2010年08月24日

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第11話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第11話ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


<第11話あらすじ>

大和と未来は指名手配され包囲の環が形成されつつあった。
街中には警戒する刑事が溢れ、大和たち絶体絶命の危機……。

と、厳戒態勢の警官の前を過ぎ去る学生服姿の影がふたつ。
腕を組みちょっとした痴話喧嘩を繰り広げるそのカップルを些か呆れつつ眺める警官。
学生カップルはそのまま警官の前を通り過ぎて行く―――。

誰あろうこのカップルこそ他校の制服で変装した大和と未来だった!!
大和は剣道部の交流試合を利用し他校の制服を入手、変装して警戒態勢を切り抜けようとしたのだ。
この作戦は図に当たり、見事大和たちは他県へ向かう電車へと潜り込む事に成功する。

ほっと一息つく大和たち。
大和は腕を組むと、真剣に今までのこと、今後のことに想いを馳せる―――。

そんな大和に遠慮がちに声をかける未来。
「携帯電話って大丈夫なの?」
しまった!!と慌てる大和。電波により追跡される怖れがあるからだ。
「そんな簡単なことにも気付かないなんて」とメモリーから写せるだけのアドレスを書き写し、携帯を近くの川へと捨てるよう未来に指示する。
普段と違い慌てふためく年相応の大和の様子を見て微笑む未来。

一方、大和たちの向かいそうな先を書き連ねるよう担当官に指示される泰成。
正直、泰成は大和の奇策に感心していた。
泰成は大和からの提案で警察当局に協力姿勢を見せつつ大和たちのことは伏せるようにしていたのだ。
“肝心なことは何一つ喋らず、影ながら大和たちへの協力者となること”を大和に約束した泰成は大和とおち会う約束の日時と場所を頭の中で確認する。
だが、ちらりと泰成の脳裏を過った不安、それは関口のことだった―――。

その頃、当の関口は大和たちが現金を下ろす為に立ち寄ったとされるATMの前に来ていた。
そこからは大和たちの学校も目と鼻の先だ。
“ふぅん、ただ金を下ろしただけではあるまい……”
関口は大和たちの学校に強い興味を抱くのだった―――。

そして、ついに県境を越える大和たち―――12話に続く。

<感想>

部活中の剣道部を気にかけたのは「交流試合で来校中の他校の制服を手に入れ変装に利用する為」でした。
しかも、学校へ向かったことを悟られないように現金の引き出し先を学校近くに設定する念の入れよう。
大和の奇策、おそるべし……。

しかし、そんな大和の奇策をも見破ろうとしつつある関口。
こちらも鋭い!!
事態は頭脳戦の様相を示し始めました。

こうなるとキーになるのは未来の存在。
気を張り詰め続ける大和を心配する未来の存在こそが大和を救う最後の鍵となるのでしょう。
今話のように二人で上手くカバーし合えれば道は開けてくる!?

11話は「三億円事件奇譚 モンタージュ」中でも屈指の良回でした。
胸躍り、胸を熱くする―――こんな回、大好きです!!

逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
12話に期待です!!

◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

・各回ネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第1話から10話までまとめ

本作の作者である渡辺潤先生が描き伝説のラスト(○○○落ち)を迎えた「代紋TAKE2(62)<完> (ヤングマガジンコミックス)」です!!
代紋TAKE2(62)<完> (ヤングマガジンコミックス)





全巻セットはこちら。
「代紋TAKE2 全62巻完結(ヤングマガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]」です!!
代紋TAKE2 全62巻完結(ヤングマガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]





「RRR(10) <完> (ヤングマガジンコミックス)」です!!
RRR(10) <完> (ヤングマガジンコミックス)





◆渡辺潤先生の作品はこちら。

【関連する記事】
posted by 俺 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック