2010年09月15日

「漫画サンデー」(実業之日本社)連載「監禁探偵」(我孫子武丸原作、西崎泰正画)5話ネタバレ批評(レビュー)

「漫画サンデー」(実業之日本社)連載「監禁探偵」(我孫子武丸原作、西崎泰正画)5話ネタバレ批評(レビュー)です!!

監禁探偵1
「手前がアカネ、奥が山根亮太」


<登場人物>
山根亮太:コンビニでバイト生活を送る性的倒錯者
里見玲奈:亮太が目星をつけていたターゲットの女性、1話で何者かにより殺害される
谷田進:亮太のバイト先のコンビニ店長
野田春美:亮太のバイト先であるコンビニの同僚
アカネ:亮太に監禁されている女性、19歳
亮太の友人:2話で亮太と飲み会をしていた男性、彼女が居るらしい
山根博子:亮太の母、フラフラしている息子・亮太を心配している。55歳。

<ネタバレあらすじ>

聞き込みにやって来た刑事たちの視線に焦りを感じた亮太は慌てて部屋を後にする。
そんな亮太の様子に不信感を抱いた刑事は改めて亮太宅を訪れることを告げる。
余計に焦りの色を深める亮太。
その間にも根掘り葉掘り問い質されるものの、混乱に混乱を重ねる亮太はどう答えればよいのかわからずその場しのぎの応答に終始してしまう。
しどろもどろに「玲奈と(客と店員として)知り合いであること」を語ったかと思えば、「余り覚えがない」とも言う亮太。
そんな亮太の態度は刑事の疑惑を招くばかりだった……。

バイト先では玲奈殺害の話題で持ちきり、ここにも刑事が来たらしく、店長によれば店の監視カメラの映像を捜査協力として提出したらしい。
今度は、VTRに記録されているであろうバイト中の自分の玲奈への視線を気にかけ出す亮太。
額を流れ出る汗が止まらない……。

生きた心地のしないままバイトを終え、自宅へ戻ると聞かれるままにアカネに報告する亮太。
アカネは「それはマズイわね〜〜〜」と他人事のように笑う。
まぁ、事実として他人事なのだが。

そこへ予告通り再びやって来る刑事たち。
アカネは相変わらず「叫び声なんて出さないよ、大丈夫だから頑張って」と根拠のない励ましを亮太にかけ送り出す。
とはいえ、そんな空手形でも追い込まれた亮太にとっては信じざるを得ず、渋々応対に向かうことに。

玄関先で刑事たちを迎え入れてみれば、今朝方よりもどこか頑なな態度。
亮太の脳裏を嫌な予感がかすめる。
案の定、刑事たちが口にしたのは、「玲奈殺害の晩、亮太が道で人とぶつかった」ことだった。
それは玲奈の死体を発見し、慌てふためいた亮太が逃げ出した際に起こった出来事。
顔色の変った亮太を見て、ぶつかった人物が亮太であると確信する刑事たち。
ヤバイ……追い詰められた亮太。
そんな亮太と刑事たちの問答を奥でアカネがじっと聞いていた―――6話に続く。

<感想>

今回も“亮太と刑事たちの攻防(亮太の自滅に近いが……)”が行われました。
ちょっと展開が遅いかな?
今のスピードだと緊迫感はあるけど、それと引き換えに臨場感が失われててちょっと冗長に感じる。
漫画だけに、もうちょっとサクサク進んでもいいかも。
それとも、一連の描写の中に伏線が隠されているのならアリだけど……そんな感じはしないしなぁ。

とりあえず、次回にてアカネが“何らかの助け船をそろそろ出すのかな”と予想。
例えば、アカネが彼女のふりをして奥から声をかけ、亮太の部屋に3日前の晩から泊り込んでいることを説明し亮太のアリバイを確保するとか。
ベストはもうここでアカネが安楽椅子探偵のスキルを発揮し事件を解決することだけど、手掛かりが少な過ぎてそこまでは無理っぽいか……。

玲奈殺害犯については2話に出て来た亮太の友人説に拘りたい。
それか、コンビニ同僚・野田春美説。
今のところはこの2つの説に注目。

ストーリー展開としては、最長でも8話(2ヶ月)でひとつの事件を終わらせるぐらいの方が読者として着いて行きやすいのでここからの急展開に期待。
もちろん、5話くらいでひとつのエピソードが解決するのが理想だと思う。
それ以上だと事件のインパクトが薄くなりすぎて解決編がスッキリしない。

それとも「監禁探偵」が、ちょっと毛色の違うミステリコミックを狙っているのだったら話は別。
その場合は、とりあえず目的地を示して欲しいな〜〜〜と思ったり。
ストーリーに振り回されるのもイイけど能動的にストーリーを楽しみたいので。

いろいろ願望を書いちゃったけど、これからどう話が進むのかによって「監禁探偵」の方向性が決まって来ると思う。
それによっては読者の心構えも変わる筈。
果たして驚天動地のトリックはあるのか?
6話に要注目です!!

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