2010年07月05日

「インファナル・アフェア」3部作ネタバレ批評(レビュー)

「インファナル・アフェア」3部作(インファナル・アフェア、無間序曲、終極無間)ネタバレ批評(レビュー)です!!

「インファナル・アフェア」とは―――
詳しくは本記事下部掲載の<ネタバレあらすじ>参照。

インファナル・アフェア1


・インファナル・アフェア1

マフィアの組員の18歳のラウは、ボスのサムの指示で香港警察に入る。一方、ラウ(アンディ・ラウ)と同じ警察学校に通っていたヤン(トニー・レオン)は組織犯罪課のウォン警視(アンソニー・ウォン)に見込まれてマフィア世界へ潜入。10年後、ラウは警察内で出世し、ヤンもサムに気に入られて麻薬取引をまかされるまでになっていた。そんな中、マフィアも警察も内部情報者がいると知り、双方とも裏切り者を探す指示をラウとヤンに下すのだった……。
(アマゾンドットコムさんより)


・インファナル・アフェア2

1991年、香港マフィアのドンが暗殺される。ウォン警部(アンソニー・ウォン)は次のボスに扱いやすいサム(エリック・ツァン)がなることを望むが、結局ドンの次男ハウ(フランシス・ン)が権力を握る。
(シネマトゥデイさんより)


・インファナル・アフェア3

潜入捜査官としてマフィアの一員になったヤンと、マフィアの指令で警官となったラウ。ふたりの壮絶な運命を描くシリーズ完結編。第1作のラストでヤンが死んだ後から、物語は始まる。警官として生きること選んだラウ(アンディ・ラウ)は、警察内に残る潜入マフィアたちを始末してきた。だが、大物密輸商人シェン(チェン・ダオミン)とエリート警官ヨン(レオン・ライ)がラウの前に立ちはだかる。
(アマゾンドットコムさん+シネマトゥデイより)


<感想>

ハリウッドにて「ディパーテッド」としてリメイクされた本作。
その面白さは折り紙つき。
男たちの愛、友情、信念や正義が複雑に絡み合ってストーリーは進む。
それに加えて陰謀、探り合い、対決などの各エピソードが華を添える。
ストーリーのつじつま上、多少の瑕疵(サムがヤンをハウの身内と知らない、など)があるもののそこに捉われることなく集中できる稀有な作品だろう。
そんな「インファナル・アフェア」は間違いなく近年を代表する名作であり、管理人が手放しでオススメ出来る作品のひとつだ。

ちなみにリメイク作「ディパーテッド」のあらすじはこちら。

犯罪者の一族に生まれたビリー(レオナルド・ディカプリオ)は、自らの生い立ちと決別するため警察官を志し、優秀な成績で警察学校を卒業。しかし、警察に入るなり、彼はマフィアへの潜入捜査を命じられる。一方、マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)にかわいがられて育ったコリン(マット・デイモン)は、内通者となるためコステロの指示で警察官になる。
(シネマトゥデイさんより)


3部作をかなり凝縮した話しのもよう。
すっきり型は「ディパーテッド」。
じっくり型は「インファナル・アフェア」か。
とはいえ、やはり管理人は「インファナル・アフェア」3部作を推す。

時系列的には2、1、3の順だがやはり公開順に1、2、3と鑑賞するのが管理人のオススメ。
キャラクターへの思い入れが違う。
出来れば1回といわず、2回、3回と観たい。

とりあえず、全部を伝えきるのは到底不可能だが、ある程度の雰囲気をネタバレあらすじにて盛り込んでみた。
気になる人はそちらで予習後、本編を視聴して欲しい。

蛇足:「インファナル・アフェア」にはパロディとして「インファナル・アンフェア 無間笑」なる代物がある。
意図して作られた純然たるパロディなので気になる方はチェックを(下記にアマゾンへのリンクあり)。

「インファナル・アフェア」と同じく、トニー・レオンとアンディ・ラウが共演した「インファナル・デイズ〜逆転人生〜」という作品もあるがこちらは「インファナル・アフェア」よりも公開年度が以前の作品でパロディではない。
「インファナル・アフェア」の大ヒットを受けセールスの仕方が変更されてしまった不遇な作品である。
とはいえ、トニー・レオン、アンディ・ラウが共演する「インファナル・アフェア」好きには堪らない一品。
興味のある方はこちらもどうぞ(下記にアマゾンへのリンクあり)。

<ネタバレあらすじ>

・インファナル・アフェア1

インファナル・アフェア1


警察官でありながら組織の調査を命じられ潜入捜査を行うヤン。
組織の人間でありながら警察の情報を横流しするため警察官になったラウ。
組織と警察―――時を同じくして、互いが互いに内にスパイを抱えていることに気付く。

組織の長・サムとウォン警視はスパイ狩りを開始。
ヤンとラウは互いの存在を感じ合いながらスパイを追い命をかける。
そんな中、ウォン警視がサムにより殺害される。
ヤンの潜入捜査の事実を知るのはウォン警視とヤンのカウンセラーである女医のみ。
警察内での身分保証を失ったヤンは追い詰められウォン警視の仕事を引き継いだラウと接触する。
普段から、組織と縁を切り陽の当たる世界に行きたいと考えていたラウはこれを利用しサムを抹殺。
だが、ラウこそがスパイであると気付いたヤンはラウと決着をつけようとする。
直接対決するヤンとラウ―――交錯する男と男の信念。

インファナル・アフェア7


状況はヤン有利に進み、このままヤンが勝つかと思われたが……意外な伏兵の乱入により事態は紛糾することに。

インファナル・アフェア8


警察内にはラウ以外にもサムの部下が潜んでいたのだ。
ヤンは隙を突かれその男に射殺されてしまう。
親しげに自分へと話しかけてくる男を見たラウは射殺されたヤンの姿を確認すると憎悪と苛立ちを覚え、相手の男を射殺する。

ラウはヤンに代わり正義を行う為、自分の正体を知る者をすべて始末することを決意するのだった―――エンド。

・インファナル・アフェア2 無間序曲

インファナル・アフェア2


これはヤンとラウがまだ若かりし頃の物語。
サムはまだ組織の長ではなく、ウォンも警視足りえていなかった。
香港はまだ返還もされていなかった。
そんな過去の物語。

サムが属する組織の長を父に持つヤン。
サムに命じられ警察学校に入学したスパイ候補生のラウ。
二人は同じ警察学校の同期だった。

ヤンは闇に生きる家族を嫌い正義を行おうと警官を目指し、常にトップの成績を修め期待の星となっていた。
ラウはサムに拾われた後、サムの妻に憧れサムの望む通りスパイとなるべく警察学校に進んだ。
そんなある日、ヤンの父が死亡し異母兄ハウが組織を継ぐことに。
ヤンはウォン警視に見込まれ潜入捜査官に仕立て上げられる。

インファナル・アフェア6


警察学校を中退し組織に潜入したヤン。
警察学校を卒業し警察に潜入したラウ。
対象的な二人の人生がここに交錯した。

サムはハウと対立し命を狙われることに。
サム自身の強運とサムの妻の奮闘により、生き残ったサム。
サムの妻に袖にされたラウの暗躍で妻を失うもののウォン警視の裏をかきハウとその一族を皆殺し(ヤンを除く)にすることに成功する。

最愛の妻を失いながら、組織を乗っ取ったサム。
憧れの人を殺害し、警察官として出世街道を歩み始めたラウ。
正義を貫く為に異母兄や親族を失ったヤン。
治安のためにハウを排除したものの、サムを呼びこんでしまったウォン。

それぞれがそれぞれに痛みを抱えプロローグは繰り返す―――エンド。

・インファナル・アフェア3 終極無間

インファナル・アフェア3


ヤンは死んだ。
ラウの取った行動は正当なものと認められた。

インファナル・アフェア4


ラウは自らの出自に繋がりうる組織の人間を抹殺することに奔走する。
それこそがヤンの意志を継ぐ正義と信じて。

そんなラウの前にエリート警官のヨンと密輸商人のシェンの存在が立ち塞がる。
ヨンとシェンは裏で繋がっていた。
彼らを“悪”と認定したラウは排除を決定。
証拠固めに動く。

ラウの前にたびたび現われるヤンの幻影。
それは何かをラウに訴えかけていた……。

インファナル・アフェア5


ついにヨンのオフィスに乗り込んだラウはヨンを詰問する。
勝利を確信するラウだが、そこへ現れたのはシェン。
シェンは潜入捜査官だった。
ヨンはヤンと警察学校の同期。
成績は常にヤンに次いでおり、ヤンにライバルというべき憧憬の念を抱いていた。
ヨン、シェン、ヤンは過去に出会い、共に正義を行うことを誓い合っていたのだ。
ヤンの掲げる正義。その真の後継者はヨンとシェンだった―――。

ラウはどこまでいってもラウでありヤン足りえない。
鏡に映る自分の姿はラウのままだった―――絶望したラウは銃を乱射。
ヨン、シェンも迎え討つ。

銃声が鳴り止んだそこに立っていたのはシェン。
ヨンはラウにより眉間を一発、即死だった。
ラウは重傷を負うものの命を取り留めた。
シェンも怪我を負う。

ヤンは潜入捜査官として名誉を回復され、警官としてヨンと並び葬られた。
ラウは身体に麻痺が残ったものの、精神的には至って健康である。
ラウの脳裏にはこれまでに重ねてきた罪が去来し続けているのだろう。
彼は心理の牢獄に囚われた。
そこに終わりが訪れることは、未来永劫ラウが死ぬまでありえない。
そしてラウは自ら死を選ぶことも許されないのだ―――エンド。

◆関連過去記事
・アンディ・ラウさんの他の出演作はこちら。
アンディ・ラウの「三国志 THREE KINGDOMS:RESURRECTION OF THE DRAGON」ネタバレ批評(レビュー)

・2012年10月15日にTBSにて放送された日本リメイク版前編はこちら。
「ダブルフェイス 潜入捜査編(TBS版) ヤクザの幹部VSエリート刑事…二人の真の姿は互いに“潜入”するスパイ…孤独な男達の運命は?そして愛の行方は?圧倒的スケールで描く大作」(10月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)

・2013年1月5日にTBSにて放送された日本リメイク版後編はこちら。
「ダブルフェイス 偽装警察編 大反響御礼!傑作サスペンスを今夜特別版で地上波初放送エリート刑事VSヤクザの幹部…二人の正体は互いに潜入するスパイ 孤独な男の運命と愛の行方」(1月5日放送)ネタバレ批評(レビュー)

◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・インファナル・アフェア(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/movie/T0001640

・インファナル・アフェアU 無間序曲(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/movie/T0002090

・インファナル・アフェア III(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/movie/T0002647

・ディパーテッド(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/movie/T0004966

・ディパーテッド(シネマカフェさん)
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/22134/

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誤解されがちですが、パロディではありません。
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