2010年08月30日

月曜ゴールデン 沈黙の法廷〜赤と黒「激突!法廷の魔女VS凄腕女検事!“私が殺した…”身元を完全黙秘する所轄留置7号〜検察の罠か真実の叫びか!?驚愕の逆転裁判」(8月30日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン 沈黙の法廷〜赤と黒「激突!法廷の魔女VS凄腕女検事!“私が殺した…”身元を完全黙秘する所轄留置7号〜検察の罠か真実の叫びか!?驚愕の逆転裁判」(8月30日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

沈黙の法廷1


赤松操(浅野温子)は、突拍子もないやり方で次から次へと無罪を勝ち取っていく弁護士、人呼んで「法廷の魔女」。一方、子どもの頃家族を惨殺された過去を持ち、どこまでも正義を貫く覚悟のやり手検事・黒木梓(石田ひかり)。
赤松と黒木、この「赤と黒」が初めて法廷で戦う案件は川崎で起きた刺殺事件だった。被害者は元刑事で経営コンサルタントの田口諒一(木下ほうか)。殺害現場にいた男(平泉成)が逮捕されたが、弁護士の操が接見して事情を聞いても「やってない」という以外に何もしゃべらない。名前も言わない男に対し、操はとある作戦に出た。娘で助手の真奈美(山田まりや)を使って、裁判長の有森宏(渡辺いっけい)の性格や検事・梓の過去データを調べ上げ、少しでも法廷で有利になろうという魂胆だ。しかし、梓の追求は激しく、お互い真っ向から衝突した。
しばらくして、犯行を否認していた男が突然、罪を認めると言い出した。そればかりか、裁判を即刻やめろと法廷で暴れ出す始末。さすがの操も慌てたが、一体この男の中で何が起こったのか?
(公式HPより)


では、続きから……

赤松は次々と突飛な方法を実践し、被告人を守るべく動く。
現場検証を提案し、田口が犯人を誤認した可能性を指摘。
ついには、裁判官の被告人への心証を好転させることに成功する。

その頃、事件の担当刑事・三枝の捜査法に疑問を抱いた黒木は彼を調査。
三枝の息子・晋平が田口の後輩であり、過去の万引きで田口に脅迫されていたことが判明する。
三枝と晋平を呼び出し、事情を聞きだす黒木。
それによれば、田口の殺害当日、晋平は凶器となったナイフを使って田口へと襲いかかったものの失敗、ナイフを奪われた挙句追い返されていた。

同じ頃、赤松も三枝晋平に目をつけていた。
晋平を証人として喚問し真相を明らかにしようと働きかける赤松。
その赤松を意図的に誘導し晋平犯人説を唱えさせた上で反証し赤松の頭を抑えようとする黒木。
喚問当日、晋平が証言に立った途端、被告人が「自分が犯人だ!!」と騒ぎ出し法廷内は騒然。
そのまま流れてしまう。

沈黙の法廷4


被告人の態度に不審を示した赤松と黒木。
やがて、被告人が晋平ではなく、真奈美の親友である速記官・速水千鶴を気にかけていたことに気が付く。
千鶴の過去を調べた赤松。
実は千鶴は義理の両親に育てられていた。
千鶴の実父の名は鎧塚慎一郎。
彼こそは名乗らぬ被告人、その人だった!!

沈黙の法廷2


鎧塚を調べるうちに黒木と出会った赤松。
黒木によれば、千鶴は田口殺害の数ヵ月前に田口に乱暴されていたらしい。
それをもとに千鶴が田口に脅迫されていたことも判明。
黒木は「鎧塚が娘・千鶴のために田口を殺害した」と主張、赤松は反撥するも黒木は自説を曲げない。
千鶴を証人として喚問すると宣言する。

このままでは鎧塚の千鶴を思う気持ちを踏み躙ることになると考えた赤松。
ここである事実に気付く。
それは鎧塚の元住所を訪ねた際に聞いた「前にも鎧塚さんを訪ねてきた人が居たんですけどね」との管理人の言葉だった……。

第七回公判を迎え、赤松は三枝を証人として呼び出す。
「三枝にも犯人の可能性がある」として揺さぶりをかける赤松は、「三枝のことを聞く為」と称して次に三枝の部下・高梨を証言台に呼ぶ。
ここで管理人の言葉を持ち出す赤松。
赤松よりも前に鎧塚を管理人に訪ねた人物……それは高梨だった。
事前に被告人・鎧塚の身許を知りながらなぜ伏せていたのか?
赤松に追及された高梨はついに罪を認める。

高梨もまた田口に脅迫されていたひとりだった。
高梨は過去に自分の担当した被害者宅へ勝手に合鍵を作り窃盗に入っていた。
しかも、警察の情報を田口に流していたのだ。
それをネタに強請られ覚醒剤を持ちだすよう強要され、ついに田口を殺してしまったのだった!!

鎧塚が急に罪を認め出したのは、鎧塚親娘の事情を知った高梨が“女が現場から逃げ出したのを目撃した人物がいる”ことを匂わせ、暗に鎧塚に千鶴が犯人であると思い込ませた為だった。

千鶴は被告人が実父・鎧塚であることを知り鎧塚と和解。

沈黙の法廷3


亡き夫の分まで正義を貫く弁護士・赤松。
幼い頃に家族を殺され、悪を憎む検事・黒木。
“赤”と“黒”は対立しつつも互いに良きライバルと認め合うのだった―――エンド。

<感想>

う〜〜〜ん、微妙。
小手先の争いに終始していた印象。

特に黒木の影が薄いのが微妙。
赤松の引き立て役のまま終わってしまった……残念。

ただし、三枝をレッドヘリングにして高梨が犯人だったのは良かった。
伏線として鎧塚の聞いた高梨の電話が活きていた点も高評価。

総評:シリーズ重ねれば良くなるかもしれないけど、本作のみに限ればあまり面白くないという評価に留まるのかなぁ……でも、伸びしろは大いにある。

【浅野温子さん関連過去記事】
「沙粧妙子 最後の事件」(フジテレビ 1995年)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「救急救命士・牧田さおり 時効直前!爆破テロが暴いた指名手配の女の正体!殺人犯の指紋が嘘をついたワケ…」(5月1日放送)ネタバレ批評(レビュー)

<キャスト>
赤松操:浅野温子

黒木梓:石田ひかり

赤松真奈美:山田まりや

スズキ:平泉成

有森宏:渡辺いっけい

三枝刑事:伊藤洋三郎
高梨正継:長谷川朝晴

三枝晋平:中村俊太
速水千鶴:斎藤ナツ子
田口諒一:木下ほうか ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


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