2010年08月24日

四条河原町阪急閉店に作家・海月ルイ先生がコメントを寄せる

8月22日(日)に閉店した四条河原町阪急。
多くの人がその閉店を惜しみましたが、作家・海月ルイ先生から閉店に対しコメントが寄せられました。

ソースの「asahi.com」さんによれば―――

1976年の開業以来、京都の繁華街・四条河原町の顔の一つだった「四条河原町阪急」(下京区)が22日夜、営業を終えた。若者ファッションの発信地として、待ち合わせのスポットとして親しまれた店で、常連客や従業員たちは、さまざまな思いを巡らせた。

〜中略〜

「学校帰りに同級生たちと、ごったがえす店内をワクワク、ドキドキしながら見て回りました」と開業当時を振り返るのは、京都市出身の作家、海月(うみづき)ルイさん(51)。ブロンズ色のシックな外観、シャンデリアをふんだんに配したロココ調の店内。女性店員は制服でなく、私服を着用――。「ファッションデパート」と銘打った阪急は、見るものすべてが斬新だった。

そして、作家となり、人の往来が激しい阪急前を、自著のミステリー小説の舞台にした。「京都の繁華街の顔、待ち合わせのスポットと言えば阪急前。阪急が閉店しても、また小説に登場させたい」と話す。

阪急は、芸術文化の発信地でもあった。86年に始まった芸術イベント「ART JUNCTION」。ショーウインドーを若い芸術家の発表の場として開放し、95年まで続いた。88年と93年に出品した赤松玉女・京都市立芸大教授(50)は「若手芸術家にとって、生活空間でメッセージをいかに伝えるかを学べる場だった。あのイベントはメセナ(企業の芸術支援)の走りだった」と話した。

阪急撤退後のビルは、改装工事を経て、来春、大手小売りの丸井に生まれ変わる。
(asahi.comさんより)


海月ルイ先生といえば「第37回オール讀物推理小説新人賞」や「第19回サントリーミステリー大賞&読者賞」を受賞された実力者。
受賞歴からもお分かりの通り推理小説を多数ものされています。
主な著書には「第19回サントリーミステリー大賞&読者賞」受賞作である「子盗り」や「プルミン」。
結構、ヘビーな作風が特徴。

「子盗り」とは―――

<あらすじ>

子盗り1


第19回サントリーミステリー大賞・読者賞ダブル受賞!

子供に恵まれず追い詰められた夫婦は産院に忍びこみ新生児を奪って逃げるが、看護婦に見咎められる。女達の暗い情念を描いた傑作

三度めの挑戦で、見事にサントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞した海月さん。「女性にしか書けないミステリー」(浅田次郎氏)、「文章と表現は、極めて的確であり、登場する女性たちの人物像と背景には説得力がある」(篠田節子氏)、「ある展開を見せるあたりの手際は心憎いばかりだ」(北村薫氏)等、選考委員各氏の絶賛を受け、満票での受賞となりました。十九回めを迎える同賞ですが、なんと邦人女性の大賞受賞は初めて。多くの先輩女性ミステリー作家に続く活躍が期待されます。(HT)
(文藝春秋公式HPより)


「プルミン」とは―――

<あらすじ>

プルミン1


あの子が死んだのは、天罰です

公園で遊んでいた4人の男児の1人が見知らぬ女に貰った乳酸飲料を飲んで死んだ。他の子に暴力を振るっていた彼は復讐されたのか

信宏、孝、秀樹、雅彦。公園で遊んでいた4人の小学一年生は見知らぬ女から乳酸飲料のプルミンを貰い、それを飲んだ雅彦が死んだ。雅彦は他の子達に暴力をふるい、物品をとりあげていた。雅彦の母・佐智子に抗議した信宏の母・亮子は葬式で佐智子に「あんたが犯人だ」と罵倒される。現代の母親達の心の闇を描く傑作ミステリー。
(文藝春秋公式HPより)


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◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・いろんな思い出、巡らせて… 四条河原町阪急、営業終了(asahi.comさん)
http://mytown.asahi.com/areanews/kyoto/OSK201008220127.html

「子盗り (文春文庫)」です!!
子盗り (文春文庫)





「プルミン (文春文庫)」です!!
プルミン (文春文庫)





◆海月ルイ先生のその他の作品はこちら!!

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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さん情報!! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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