は23歳の新入社員、晴菜は独身と互いに偽り交際を続けていたが、真相を知った晴菜は結婚を望み彰の卒業を待ちきれないと詰め寄る。
心中を彰に持ちかけた晴菜はそのまま死亡してしまう。
彰から事情を聞いた悟は彰を庇い晴菜の死体を遺棄。
朔子に呼び出された際も身代わりとして出向いていた。

彰は晴菜からの嘱託殺人が認められる。
悟は朔子殺害について無罪を勝ち取るべく控訴することに。

秋元を訪ねるタマミ。
朔子の死は覚悟の自殺だったのでは、と推測を口にする。
朔子は娘・晴菜を弄んだ(と思い込んだ)悟を法的に抹殺すべく罪を重ねさせるよう自ら命を捧げたのだでは……。
タマミの推理を肯定する秋元。

こうして悟の裁判、その結審の日。
死体遺棄については有罪。
朔子殺害については無罪の判決が。
喜ぶ悟、彰。

実家の母に電話をかけるタマミ。
母は新聞にてタマミの活躍を知っていた。
タマミを応援する母の愛情に胸を熱くするタマミ―――エンド。

<感想>
ドラマはほぼ原作に忠実でしたね。
原作同様“親子の愛”がテーマでした。

変更点はタマミ親娘、悟が控訴し無罪、それと秋元がタマミの推測を認めた点かな。
全体的に原作よりもハッピーエンド寄りになってます。

ドラマ原作となる「見えない貌」は当ブログにてネタバレ書評(レビュー)済みです。
変更点を確認したい&興味のある方はこちらをどうぞ!!

「見えない貌」(夏樹静子著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

6月5日(土)には同じく夏樹静子先生原作、菅野美穂さん主演「Wの悲劇」の再放送が関東で行われました。

月曜ゴールデン「Wの悲劇」(1月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)

ちなみに古谷一行さんは6月4日の金曜プレステージ「十津川刑事の肖像2」に続いての二時間ドラマ出演です。

金曜プレステージ 西村京太郎サスペンス十津川刑事の肖像2「都民1300万人を誘拐した…都知事への脅迫電話で始まる連続殺人事件…死体に隠された秘密とは?愛と憎しみの復讐劇」(6月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)

<キャスト>
里村タマミ(さとむらたまみ):沢口靖子

塔之木善隆(とうのきよしたか):古谷一行

椎名麻衣子(しいなまいこ):山田麻衣子

日野朔子(ひのさくこ):筒井真理子

永沢悟(ながさわさとる):新井康弘
永沢彰(ながさわあきら):坂本恵介
秋元康介(あきもとこうすけ):中原丈雄
溝口晴菜(みぞぐちはるな):石原あつ美
溝口輝男(みぞぐちてるお):一條 俊
真田智一(さなだともかず):松田賢二

タマミの母 岡本 麗
(順不同、敬称略、公式HPより)


◆関連過去記事
「見えない貌」(夏樹静子著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「てのひらのメモ」(夏樹静子著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

月曜ゴールデン夏樹静子原作「Wの悲劇」(1月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ 西村京太郎サスペンス十津川刑事の肖像2「都民1300万人を誘拐した…都知事への脅迫電話で始まる連続殺人事件…死体に隠された秘密とは?愛と憎しみの復讐劇」(6月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「見えない貌 (光文社文庫)」です!!
見えない貌 (光文社文庫)



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