2010年09月04日

土曜ワイド劇場「遺跡発掘ミステリー 人類学者・岬久美子の殺人鑑定!砂浜をさまよう白骨死体!?22年前の殺人を六万年前の花粉が解く」(9月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「遺跡発掘ミステリー 人類学者・岬久美子の殺人鑑定!砂浜をさまよう白骨死体!?22年前の殺人を六万年前の花粉が解く」(9月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

遺跡発掘ミステリー1


フリージャーナリスト・仲里浩司(湯江健幸)が、マンションの自室で刺殺体となって発見され、さらに室内から謎の人骨が見つかった。
捜査本部が仲里殺害犯の行方を追う一方、警視庁・現場資料班の加治川(渡辺いっけい)は、人骨を専門に研究している人類学者で大学准教授の岬久美子(大塚寧々)に、骨の鑑定を依頼する。
久美子が鑑定した結果、その骨は出産経験のある23〜30歳の女性のもので、死後15〜20年経過したものと判明。死因は転落死による脳挫傷で、頭蓋骨や肩甲骨などの右側が折れており、右側面から落下したものと推測された。
だが不思議なことに、なぜか最も骨折しやすいはずの、右の肘だけが折れていなかった。そして、女性の骨のほかに30〜40歳の男性のものと思われる骨が少し混じっていることもわかった。骨に付着している砂が同一だったことから、男女の骨は一緒に埋められたようだ。また、男性の骨盤には、見慣れない小さな丸い粒が付着していた。
スーパーインポーズ法を使って、まずは女性の頭蓋骨と過去の行方不明者のデータを照合したところ、22年前に失踪した当時25歳の主婦・鷹取照美(寺田千穂)の存在が浮かび上がる。久美子は、女性の骨が照美のものかを検証するため、洋食店を営む照美の夫・鷹取行夫(石丸謙二郎)とその娘・清香(木内晶子)のもとに向かい、照合のためのDNA提供を依頼する。だが、なぜか鷹取と清香は、照美の発見を喜ぶどころか、DNAの提供を頑なに拒む。
鷹取の店の常連客の中には、今注目の人気絵本作家・野路直子(あめくみちこ)がいた。直子と照美が同じ高校の生徒だったことを知った久美子は、手がかりを求めて直子のもとを訪ねる。しかし、直子は、照美と同じ高校に通っていたとは知らなかったと言い、鷹取の店に通うようになったのは、照美がすでに失踪した後だったと話す。
 
そんな中、捜査本部の調べで、殺された仲里が鷹取を取材していたことが発覚。さらにその取材の際、2人が激しく口論していたという事実が浮かび上がった。捜査本部は、鷹取が照美と不倫相手の男を殺害して埋め、そのことに気付いて脅してきた仲里をも殺したものと疑いはじめる。

捜査本部の見解に疑問を感じた久美子は、仲里の部屋にあった男性の骨の見つかっていない部分を捜すため、骨に付着していた砂の成分を分析。九十九里近辺の砂浜に埋められていた可能性が高いと考え、調査を開始する。
ところがその矢先、九十九里の砂浜で、仲里から脅されていたファッション評論家・夏目麻紀(原久美子)の遺体が発見される。麻紀殺害に使われた凶器から仲里のDNAが確認され、2つの殺人事件は同一犯の仕業とわかるが…!?
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

発見された骨を鷹取清香のDNAと突き合わせた結果、骨の主が清香の血縁者の物と判明。
これにより、骨は鷹取照美の物と断定される。

行方不明の照美が発見されたものの、清香は22年前に自分を捨てて家を出たとされる照美を恨んでおり涙ひとつ見せない。
一方で、漏斗胸を気にする清香。
漏斗胸とは胸骨に陥没が現われる先天的な症状のこと。
清香はこの症状に悩まされており、夫の鷹取優也も心配していた。

さらなる鑑定の結果、元ホステス・照美の同僚バーテンダーで22年前から行方不明の磯部健作こそが、正体不明の男性骨の主ではとの疑惑が浮上。
これにより捜査本部は“鷹取行夫が妻・照美とその不倫相手である磯部を殺し埋めた”と疑う。

捜査に方向性が見え始めた矢先、久美子の周囲に不穏な空気が……。
久美子の周辺を怪しい人物がうろつきだしたのだ。
久美子は娘・まことにまで害が及ぶのではないかと不安がる。

男性の遺骨から検出された見慣れぬ小さな粒が椿の切片だと判明。
久美子たちは砂粒と椿の切片を手掛かりに九十九里浜へと辿り着く。
そこで残りの骨片とそこに埋められた麻紀の死体を発見してしまい、たちまち大騒ぎに。
そんな中、久美子は死体発見現状付近の椿を気にかけるが……。

麻紀が薬物を常用していたことが判明。
麻紀はこれを理由に仲里から脅迫されており、屈した結果、現金と照美の事件についての情報を仲里に引き渡していたことが分かる。
仲里はそれをもとに照美の人骨を入手し、何者かを脅迫していたらしい。

漏斗胸は遺伝するもので清香に発現したモノならばその親にもまた現われていた筈と考えた久美子。
鑑定中の骨を確認するとともに、念の為男女の別をはっきりさせるべくDNA鑑定も行うことを決める。

まこととの会話から、遺体の男性が「尿路結石」を患っていたことに気付いた久美子。
一方で、大阪にて磯部の生存が確認される。
男性の遺体の主は不明のまま、振り出しに戻る。

骨の埋められた場所と椿の位置関係から椿は意図的に遺体に添えられたと考えた久美子。
「ネアンデルタール人が仲間に花を手向けて供養した」という説を思い出す。
もしかして、死体を埋葬した人物は死体に対して弔う気持ちがあったのでは……と推理する。

DNA鑑定の結果、右手の指の骨が照美では無く一緒に埋葬されていた男性の物と判明。
男性にしては、その余りの細さに疑問を抱く久美子。
そして男性のものと見られる胸骨にもある特徴が残されていた……。

そんな中、久美子の娘・まことが自転車事故に遭う。
まことを助けたのは鷹取優也だった。
なんでも優也は妻・清香のために照美についての情報を久美子から聞き出そうとしていた。
そのために久美子につきまとっていたのだ。
久美子の感じた不穏な空気の原因は彼だったのだ。

優也の気持ちに応え、清香と行夫の前ですべてをはっきりさせることにする久美子。
漏斗胸が照美ではなく男性の骨に現れていたことを指摘。
行夫では無く、死体の骨の主とされる男性こそが清香の父親であると断言する。

久美子の言葉を認める行夫。
清香の父親は行夫ではなかった。
行夫と照美が知り合った際には既に照美のお腹の中には清香がいたらしい。
すべてを承知の上で照美に惹かれた行夫。
照美もまた行夫の気持ちに応えてくれていた筈だった……。

仲里は「行夫が清香の父親ではない」との情報をもとに脅しをかけようとしたが、行夫の頑強な抵抗と思ったより金になりそうにないと見て手を引いていた。

行夫は「照美が自らの意志で清香の父親のもとへ去ったのだ」と呟くが、久美子は「清香を連れて行かなかった」ことを理由に「何者かに無理矢理連れて行かれたのでは」と推測。
行夫によれば、22年前に照美が姿を消した直後、見慣れぬ毛布が店に置かれていたと云う。

「照美を恨んでいない」と語る行夫。
「清香を残してくれたから……」とほほ笑む彼に清香は「お父さん、ありがとう」と感謝の言葉を述べる。
そんな親娘の姿に守屋は胸をうたれ全力で捜査することを誓う。

野路直子の絵本を読み、ある事実に気付いた久美子。
加治川、守屋と共に直子のもとへ向かう。

久美子が注目したのは猿の親子の絵本で母猿が子猿を庇う1シーンだった。
照美の右肘が折れていなかった理由……それは照美が死亡時に清香を右腕に庇ったからだった。
絵本の母猿のように、照美が清香を身体で覆い保護したために右肘が折れなかったのだ。

加治川により、直子の夫・野路は尿路結石を患っていたことも明かされる。

男性の遺骨、その右の指が異常に細かった理由―――久美子によれば「これは麻痺していたとしか考えられない」と云う。
動揺する直子。
さらに守屋に促され行夫と清香が現われると直子はがっくりと肩を落とす。
そして、まるでそれが義務であるかのようにゆっくりとすべてを語り始めた……。

「椿の絵が二人を引き合わせたのだ」と直子。
当時、バーのホステスをしながら売れない画家・野路を支えていた西野照美。
たまたま展覧会場でその二人と出会ったことをきっかけに直子は野路に急接近。
ついには照美から野路を奪ってしまう。
照美のお腹の中に野路の子供がいることも知らず―――。

スペインに渡った野路と直子。
だが彼の地で野路は事故に遭い、右手が麻痺してしまう。
それは画家にとって致命的なハンデだった。

思い詰めた野路は直子を捨て照美に復縁を迫る。
その頃には照美と行夫は結婚し、清香も生まれていた。
照美は夫・行夫を愛しており野路を拒否。
拒否された野路は隙をつき清香を誘拐。
それを追った照美と野路は揉み合いになり転落、そのまま二人とも死んでしまう……。
一部始終を目撃した直子は照美の意志を受け清香を行夫のもとへと返したのだった。
行夫の見た毛布はこの際の物。
その後、直子は野路と照美の遺体を弔うべく椿の花と共に埋めたのだった。

麻紀は直子の遺体遺棄現場を目撃しており、後にそれを脅迫されていた仲里に教えた。
仲里は骨を掘り出し、直子を脅迫。
耐えきれなくなった直子は仲里を殺害。
麻紀は警察の捜査が長引き薬物中毒が発覚するのを怖れ、直子を自殺に見せかけ殺害しようとする。だが、直子の思わぬ抵抗を受け返り討ちに遭ってしまった。

照美の意志―――「清香の父親は行夫だけ」を守る為に罪を犯してしまった直子。
直子は照美の心を伝える為に絵本という形で清香に教えようとしたのだと云う。
それを聞いた清香は母親の真意を知り、行夫と共に初めて涙を流すのだった……。

こうして、行夫、清香は照美と再会。
優也は照美に挨拶を交わし、鷹取家は再びひとつとなった―――エンド。

<感想>
大塚寧々さん熱演されていましたね。
渡辺いっけいさんもイイ味を出しておられました。
石丸謙二郎さんも良し。

前半部分がダレ気味でしたが後半部分でダレ気味だった部分こそが重要な伏線であったと判明し、一息に盛り上がりました。
今回は、森山直太郎さんのエンディングともばっちりマッチしており本当に良かった〜〜〜。
全体として、中の上くらいの評価です。
このレベルが保証されるならば、シリーズ化も考慮していいんじゃないでしょうか。

ところで、本作がその“人骨を鑑定し犯罪解決に導く人類学者”という設定からアメリカのドラマ「BONES(ボーンズ)」を思い浮かべた方もいらっしゃるのでは?
これに対し岬久美子役の大塚寧々さんが次のような発言で差異を明確に語っていらっしゃいます。

ソースの「asahi.com」さんによれば―――

俳優の大塚寧々が、人骨を鑑定し犯罪解決に導く人類学者を演じる。設定は米人気ドラマシリーズ「BONES(ボーンズ)」に一見、重なるが、物としての骨を究め尽くすというより、人間や人格を読み解こうとするぬくもりがある。

このドラマは、9月4日放送の土曜ワイド劇場「遺跡発掘ミステリー〜人類学者・岬久美子の殺人鑑定!」(テレビ朝日系)だ。

「一つの骨に人生があり、待っている人、探している人の思いもあるはず。そのことを想像することが大事。学び取れることがあるドラマです」

人骨を専門に研究する大学准教授で一児の母の役だ。刺殺体が見つかった部屋に箱が残されており、その中にあった別の何者かの骨を調べる。骨の特徴から、出産経験があるとみる。さらに額や眉間(みけん)の形から、長年、行方不明になっている女性のものと突き止めるが……。

「BONES」の主人公の女性人類学者は推測を排し、理詰めで事件を解決する。大塚は「『BONES』とは全く別のもの。撮影では、神社にお参りするときのように、きちんと骨に向き合った」。

42歳。「年齢を重ねるほど、楽しいなと感じる。考えすぎたり、頭でっかちになったりということが抜けた。自分が感じとったものを、伝えていきたい」と話した。(久保智祥)
(asahi.comさんより)


あなたはどう思われましたか?

◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・「骨にも人生や思い」 大塚寧々が人類学者に(asahi.comさん)
http://www.asahi.com/showbiz/tv_radio/TKY201008300190.html

<キャスト>
岬久美子:大塚寧々
加治川法雄:渡辺いっけい
守屋直樹:渋江譲二
野路直子:あめくみちこ
鷹取行夫:石丸謙二郎
鷹取清香:木内晶子
松浪洋介:西田 健
夏目麻紀:原久美子
鷹取優也:蟹江一平
仲里浩司:湯江健幸 ほか
(敬称略、順不同、公式HPより)


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◆その他の「BONES(ボーンズ)」映像関連作品はこちら。




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