ソースは「ORICON STYLE」さん。
転載禁止とのことなので興味のある方は下記リンクよりどうぞ!!
・映画も大ヒット中の『告白』、今年初のミリオンセラー文庫に(ORICON STYLEさん)
http://www.oricon.co.jp/news/ranking/77062/full/
と、これだけでブログ記事にするのもなんなのでもうひとつ。
こちらは中島哲也監督のインタビューです、どうぞ!!
ソースの「シネマトゥデイ」さんによれば―――
5日に公開された映画『告白』のインタビューで、映画『下妻物語』『嫌われ松子の一生』『パコと魔法の絵本』を手掛けてきた中島哲也監督の映画作りが明かされた。
今までの中島監督の映画というと、明るい色彩、ポップな音楽というイメージがあるが、新作映画『告白』は、それとは趣を異にする作品。しかし中島監督は、「僕の中では何も変わっていない」と断言する。監督独特の作風に思える映像や音楽について、「映像をどういうふうに撮るか、色合いをどうするか、音楽をどうするかということは、考えなければならないことが100あるとしたら、そのうちの10くらいにしか考えていないんです」と明かした。
今回の映画『告白』の原作も、本屋の店頭で自分で見つけたという中島監督は、いつも「その原作をどう描くのが、一番効果的か」ということを念頭に置いて映画作りをしているという。つまり、そうして考えられてきた演出が、映画『下妻物語』に、コミックのアニメーションを挿入し、映画『嫌われ松子の一生』を、ミュージカル仕立てにし、映画『パコと魔法の絵本』を、お伽話の世界から飛び出したような色彩にするというものだったのだ。
今回の映画『告白』で、原作の物語を観客に伝えるために中島監督が選んだ演出は、物語を語るために不必要なものは一切排除することだった。本作には、「映像がリアルすぎる」といった声も上がっているが、中島監督は「教室にあんなに物がないなんてことはないし、街に登場人物しかいないなんてこともない。今までの映画はもちろん、今回の映画もリアルではないんです」と本作の世界観も、今までの映画と同じように、映画としての効果を考えて作り上げたものだと明かした。
また中島監督は、「登場人物の感情をしっかりと描くことができれば、観客の心に届くはず」という考えを持って、映画作りをしているという。映画『嫌われ松子の一生』には、松子が崇拝する(?)アイドルとして、光GENJIが使われていたが、『告白』にはAKB48のライブビデオを見るというシーンがある。中島監督はそれについて、「入れてみるとどうなるんだろうというただの興味です」と言いつつ、少年Bという登場人物のキャラクターを表現する役割も果たしていると語った。
撮影中は俳優・スタッフに非常に厳しいと言われている中島監督だが、それは「イメージです。今回もそんなことはなかった」と明かす。しかし、37人の13歳、生徒役の子どもたちには、「次に彼らが何かに出るときに、俳優としてちゃんとやってもらいたい」という思いから、厳しく演技指導をしたそうだ。「少なくとも彼らには次の現場で失敗しないでほしいですね」と語る中島監督からは、俳優に愛を持って接する、監督の優しさが伝わってきた。
『嫌われ松子の一生』で、「愛されたい」という思いから、人生の歯車を壊していってしまう松子の一生を描いた中島監督が、『告白』で描いたのは13歳の少年犯罪。『告白』に登場する少年も、「愛されたい」という思いから、犯罪に手を染めてしまったように思える。中島監督は、「誰だって、誰かに愛されたいじゃないですか。僕も愛されたいという思いがありますから、作品にもその思いが表れているのかもしれないですね」と話したが、「人間は弱いから、自分の負の要素に単純な理由付けをして、自分を正当化したがる。でも実際にはもっと複雑ないろんな要素があるんですよね」と、本作に描かれている少年犯罪も、家庭環境が唯一の原因ではないことを示唆した。
CMディレクターとして、数々のCMを制作してきた中島監督は、その商品をどうやって視聴者の心に届けるのが効果的かを考えるように、原作を大切にする監督であり、商品の良さを引き出すように、俳優を生かす監督であるということがうかがえた。そんな中島監督の新境地ともいえる本作は、まさに2009年本屋大賞に輝いた湊かなえの小説に命を吹き込んだといえる力作に仕上がっている。
映画『告白』は全国公開中
(シネマトゥデイさんより)
これを読む限り、映画版「告白」はエンタメ特化型の映画ではなくあくまで人間ドラマを描いたことになるようです。
あなたの感想はいかがでしょうか……。
◆関連過去記事
・小説版「告白」ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
「告白」(湊かなえ著、双葉社刊)
・コミック版「告白」ネタバレ批評(レビュー)はこちら。
コミック版「告白」(湊かなえ原作、木村まるみ画、双葉社刊)ネタバレ批評(レビュー)
・「少女」(湊かなえ著、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「贖罪」(湊かなえ著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「告白」コミック化等の情報はこちら。
映画「告白」は2010年6月5日全国東宝系にて公開!!
・「告白」映画化過去記事はこちら。
・湊かなえ先生の「告白」文庫化!!&主題歌決定!!主題歌はレディオヘッドの「ラスト・フラワー」に!!
・映画「告白」、カンヌ国際映画祭で絶賛など世界に向け4つの朗報!!
◆関連リンク(外部サイトに繋がります)
・「告白」(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008221
・「告白」(シネマカフェさん)
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/22756/
・「告白」(Gooさん)
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD16122/index.html
・映画「告白」なぜかピンク色なポスター解禁!木村佳乃は過保護すぎる母親役、岡田将生はウザい新人教師役(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0022153
・松たか子主演映画『告白』の主題歌に、レディオヘッド幻の名曲が決定!日本映画へ楽曲提供は初(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0023757
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http://www.cinemacafe.net/news/cgi/report/2010/05/8294/
・松たか子の表情がコワ過ぎ!東宝の映画史上初!『告白』禁断のラストシーンを15秒公開!(シネマトゥデイさん)
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http://www.cinematoday.jp/page/N0024771
・松たか子VS中島監督 告白イベントで激論抗争勃発!?(シネマカフェさん)
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/report/2010/06/8391/
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http://www.cinematoday.jp/page/N0024814
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http://www.cinematoday.jp/page/N0024882
・衝撃の映像で話題騒然の『告白』が大ヒット!中島哲也監督、映画作りの秘密を語る(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0024902
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