2010年11月02日

“木枯らし紋次郎”の描くミステリ!?「暴風地帯」!!

“木枯らし紋次郎”で知られる中村敦夫さんが描いたミステリがあることをご存知ですか。
その名は「暴風地帯」(角川書店刊)!!

「暴風地帯」とは―――

暴風地帯1


風車に死体が! 風力発電の町で起きた猟奇殺人事件に、僧侶探偵が挑む。

僧侶・法舟が訪れた銚子の町で、地上65メートルの風車に吊された、若い女性の全裸死体が見つかった。同時に、女性の属する組織の男が行方不明に。発電利権を巡る争いか? 元捜査一課長・法舟が、犯人像に迫る!
(公式HPより)


実は僧侶探偵・法舟シリーズは2作目。
1作目は「ごみを喰う男」(徳間書店刊)。

「ごみを喰う男」とは―――

ごみを喰う男1


俳優で元参議院議員の著者が環境ミステリー小説という新分野に挑戦した。
主人公は禅僧の柳沢法舟。元警察官僚という異色の経歴の持ち主である。ある朝、法舟は多摩川上流でバードウオッチング中、渓谷から流れてくる男の死体を発見する。鑑定結果は他殺。被害者は地元の土建業者社長・亀山満だった。

この地域はごみ最終処分場をはじめ、補助金付き公共事業を推進することで、自治体としては例外的な黒字財政を実現していた。一方、ごみ最終処分場が招く環境破壊、公害問題などによって行政と住民は対立し、トラブルが絶えない。

今また、「究極のごみ問題解決策」とのうたい文句で、焼却灰を加工してセメント化する環境セメント工場の建設話が持ち上がっていた。環境セメント工場建設には専用の道路、工場に電力を送るための鉄塔も必要。それらの建設を強引に進めようとしていたのが亀山だった。

そんな中、道路・鉄塔建設のための所有地売却を最後まで拒んでいた天照神社の神主・国丸勘助が行方不明となる第2の事件が起きる。

「小欲知足」を訴える

折しも、町は国政選挙のまっただ中。事件は与党の大物政治家・青木重蔵、その息子で後継者の青木裕一郎、対立する野党の衆議院議員候補・赤座正造、自然保護団体、産廃処理業者らが絡む複雑な構造を見せるが、法舟は自らの手で2つの事件の犯人を突き止める。

本書は、東京都西多摩郡の状況をモデルとしているという。「手を変え品を替え、ごみを食いものにする」人間が後を絶たないとの法舟の嘆きは、ごみが巨大な利権構造を生んでいる実態を憂う著者の嘆きそのものであろう。

著者は登場人物に繰り返し「小欲知足」という仏教の言葉を語らせ、大量生産・大量消費にひたる人間の“貪欲”をいさめている。小説を通して、一人ひとりの人生においても、また広く環境問題の解決に当たっても、この言葉が重要な意味を持つことを訴えかける。
(公式HP&アマゾンドットコムさんより)


中村敦夫さんといえば、2007年に放送された土曜ワイド劇場「刑事・野呂盆六 スワンの涙 本庁のコロンボVS美人編集者・私の人生を返して…!悲しき女の完全犯罪!鉄壁のアリバイ工作をどう崩すか!?」にて床嶋佳子さん演じる編集者に殺害されるミステリ作家役を演じておられましたが現実にもミステリ作家だったんですね〜〜〜。

なんだか面白そうです。
書店で見かけた方は是非チェックを!!

「暴風地帯」です!!
暴風地帯





シリーズ1作目「ごみを喰う男」です!!
ごみを喰う男





「木枯し紋次郎 DVD-BOX I」です!!
木枯し紋次郎 DVD-BOX I







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