関連して「ただではすまないトークセッション!」が行われました。
映画「ロストクライム -閃光-」とは―――
永瀬隼介さんの小説「閃光」が原作。
渡辺謙さんの息子さんである渡辺大さんと奥田瑛二さんのダブル主演で話題。2010年7月3日公開予定。
「映画『ロストクライム -閃光-』予告編」
原作「閃光」ネタバレ書評(レビュー)など詳細は過去記事よりどうぞ。
・「閃光」(永瀬隼介著、緒方修一デザイン、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・あの“三億円事件”を扱った「ロストクライム-閃光-」2010年初夏公開予定!!
・映画「ロストクライム−閃光−」を伊藤俊也監督が語る!!
・映画「ロストクライム -閃光-」完成披露イベント!!
「ただではすまないトークセッション!」についてソースの「シネマトゥデイ」さんによれば―――
2日、丸の内の東京国際フォーラムで映画『ロストクライム -閃光-』「ただではすまないトークセッション!」が行われ、作家の宮崎学、精神科医の香山リカ、社会学者の宮台真司、そして本作の原作者で作家の永瀬隼介が登場した。
宮崎や香山、そしてジャーナリストの田原総一朗などが運営するメディア勉強会「フォーラム神保町」とのコラボ企画として実施された本企画。昭和犯罪史上最大のミステリーと呼ばれた、1968(昭和43)年の未解決事件「三億円事件」について、それぞれの論客たちが独自の視点やそれぞれの立場から、事件について鋭く切り込むという趣旨で行われた。
この日の司会を担当した宮崎は「未解決事件が起きるたびに、お前が犯人じゃないかと言われてきました(笑)」と自身が犯人と疑われたグリコ森永事件にかけて軽妙にあいさつ。原作者であり、ノンフィクションライターの永瀬は「犠牲者がいないと言われた3億円事件なんですが、背景を調べていくうちに、事件に人生を狂わされた犠牲者がいることがわかったんです。当時の捜査はどんな風だったんだろうと思っていて調べると、非常に無茶苦茶で、内部分裂をしていました。これは興味深いミステリーが書けるのではないかと思ったんです。この原作は過去と現在を行き来するので、映画化は難しいかなと思っていたんですが、出来上がった作品も過去の再現シーンが非常に迫力があって、原作者としてはとても満足しています」と執筆のきっかけを明かした。
そして宮崎は本事件を非常に効率のいい事件だと解説する。「犯罪を犯すと、これだけの金が得られるけど、どれくらい刑務所に入るかということを考えるんです。まずこれは強盗じゃなくて窃盗ですよね。すると量刑的に5年以上の差が出てくる。そして時効までの期間が短い。非常にコストパフォーマンスが高い犯罪だと言えます」とコメント、さらに単独犯の犯行と読んでいることも明かした。
その理由について、「複数犯の事件で警察に捕まっていないのはまさにグリコ森永事件だけですから(笑)。集団だと必ずどこかで計画が漏れてしまうんですね。グリコ森永事件の場合は、仲間同士に分け前をきちんと分け合ったからうまくいったんだと思います」と億単位の金額が動いた昭和の未解決事件を例に挙げた。そして本作で複数犯説を採用する原作者の永瀬との意見交換が積極的に行われ、会場からも活発な意見が出されるなど大盛り上がりのトークセッションとなった。
本作は、ジャーナリスト出身の作家、永瀬隼介の原作を基に、映画『女囚701号 さそり』『誘拐報道』の伊藤俊也監督が、発生から40年以上を経てなお未解決の「三億円事件」の真相に迫るサスペンス超大作。ある殺人事件の捜査に乗り出した老刑事と若手刑事のコンビが、次第に「三億円事件」の大きな闇に呑み込まれていく……。
映画『ロストクライム -閃光-』は7月3日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開
(シネマトゥデイさんより)
「ロストクライム -閃光-」といえば、こんな記事も発見!!
ソースの「TechinsightJapan」さんによれば―――
俳優・渡辺大はあの渡辺謙の息子だが、今の彼にはそんな肩書きはもはや不要だろう。この夏公開される大作映画「ロストクライム-閃光-」に主演する渡辺大。同映画で彼と共演する武田真治も注目されるが、渡辺の口から武田の“役者としての究極のプロ根性”が明らかにされた。
「ロストクライム-閃光-」は1968年に発生して未解決である「昭和最大のミステリー」三億円強奪事件に関する物語だ。同事件はこれまでも映画、ドラマとして多数撮られているが、今回は従来の作品には無い真相に迫るサスペンスとなる。
主演する渡辺大が6月22日の『ごきげんよう』に出演した際に撮影中の苦労話を明かした。渡辺が演じるのは若手刑事・片桐慎次郎で、武田真治は記者・宮本翔大。そしてベテラン夏八木勲が元警察官のホームレス・緒方耕三を熱演している。
昨年の12月6日、かなり寒い日の事だ。この3人が川に落ちるシーンが難航して撮影は夜の9時から翌朝の6時にまで及んだという。しかし、そのなかでももやる気満々で燃えていたのが武田真治だった。武田は20万円もする自前のレザージャケットを着て撮影に臨んだ。当然水に落ちると縮むことになる。その熱意に渡辺大も感動したという。だが、川に落ちるシーンの前になると武田は「泳ぐのは苦手なんでよろしく」と言いだし、相手役の夏八木勲にも「もし、だめならよろしく」と懇願していた。
川に入った武田と夏八木がもみ合うシーンがしばらく続いた。すると案の定、武田真治が泳げなくなり夏八木に襟首を引かれて救助された。渡辺は撮影前にあれほど燃えていた武田の姿を思い出し、見てはいけないものを見てしまったと感じた。
武田真治の名誉の為に付け加えると、このシーンはボートを走らせて波が押し寄せた状態で撮影するので、川の流れと、大きな波が来て、さらに極寒という劣悪な状態で行われたのだ。泳ぎが苦手な彼が力尽きるのも無理はないのである。そんな中で最も元気が良かったのがベテラン夏八木勲だったのだ。渡辺は撮影中に彼が食べる食事の量もずば抜けて多いことに驚いたという。彼が昨年の話題作「劔岳 点の記」では山で過酷な修行をする行者を演じたのもうなずけるのだ。
ところで、武田真治をはじめみんなが、悪条件のもとに9時間かけて夜を徹して行ったこの撮影で、使う部分は僅か5分程度だという。“映画を作る”ということがいかに大変なことかを知ることができるエピソードである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
(TechinsightJapanさんより)
このシーンは原作のラストのアレのことでしょうね。
濁流のくだりを多少変えたということかも。
それにしてもいいのかな、ラスト明かしてしまってて……。
どちらにしろ9時間!!これはつらそうだ……。
「三億円事件」を扱った作品といえば―――
まず映画では「初恋」。2006年6月10日に公開された中原みすずさん原作、宮崎あおいさん主演、小出恵介さん出演の作品。
2010年6月24日現在Gyaoさんにて無料配信されています。
興味のある方は観てみては?
気になる方は過去記事をどうぞ。
・あの“三億円事件”を扱った「ロストクライム-閃光-」2010年初夏公開予定!!
コミック(漫画)では現在「週刊ヤングマガジン」にて連載中の
「三億円事件奇譚 モンタージュ」も注目。
こちらも現在当ブログにてネタバレ批評(レビュー)中です。
・「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!
・「講談社ヤングマガジン」連載「三億円事件奇譚 モンタージュ」第1話(ヤングマガジン27号掲載)ネタバレ批評(レビュー)
・「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第2話(ヤングマガジン28号掲載)ネタバレ批評(レビュー)
・「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第3話(ヤングマガジン29号掲載)ネタバレ批評(レビュー)
話題の映画「ロストクラム −閃光―」。
7月3日に迫った公開日が楽しみですね〜〜〜。
◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・「ロストクライム -閃光-」(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008692
・「ロストクライム -閃光-」(シネマカフェさん)
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/22800/
・「ロストクライム -閃光-」(Gooさん)
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD15767/index.html
・〈映画大好き!〉3億円事件で時代活写「ロストクライム」(asahi.comさん)
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY201005280272.html
・父の渡辺謙譲りの精かんなマスク!俳優・渡辺大が奥田瑛二から「芯の通った映画俳優に」と激励!!(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0025019
・渡辺謙の息子渡辺大が3億円事件で漫画家・渡辺潤と奇妙な偶然…親父が犯人?(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0025064
・40年以上を経て未解決…三億円事件の犯人は単独犯か複数犯か?激論闘わす(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0025129
・【エンタがビタミン♪】“たった5分”の為に9時間も。極寒の川に飛び込んだ武田真治のプロ根性。(TechinsightJapanさん)
http://japan.techinsight.jp/2010/06/lostcrime-takedasinji-sainan.html
・「初恋」(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/movie/T0004374
・「初恋」(Gooさん)
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD40767/index.html
・宮崎あおいさん「初恋」単独インタビュー
http://www.cinematoday.jp/page/A0001074
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