2010年09月08日

「漫画サンデー」(実業之日本社)連載「監禁探偵」(我孫子武丸原作、西崎泰正画)4話ネタバレ批評(レビュー)

「漫画サンデー」(実業之日本社)連載「監禁探偵」(我孫子武丸原作、西崎泰正画)4話ネタバレ批評(レビュー)です!!

監禁探偵1
「手前がアカネ、奥が山根亮太」


<登場人物>
山根亮太:コンビニでバイト生活を送る性的倒錯者
里見玲奈:亮太が目星をつけていたターゲットの女性、1話で何者かにより殺害される
谷田進:亮太のバイト先のコンビニ店長
野田春美:亮太のバイト先であるコンビニの同僚
アカネ:亮太に監禁されている女性、19歳
亮太の友人:2話で亮太と飲み会をしていた男性、彼女が居るらしい
山根博子:亮太の母、フラフラしている息子・亮太を心配している。55歳。

<ネタバレあらすじ>

「良かったらこれまでにあったこと全部話してみない?何か分かるかもよ」
意図の読めないアカネの提案に怯える亮太だったが、藁にもすがる思いで被害者・玲奈と自分の関係について語り出す。

玲奈が亮太のバイトするコンビニの客だったこと。
亮太が玲奈をストーキングしていたこと。
殺害当日も玲奈がコンビニを訪れていたこと。
ただし、玲奈が当日に何を買ったかまでは分からないこと。
玲奈が午後9時頃には亮太のバイト先のコンビニから帰ったこと……などなど。

一息に打ち明ける亮太。
耳を傾けるアカネは興味津々な様子。
ついに話は玲奈の死体発見時にまで進む。

「(玲奈の)死体からは相当量の出血があり、身体はまだ温かく、血も乾いていなかった」と口にする亮太。
「う〜〜〜ん、それだけでは死亡推定時刻を判定するのは無理ねぇ」悩み込む素振りを見せるアカネ。

結局、アカネから明確な解答を得られなかった亮太は落胆。
そこへ、電話がかかってくる。
相手は亮太の母・山根博子(55)だった。

それによれば、亮太の向かいのマンションで殺人事件が起こったため大騒ぎになっていると云う。
もちろん、亮太はその事件を知っている―――それこそ玲奈の事件だった。
息子を心配する博子に亮太は「息子がなにかやったか心配なのか!!」と恫喝、そのまま電話を切ってしまう。

周囲が騒然とし始め、向かいのマンションだけでなく亮太のマンションまでも浮足立ち始める。
警察が到着したことに気付く亮太。
そんな亮太に「当然、こっちにも聞き込みの刑事が来るでしょうけどどうするの?」とどこか嬉しそうなアカネの言葉が浴びせられる。

切羽詰まり、パニック状態に陥った亮太は「バイトを休んで一日部屋に居る」と言い放つ。
だが、アカネはその無策ぶりを指摘。
「事件の翌日に向かいのマンションの住人が不審な欠勤をしたら疑われるのは当然だ」と言うのだ。
アカネの的確な指摘に改めてアカネの存在を訝しく思う亮太。
(一体、こいつはなんなんだ!?)

仕方なく、亮太はアカネの指摘を受けバイトへの出勤を決意する。
そんな亮太の気持ちを知ってか知らずかトイレをせがむアカネ。
そんなアカネに渋々付き添う亮太。
被害者の筈のアカネが段々と横柄になっていく―――監禁している筈の自分が顎で使われる事態に陥り、ワケの分からなくなっていく亮太。

そこへ思い出したようなアカネの言葉。
「真犯人は被害者と親しかったのね」
アカネの発言に面食らう亮太。
アカネによれば、女性の一人暮らしである被害者・玲奈が夜間にドアを開けて招き入れる相手となると親しい人物に限られると云う。
ひょっとすると、彼氏かもしれない……そう言い添えるアカネだった。

アカネの対処に困り果てた亮太は対応を保留。
どこか楽しそうなアカネを置いてバイトへ向かうべく家を出ようとする。

そこへ現われた二人組の男たち、予期していた聞き込みの刑事たちだ。
いかにも強面で威圧感のある彼らの姿に、後ろ暗い所(玲奈のストーカー&アカネを部屋に監禁している)のある亮太はオドオドしっ放し。
一刻も早く、アカネの居る部屋から彼らを引き離したい亮太は「とりあえず、急いでいるので歩きながら話でも」と、慌てて場所を変えようとする。
自宅の鍵を閉めようとする亮太だが、緊張から手が震え上手く鍵が鍵穴に入らない。
そんな亮太を鋭い目で見つめる二人の刑事―――5話に続く。

<感想>

4話は「謎の存在・アカネの強調」と「亮太に迫る刑事」が主な内容でした。
ここ3話までの展開ぶりに比べると、ちょっと箸休め的な話。
様子を見てるのかな?

もうそろそろ、「アカネがズバッと推理してバッサリ事件を解決するか!!」と期待していただけにこの展開はちょっと不満かも。
でも、逆にこれだけ引っ張られると解決編が楽しみでしょうがありません。

ひょっとすると、5話はアカネが屋内から、追い詰められた亮太のフォローでも行うのでしょうか?
だからこそ、この4話なのかも……。
まぁ、あっさりと普通に亮太が切り抜ける可能性もありますが。

とりあえず、アカネが安楽椅子探偵役は決まり。
さらに、アカネがいろいろ隠していそうなのもほぼ確定。

前回の
“警察の介入を嫌っているのも亮太にそれと悟られぬよう監禁されたように見せかけて保護して(匿って)もらっているのかも”
コレもあるかもしれないなぁ……。
少なくとも亮太がアカネを選んだのではなく、アカネが亮太を選んだことは間違いなさそう。

しかも、玲奈が玲奈の彼氏により殺害された可能性についても言及。
こうなると2話の亮太の友人犯人説が俄然有利に!?

聞き込みに来た刑事たちにより疑惑の目を向けられつつある亮太。
亮太のピンチにアカネはどう動くのか(または動かないのか)?
5話に要注目!!

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我孫子武丸先生の「殺戮にいたる病 (講談社文庫)」です!!
殺戮にいたる病 (講談社文庫)





同じく「弥勒の掌 (文春文庫)」です!!
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◆原作の我孫子武丸先生のその他の作品はこちら。




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