2010年09月17日

金曜プレステージ 外科医鳩村周五郎(7)・血塗られた挑戦状3「狙われた病院〜美人院長の周囲で謎の連続殺人…隠された巨大な闇の正体を暴け!!遂にシリーズ最終章」(9月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ 外科医鳩村周五郎(7)・血塗られた挑戦状3「狙われた病院〜美人院長の周囲で謎の連続殺人…隠された巨大な闇の正体を暴け!!遂にシリーズ最終章」(9月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

外科医鳩村周五郎7


天才外科医・鳩村周五郎(船越英一郎)は、医師としての未来も地位も名誉も捨て、巨悪の陰謀により命まで奪われかけていた川上明日香(伊藤裕子)・つぐみ(美山加恋)親子を守り抜いた。しかし、その周五郎に新たな魔の手が襲いかかり、6年前に病死したと思っていた妻・奈緒美(藤田朋子)が実は何者かに殺害されたとうい疑惑も発覚する。妻の死の真相、そしてその背後に隠された巨大な闇の正体を暴こうと必死の周五郎だが、そのせいでつぐみの命が危険にさらされる。周五郎は、病床の明日香からつぐみを引き取り一緒に暮らしていた。
奈緒美の死の真相を追って仙台から東京に戻ったある日、周五郎とつぐみは知人の見舞いに訪れた篠原東京総合病院で籠城事件に巻き込まれてしまう。犯人たちは、患者や医師たちを人質にとり、身代金を要求する。人質の中には検査入院中のカイドウ製薬の会長もいた。周五郎とつぐみ、外科部長の如月(鶴見辰吾)は、うまく犯人の目を逃れたが、置き去りにされた患者が心配な周五郎は、危険に身をさらしながらも応急処置に回っていた。その途中、薬品庫で周五郎は見慣れない薬に気づく。
一方、周五郎の妻殺し事件を追っている小室は、6年前に奈緒美が訪れていた仙台の七夕まつり会場近くで転落死したフリージャーナリストの土方という男と、1週間前に入院中に病院屋上から転落死した若い女性患者の死には、どちらも不自然な点が多く、さらには、どちらも篠原翔子(斉藤慶子)が院長を務める篠原総合病院がかかわっており、担当医が如月だということを突き止める。
その情報を聞いた周五郎は、奈緒美は、同じ大学の同じアーチェリー部だった如月に会うために仙台へ行ったのではないかと疑った。周五郎は、奈緒美の死にこの病院が深く関係しており、さらに、如月が何らか事件の手がかりを握っているに違いないと問い詰めるが、如月は焦ってその場を逃げ出すと、立てこもり犯に見つかり捕まってしまう。
奈緒美の死には何が隠されているのか…! いよいよ妻の死の真相が明らかに!!
(金曜プレステージ公式HPより)


では、続きから……。

看護師・由利恵の裏切りにより立て籠もりグループに捕まってしまった周五郎。
事務長・山形の機転で脱出の機会を掴むが、犯人に気付かれて失敗してしまう。
暴行を受ける周五郎だったが、人質の少年の容態が急変。
病名は肝血管内皮腫。
如月の使用した海藤製薬社製の薬の副作用により状態はさらに悪化していた。
周五郎の説得により看護師の心に目覚めた由利恵は、少年を治療するように苛立つ犯人を説き伏せようとして撃たれてしまう。

二人の患者が出たことで周五郎と翔子がそれぞれの患者を担当し緊急手術が行われることに。
輸血用血液を持ち込むという名分で院内に侵入した小室は犯人グループ3人のうち2人を倒し、残るひとり館山直紀を追い詰める。
直紀は一週間前に転落死した館山里香の兄だった。
直紀によれば里香は如月の奨めた海藤製薬社製の薬により病状が悪化したために自殺したという。
直紀の狙いは入院中の海藤製薬会長を人質に身代金を要求し、妹の復讐を行うことだった。
だが、「里香の無念は俺が晴らす」という周五郎の説得に応じた直紀は投降。
籠城事件は終わりを迎える。

この混乱の最中につぐみと如月の行方がわからなくなる。
そこへ周五郎を呼び出す謎の電話が。
犯人の要求に応じ、ひとりで廃工場跡へ向かう周五郎。

そこに居たのは事務長の山形だった!!
籠城時、周五郎に脱出の機会を与えたのも脱出が失敗することが分かっておりあわよくば犯人グループに周五郎を殺害させる為だった。
如月は周五郎にすべてを打ち明けようとして事務長に刺されてしまったらしい。

海藤製薬と結託し不正に利益を上げていたのは山形だったのだ。
6年前、山形は如月を抱き込み無認可薬を不正に使用していた。
その上で、秘密を知り脅迫してきた土方を殺害。
同じ頃に如月は奈緒美にすべてを打ち明け相談を持ちかけていた。
その事実を知った山形は如月に奈緒美を殺害するよう強要。
圧力に屈した如月は奈緒美を殺害してしまう。
その後も、山形と如月の関係は続き、薬について騒ぎ出した館山里香を殺害したのも山形の仕業だった。

山形につぐみを人質にとられ手も足も出ない周五郎。
そこへ小室が乱入。
山形を昏倒させつぐみを救い出す。
如月は工場奥から重傷を負った姿で発見される。

如月を救うべく緊急手術を行う周五郎。
それに翔子も協力を申し出る―――が、翔子にはある目的があった。

手術中、翔子の腕を取り押さえる周五郎、その手には必要のない筈の注射器が握られていた。
翔子は如月を口封じに殺害しようとしたのだ。

そう、事務長の山形や如月を操っていた黒幕は翔子だったのだ。

周五郎に一喝された翔子は小室に引き渡される。
如月の手術は無事成功。

周五郎は前々から翔子を疑っていた。
過去に大河内を殺害した犯人の縫合痕と翔子の縫合痕が合致したことが疑惑のきっかけだったらしい。

意識を取り戻した如月は自分の弱さから奈緒美を殺害したことを謝罪する。
罪を償うよう促す周五郎。

周五郎はつぐみを送り届けるべく、小室と別れる。
別れ際、感謝の言葉を告げる周五郎。
「こちらこそ」と応じる小室。

そこへ公衆電話から電話が。
それによればつぐみの母・明日香の行方が昨晩から知れないらしい。
明日香に何が起こったのか?
周五郎とつぐみは明日香が居た北海道へ向かう―――エンド。

<感想>
実に8月13日に放送された「警部補・佐々木丈太郎」以来1ヶ月ぶりのミステリ系2時間ドラマとなった金曜プレステージ。

ネタバレあらすじを見てもらえればお分かりの通り、ジェットコースター的展開の速さでした。
ある種、外科医版「24 twenty four」だったとは言い過ぎか。

さらにラストで次回作への伏線もバッチリ。
意欲的ですね。
これは、次回作あるで〜〜〜。

そして、「金曜プレステージ」の次回予告がほぼ2時間サスペンスドラマだったのにはびっくり!!
次回が浅見光彦「十三の冥府」。
次々回が「赤い霊柩車」シリーズ最新作。

一部で噂される「『金曜プレステージ』が2011年から2時間サスペンス枠になる」というのも本当かもしれないなぁ。

<キャスト>
鳩村周五郎:船越英一郎
小室源介:内藤剛志
川上明日香:伊藤裕子
川上つぐみ:美山加恋
如月竜太郎:鶴見辰吾
鳩村奈緒美:藤田朋子
佳乃達也:遠藤 要
山形昭雄:清水昭博
篠原翔子:斉藤慶子 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


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