<4話ネタバレあらすじ>
車教授のフルネーム車 路久(くるま みちひさ)がシャーロック(車路久は音読みでシャロク)であることに気付いた愛理。
不思議な縁を感じる。
そんなある日、バイト先の書店でとある老婦人と店長の問答を聞きつける。
老婦人は「シャーロック・ホームズの冒険」収録「唇のねじれた男」にてワトソン(以下ワトスン)の妻が夫を呼ぶ「ジェイムズ」という名が誤植ではないかと訴えていたのだ。
確かにワトスンのフルネームは「ジョン・H・ワトスン」で「ジェイムズ」ではない。
出版社へ問い合わせた店長だが、原稿がそうなっている以上芳しい解答は得られない。
店長は老婦人に「ワトスンの妻が誤って愛人の名前を読んでしまったのでは?」と云ってしまう。
後日、老婦人に出会った愛理は彼女から余命幾許もない夫がホームズ譚を楽しみにしていたが店長からの言葉を伝えた途端、(ホームズを)避けるようになってしまったと告げられる。
どうも、ワトスン夫妻に自分たちの姿を重ね合わせていたらしい。
老婦人の寂しげな様子を気にかけた愛理は車教授に相談することに。
そこで意外な真相を明かされる。
答えは3話にも出た「シャーロック・ホームズ―ガス燈に浮かぶその生涯」に掲載されたセイヤーズの説にあった。
愛理は老婦人を介してその御主人の病院を訪ねる。
だが御主人は昏睡状態だった。
それでも愛理は車教授から教えられたセイヤーズの主張を伝える。
それによればジョン・H・ワトスンのミドルネーム「H」は“ヘイミシュ”。
“ヘイミシュ”はスコットランドの古い名前で英語だと“ジェイムズ”になるという。
つまり、ワトスンの妻は夫に対し親しみを込めてミドルネームで呼んだことになる。
愛理の話を聞いた老婦人の夫は無意識に妻の手を力強く握る。
彼に愛理の声が届いたのだ。
喜ぶ老婦人。
病院からの帰り道、愛理は車教授のことを考えていた―――4話エンド。
<感想>
愛理は車教授に特別な思い入れがある様子。
それは「シャーロック」と読める教授の名前と関係ありか。
となると、愛理は父親を知らず、母親から聞かされた父の手掛かりが「シャーロック」と読める名前だったとかありそうだなぁ。
だから愛理は「ホームズ」に興味を持っており、車教授のことを意識している―――というところか。
でも、車教授と愛理が親娘というのはなさそう。
車教授と愛理の父が“シャーロッキアン”として親友だとかで愛理の勘違いかなぁ。
5話が楽しみです。
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・WEB漫画アクション
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◆関連過去記事
・双葉社刊「漫画アクション」にてホームズミステリー「シャーロッキアン!」(池田邦彦作)連載中!!
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