2010年06月23日

「沙粧妙子 最後の事件」(フジテレビ 1995年)

「沙粧妙子 最後の事件」(フジテレビ 1995年)ネタバレ批評(レビュー)です。脚本を担当したのは「NIGHT HEAD」で人気を博した飯田譲治。

ネタバレあります!!注意!!

<あらすじ>

沙粧妙子 最後の事件1


「人間というものがいる限り、この世界から悪意が消滅することはあり得ない。そして悪意は、目に見えないものとは限らない。」

異常犯罪に関するデータから犯人像を推定するプロファイリングチームの一員だった、警視庁捜査一課の警部・沙粧妙子(浅野温子)は、岩手県警から研修にやってきた刑事・松岡優起夫(柳葉敏郎)とコンビを組み、連続猟奇殺人事件の真相を追う。
一連の殺人事件の背後に元恋人でプロファイリングチームのリーダーだった梶浦圭吾(升毅)の影を感じる沙粧。懸命の捜査の一方で、次々と猟奇殺人事件が勃発していく…。
(アマゾンドットコムさんより)


では、上記を踏まえネタバレあらすじをどうぞ!!
一部、分かりやすいように改変してるのでそこは注意!!

<ネタバレあらすじ>

沙粧妙子(浅野温子)は警視庁捜査一課の女性警部。
過去にプロファイリングチームに所属していたがチームのリーダーであり恋人でもあった梶浦(升毅)が殺人を犯し暴走した結果、チームは解散。梶浦自身も行方不明になっていた。

そんな中、口に薔薇を詰め込まれ殺害されるという過去の梶浦の殺人に酷似した殺害方法で被害者が出る。
梶浦の関与を察した妙子は元プロファイリングチームのメンバーだった池波(佐野史郎)や新米刑事・松岡(柳葉敏郎)らと共に犯人を追う。
犯人・谷口(香取慎吾)は妙子に執拗な関心を示し、殺人を繰り返すものの、彼自身も口に薔薇を詰め込まれ死体となってプールに浮かんでしまう。

これで事件は終わったのか―――?
疑問に思う妙子に次なる連続猟奇殺人犯の影が。

北村(国生さゆり)や日置(柏原崇)、向山(塩見三省)などの犯人と対決していく妙子。
その誰もが何者かの見えざる糸により操られており、最後には死亡してしまう。

そして、遂に突き止めた彼らを操っていた真犯人の姿は―――池波?
池波は新たな獲物を松岡に定め、松岡の婚約者を殺害。
松岡は半狂乱に陥るが、自身の正義を信じ踏みとどまる。

池波と対決した妙子。
池波によれば梶浦は既にこの世にないと云う。
池波は妙子を愛していたがゆえに妙子に愛されるべく梶浦を模倣し、多くの連続猟奇殺人犯を生みコントロールしたと求愛。
だが、妙子は池波の愛を拒否。
池波は命を落とす。

妙子は池波さえもそれと知られずに操っていた人物がいると察知。
その人物の居る病院へ向かう。

警察病院のVIP専用集中治療室。
そこに彼は居た―――梶浦だ。
病気によりやせ衰え、機械で無理矢理命を繋ぎ止めているその姿に妙子は涙する。
梶浦はその頭脳と才覚を欲した警察上層部により保護されていたのだ。
だが、梶浦は疲れていた。
死にたくとも死なせてもらえない境遇に絶望した梶浦は妙子にメッセージを送るべく池波をコントロールし、妙子を導いた。

妙子はそんな梶浦を救うべく救命装置のスイッチに手をかける。

画面が暗転し、ピーという機械音のみが流れ続ける。

その場を足早に走り去る妙子―――エンド。

<感想>

カルト的な人気を誇った本作。
次々と現れる操りの構図に視聴者は翻弄され、「真犯人はアイツだ」と謎解きに興じたものでした。

時代的に佐野史郎さんといえば“冬彦さん”だったこともあって池波の関与は早くから噂されていましたが梶浦があんな形で生存していることを予測した人はそう居なかったようです。
ネットが普及していなかったこともあるかもしれませんね。

とりあえず上記で「沙粧妙子 最後の事件」は終わり。
好評を受け、続編であるスペシャルドラマ「沙粧妙子 帰還の挨拶」(フジテレビ 1997年放送)に続くわけです。
ちょっとネタバレすると続編では松岡は出ません。
傷心の為、地方に転勤したことになってます。
死んでいる池波は出てくるのにねえ……。
ちなみに若かりし日の草g君も出てるのでチェック!!

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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 放送終了ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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