2010年09月14日

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第14話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第14話ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


<第14話あらすじ>

1998年、あるホテルの一室にてひとりの男性が死体で発見された。
水の張られたバスタブにうつ伏せに浮かぶ男性の姿―――。

現在―――大和とチャットを利用し連絡を取り合う泰成。
大和たちが捜査の網にかからないことで焦りを覚えた警察が自身の監視を強めることを予期した泰成は、明日にでも“アタッシュケース”の受け渡しを求める大和の判断の正しさを認める。

泰成は塾の教え子・中野を呼び出し何事かを依頼する。
その頃、塾の前では関口がボート小屋のオヤジを殺害した際に同行していた若い男が見張っていた。
そこへ、当の関口がやって来る。
関口から島田と呼ばれた若い男はチンピラらしい。

泰成から何か頼み事をされた様子の中野は他の子供たちと共に帰宅の途へ。
「何か変化が無かったか」確認する関口に「なにもありませんよ〜〜〜」と返答する島田。
その傍らを中野たちが通り過ぎて行く。

その頃、塾内では泰成がひとりほくそ笑んでいた。
泰成はアタッシュケースの中身を三億円と見抜いており、大和たちの逃亡を手助けするものの最終的には自分の目的通りに動いて貰おうと腹の中で考えていた。

一方、関口は泰成の過去を調べ上げていた!!
それによれば泰成は“鈴木”泰成ではないらしい。
(それにしても、“鈴木”なんて名字を変えてまでここにやって来た理由は何だ!?)
泰成の正体を想像しながらニヤニヤ笑いを絶やさぬ関口―――15話に続く。

<感想>

“鈴木”ではないらしい泰成。
関口が泰成の過去を洗ったと言っているにも関わらず「名字を変えた理由が分からない」と述べていることから表立った三億円事件の関係者や関口の知る人物の親族でも無い模様。
にも関わらず名字を変える必要のあった泰成。
まったくもって正体不明の人物です。

この時点で、前回挙げた“泰成の正体”についての予想@は完全に消えてしまった様子。
関口が履歴を調べられた上で名字を変えたことが判明している以上、潜入捜査官は無さそうです。

で、新たに浮上した泰成の正体の可能性は……戸籍に残っていない(履歴なし)誰かの隠し子や認知されていない子供かな、と。
これなら履歴を追ったとしても関口の知る人物が出てこない可能性もある。
三億円事件の関係者が内縁の妻との間に作った息子でもいけそうです。

そんな「三億円事件奇譚 モンタージュ」。
今後(次話以降)の注目は次の2点。

@上記の通り、泰成の正体
A三億円の受け渡し方法(中野が関与する?)

グイグイ面白くなっている「三億円事件奇譚 モンタージュ」。
逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
15話に期待です!!

◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

・各回ネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第1話から10話までまとめ

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第11話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第12話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第13話ネタバレ批評(レビュー)

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