2010年07月19日

月曜ゴールデン 警視庁機動捜査隊216〜長い夜「眠らない街で交差する二つの殺人…エリート女性がなぜ売春を?大都会に潜む心の闇に機捜が迫る!リミットは24時間!?」(7月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン 警視庁機動捜査隊216〜長い夜「眠らない街で交差する二つの殺人…エリート女性がなぜ売春を?大都会に潜む心の闇に機捜が迫る!リミットは24時間!?」(7月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

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沢村舞子(沢口靖子)は警視庁第二機動捜査隊に所属する警部補。機動捜査隊とは都道府県の警察本部刑事部に所属する執行部隊で、受け持ち地区をパトロールしながら傷害、強盗、殺人などの事件が発生した場合、事件の初動捜査に当たる。勤務は交代制だが当番の際は24時間勤務となり過酷だ。そんな過酷な任務に就いている舞子は巡査部長の金子(赤井英和)と富田(松尾諭)、巡査長の佐藤(斉藤祥太)と班を組んで日々任務に当たっている。
ある日、いつものように朝9時からの24時間勤務に就いた舞子は金子とペアを組み、受け持ち管内へとパトロールに出る。昼間、二人組のバイクによる引ったくり犯を現行犯逮捕した舞子たち。夜は何事も起きなければいいと願う舞子たちだったが、その思いとは裏腹に、警視庁から事件を知らせる連絡が入り、舞子たちは110番通報があった繁華街のラブホテルへ。現場急行した舞子たちはラブホテルの一室で女性の絞殺死体を目にする。第一発見者はホテルのパート従業員・信代(根岸季衣)で、信代は被害者の女が週に何回かホテルを利用しており、売春行為をしていたのではと証言する。
早速現場付近の捜索に当たった舞子と金子は付近のゴミ箱から防犯カメラに被害者と一緒に写っていた男が被っていたとおぼしき帽子を発見。一方の富田と佐藤は現場付近をうろつく不審な男・遠藤真一(大高洋夫)を取り押さえる。被害者の女は竹内貴美子(濱田万葉)といい、夫がデザイン事務所を経営し、自身も証券会社に勤務するエリート社員だったと判明。不審者として取り押さえられた遠藤は地方の教育委員だった。舞子は新聞記者の土居(西村雅彦)から貴美子には以前から売春の噂があり、その上勤めていた証券会社のインサイダー取引疑惑に関する情報も握っていたらしいとの情報を得るが、事件の捜査は舞子たちから捜査一課に委ねられ、舞子たちは再び管内のパトロールに……。そんな舞子たちにまたしても事件を知らせる連絡が入る。
(公式HPより)


では、続きから……

警視庁機動捜査隊216 3


貴美子の夫・友彦によれば所持品からシステム手帳や財布が消えていた。

クローバー証券に勤めていた貴美子。
土居によれば、クローバー証券の鈴木(升毅)の秘密を貴美子が掴んでいたらしい。

警視庁機動捜査隊216 2


土居を苦手とする舞子。
実は舞子にはトラウマがあった。
過去に被疑者に発砲することを躊躇った為に被害者が出たのだ。
被害者は当時生まれたばかりの赤ん坊を連れており、その目の前での悲劇だった。
当時の土居はそんな舞子の逡巡を新聞記事にし批難し続けた―――舞子を精神的に追い詰めるほどに。

一方、拘束された遠藤は黙秘を続けていたが、ぽつぽつと事情を語り始める。
以前、貴美子に誘われ関係を持って以来、それをネタに謎の脅迫者から脅されていたと云うのだ。
遠藤は脅迫者の正体は貴美子に違いないと云うが……。

そこへ変死体発見の報が。
死体は貴美子と同じ殺害方法で殺されていた。
同一犯による犯行を疑う舞子。

これにより、拘束されていた遠藤への疑惑は晴れる。
変死体は朝井リエと判明。
朝井と貴美子は売春行為を行っており捜査本部はそこに注目。
貴美子と違い朝井の財布がそのままだったことから異議を唱える舞子たちだったが、あくまで蚊帳の外に。

貴美子の所持品からフレグランス(香水)が紛失していることに気付いた舞子。
何者かが自分で使用する為に持ち去ったと推理した舞子は持ち去った人物を女性だと考える。

その頃、信代の手許には貴美子のシステム手帳があった。
そして脅迫される鈴木の姿―――。

土居から鈴木が消えたと聞いた舞子。
同時期に信代も姿を消す。
信代こそが遠藤を脅迫していた脅迫者の正体であり、貴美子のフレグランスや財布、システム手帳を盗んだのでは……と考えた舞子。

警視庁機動捜査隊216 5


今度は鈴木を脅迫したと予測。
もし、そうならば信代が危ない!!
舞子たちはNシステムで鈴木を追う。

信代を襲う鈴木。
危機一髪駆け付けた舞子たち。
舞子はトラウマを乗り越え鈴木に向け発砲。
鈴木を逮捕する。

直後に現場近くで拾った帽子の持ち主から鈴木ではなく、友彦が犯人だと気付く舞子。
当の友彦は廃ビルから投身自殺しようとしていた。
それを押し留める舞子にすべてを告白する友彦。

友彦は妻の売春と真意を知り裏切られたと激怒、殺害する。
後悔に駆られている所に朝井リエと遭遇。
売春を誘われ、妻同様に怒りを感じ殺害してしまった。

舞子は「朝井リエの母親に恨まれる義務がある」と友彦を説得。
逮捕する。

長い夜が明け、土居が舞子の前に現れる。
「心が壊れるんだそうだ」鈴木や貴美子の心を代弁する土居。
鈴木たちは仕事柄、利益を重視し人命を軽視してしまうらしい。
貴美子は自分に血が通っているか確かめる為に売春していたのかもしれない。
「あんた、心は壊れていないか?」舞子をフォローする土居。
土居は舞子が過去のトラウマとなった事件で被害者を出したものの、赤ん坊の命は救ったのだと指摘する。

警視庁機動捜査隊216 4


そして、今日も舞子たちは夜の街を駆ける―――エンド。

<感想>
ミステリとしての要素は薄い。
とはいえ、フレグランス(香水)から女性の関与を引き出すロジックは面白かった。

総評すると、物語的な面白さは余りなかった。
話は性急過ぎるし、盛り上がりも無い。
トラウマの乗り越え方もあっさり、ストーリーに重さも無い。
シリーズ化は難しいだろうなぁ……と思う。

ちなみに来週の「月曜ゴールデン」は「緑川警部VS『16時02分の路線バス』」。
あらすじ詳細やその前作「緑川警部VS86人の容疑者」ネタバレ批評(レビュー)はこちら。

2010年7月26日の「月曜ゴールデン」は「緑川警部VS『16時02分の路線バス』」に決定!!&シリーズ前作「緑川警部VS86人の容疑者」ネタバレ批評(レビュー)!!

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沢口靖子さん主演の2時間ドラマ批評(レビュー)はこちら。
・「月曜ゴールデン」
月曜ゴールデン 夏樹静子サスペンス「見えない貌〜イソ弁里村タマミの事件簿〜ダムに美しき水死体!出会い系美人妻の孤独と禁断愛…真相を追う母を襲う新たな殺人…真実のカギは親子愛」(6月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

・「科捜研の女」
科捜研の女2時間スペシャル「恐怖の200メートル狙撃疑惑の体内弾道!?矛盾する発射タイミング!!京都〜小豆島、逃げる女vs迫る狙撃者の謎」(3月18日放送)ネタバレ批評(レビュー)

科捜研の女スタートスペシャル「狙われた科捜研!残された指紋容疑者にされた研究員DNAの罠!仕組まれた誤認逮捕!!接点なき二つの殺人」(7月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)

<キャスト>
沢村舞子:沢口靖子

金子洋平:赤井英和

富田康介:松尾 諭
佐藤 守:斉藤祥太

竹内友彦:橋爪 淳
渡辺信代:根岸季衣
鈴木和弘:升 毅
竹内貴美子:濱田万葉
遠藤真一:大高洋夫
朝井リエ:有末麻祐子

土居健作:西村雅彦 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


こちらは「216」ならぬ「警視庁第4機動捜査隊」!!
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シキソー 警視庁第4機動捜査隊 1 (ガンガンコミックスONLINE)






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