「霊能力者 小田霧響子の嘘」（ビジネスジャンプNo19、20掲載）ネタバレ批評（レビュー）

ドラマ化が決定した「霊能力者 小田霧響子の嘘」。
ドラマ放送間近を記念して「ビジネスジャンプ」（集英社刊）No19、20に掲載された最新話をネタバレ批評（レビュー）。

「主人公の小田霧響子。画像は単行本3巻より」

＜ネタバレあらすじ＞

今回の響子への依頼は遺産の相続分与について揉める家族から。
7人兄弟の父親が死亡し、残された兄弟が遺書に記載された相続分を巡って争っているという。

それもその筈、発見された遺書は2通。
その2通が共に兄弟が相続する遺産が違っていた。
遺産が違えば価値も違う―――兄弟は骨肉の争いを繰り広げようとしていた。

そこで響子にどちらの遺書が後に書かれたものか見極めてもらい有効な遺書をはっきりさせようというのだ。
ところが、ここで3通目の遺書が出現。
それを一目見た響子はもう4通遺書が存在すると霊視するが―――もちろん、響子には霊視など出来ない。
不思議がる谷口。
実は響子には事の真相が見えつつあった。

案の定、出て来たのは4通の遺書。
これで合計7通の遺書が存在することになった。
しかも、7通が7通とも兄弟の相続する遺産が異なっている！！

7通あるのならばもっと遺書があるのではと考えた遺族は響子の忠告も聞かず、勝手に家探しを始める。
そんな遺族が見た物とは……。

やがて、おいおい戻って来た遺族たち。
その表情は一様に感慨深げだ、中には泣き出しそうな顔もある。

「故人の遺志を理解したようね」と頷く響子。
実は、遺書7通は7人全員が7種類の財産を順繰りに相続するようパターン別に記載された物。
それ自体に大した意味は無い。

故人の本当の目的は、その7通を相続人である7人に捜させることにより家の中を探検させ想い出を思い起こさせることだった。
故人の目的通り、7人兄弟それぞれがそれぞれの想い出を目にし、それを大事に保存していた父親の愛に気付いていた。

兄弟は争い合うことを止め、家を除く財産を共有財産として現金に換え、それを家の管理費にあて家を保存する道を選ぶのだった―――エンド。

＜感想＞

かな〜〜〜り端折ったあらすじですが、如何でしたか？

「小田霧響子の嘘」は前回ネタバレ批評（レビュー）のように器械トリック系が多いので、今回のようなストーリーは珍しい部類に入るかも。
で、今回のストーリーは既存作で目にしたことがあったので割と途中でピンと来た人も多そう。
正直、展開も王道と言えば王道ですが、評価としてはあんまりでした。
「小田霧響子の嘘」は最近“コレ”という回が無く、ちょっとマンネリ気味かもしれません……。
ドラマ化を機にまた面白くなるといいのですが……凝ったトリックを期待しています。

ちなみにこのネタバレ、あくまで端折った物なので、詳細が気になる人は今すぐ近くの書店かコンビニで確認を！！

◆関連外部リンク（外部サイトに繋がります）
・集英社「霊能力者 小田霧響子の嘘」公式ＨＰ
http://bj.shueisha.co.jp/manga/odakyo/index.html

◆関連過去記事
・「ビジネスジャンプ」（集英社）連載中「霊能力者 小田霧響子の嘘」ドラマ化！！＆最新話ネタバレ批評（レビュー）

・映画「ライアーゲーム ザ･ファイナルステージ」9月15日ＤＶＤ＆ブルーレイ発売決定！！

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