2010年09月22日

「漫画サンデー」(実業之日本社)連載「監禁探偵」(我孫子武丸原作、西崎泰正画)6話ネタバレ批評(レビュー)

「漫画サンデー」(実業之日本社)連載「監禁探偵」(我孫子武丸原作、西崎泰正画)6話ネタバレ批評(レビュー)です!!

監禁探偵1
「手前がアカネ、奥が山根亮太」


<登場人物>
山根亮太:コンビニでバイト生活を送る性的倒錯者
里見玲奈:亮太が目星をつけていたターゲットの女性、1話で何者かにより殺害される
谷田進:亮太のバイト先のコンビニ店長
野田春美:亮太のバイト先であるコンビニの同僚
アカネ:亮太に監禁されている女性、19歳
亮太の友人:2話で亮太と飲み会をしていた男性、彼女が居るらしい
山根博子:亮太の母、フラフラしている息子・亮太を心配している。55歳。

<ネタバレあらすじ>

刑事たちの質問に追い詰められた亮太は、「自分だけでなく(亮太と)ぶつかった当の相手も怪しいのでは?」などと水を向ける。
とはいえ、刑事たちの反応は鈍い。
万事休すか!!と思ったそのとき、刑事たちから意外な言葉が。
刑事たちは「亮太の事を疑っていない」らしい。
なんでも、玲奈の死亡推定時刻である午後8時から午前1時の間、亮太はコンビニでバイトの真っ最中。
カメラや他の従業員の証言からアリバイが成立していたのだ。

ほっと一息つく亮太だったが、こうなると「なぜ刑事たちが訪ねて来たのか」という疑問が頭に浮かぶ。
そんな亮太に刑事たちが差し出したのは一枚の似顔絵。
そこには紛れも無く亮太の母の顔が描かれていた。
なんと、警察の嫌疑の対象になっているのは亮太の母だったのだ!!

この人物を見ていないかと尋ねられた亮太。
「もっとこう……若かったような……」
愕然としながら母親を庇うために慌てて嘘を吐くことに。

その場はそれで収まったものの、部屋へと戻った亮太は放心状態に。
そんな亮太にアカネが声をかける。
「あなたのお母さんがやったのかもね〜〜〜」
気楽な調子のアカネにカッとなる亮太。
「なんでそんなことが分かる!!」

次にアカネの口から出た言葉は亮太を驚かすのに充分だった。
「だって、あなたのお母さんここに来たもの」
呆気にとられる亮太にアカネは言葉を続ける。
「あたしが監禁されてすぐの頃かな?コンビニのバイトの間にお母さんがやって来たんだ。だから、盗撮から監禁までお母さん全部知ってるよ。」
悪びれもせず口にするアカネ。

今度こそ正真正銘パニック状態に陥る亮太。
そんな亮太の様子をじっと眺めるアカネ。

「お母さんね、此処に来たことは黙っててって口止めしたのよ。それどころじゃないでしょ。我が子が監禁まで犯したのに。子が子なら親も親よね。だから、事実を知ったあなたのお母さんが『うちの子を誘惑しないで』って身勝手にも相手を殺した可能性もあるわよね?」

「そんな、そんな……」混乱する亮太の脳裏に玲奈を殺害する母の姿が映し出される。

「ま、無いだろうけど」あっけらかんとアカネ。

毒気を抜かれたような亮太はまたも呆然。

「だって、自分で殺していたら息子がやったかどうかわざわざ電話をかけてこないでしょ。」
何事か考え込む表情を作るアカネ。
その瞳は犯人の姿を捉えているようにも見える―――7話に続く。

<感想>

アカネの本領発揮です。

なるほど〜〜〜ここであの母親が出て来るのか〜〜〜。
完全にしてやられました。
「展開遅くないかな?」と不安視していた4話、5話ともに伏線だったんですね。
きれいに騙されてしまいました。

こうなると、本格ミステリよろしく「監禁探偵」に無駄な回は無さそう。
あらゆる事象が伏線になりうる?

となると、やはりわざわざ過去に戻った2話は大きな意味があるとみるべき。
亮太の友人……あいつこそが犯人の可能性が高いのでは。

死亡推定時刻により野田春美の可能性はほぼ無さそう。
それともこれこそアリバイ工作?

ちなみになんとな〜〜〜くだけど、アカネの中ではもう既にだいたい犯人の目星がついていそうな感じ。
でもまだ誰が犯人と断言するほどの材料は出揃っていないように思えるけど、これは意外性のあるロジックが登場するか?
あるいは、見つけられていない伏線があるのかも……。
我孫子先生だけに気を抜いていると驚かされそう。

果たして驚天動地のトリックはあるのか?
7話に要注目です!!

◆我孫子武丸先生関連過去記事
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我孫子武丸先生の「殺戮にいたる病 (講談社文庫)」です!!
殺戮にいたる病 (講談社文庫)





同じく「弥勒の掌 (文春文庫)」です!!
弥勒の掌 (文春文庫)





◆原作の我孫子武丸先生のその他の作品はこちら。




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