2010年10月12日追記:水色さんのご厚意により犯人と動機を教えて頂きました。
<感想>の後に追記しております。
<あらすじ>
タクシードライバーの夜明日出夫(渡瀬恒彦)は、元警視庁の敏腕刑事。訳あって妻とは離婚、元妻と暮らしていたひとり娘のあゆみ(林美穂)もすでに成人し、現在はフリーターながら自活している。
ある夜、夜明のタクシーに、赤ちゃんを抱いた若い女性が世田谷区の住宅街・成城から乗車した。目的地の目黒駅で降ろして、しばらく走っていると、後ろの座席から泣き声が…!
まさか、赤ちゃんの忘れ物…!? 夜明は営業所で警察から事情を聞かれるが、「この子はあなたの子です」という手紙も入っており、“ひょっとして夜明の子どもでは…!?”と疑われ、なんとひと晩、その女児を預る羽目になってしまう…。
翌朝、夜明は訪ねてきたあゆみと共に、赤ちゃんを連れ、急いで営業所に向かった。昨夜、女児を置き去りにした女性・藤井響子(中山忍)が、名乗り出てきたのだ。反省していることもあり、警察も今回は不問に付すという。
響子は、夜明がこれから仕事に出ると聞いて、銀座にある宝石店“ジュエリー早乙女”まで乗せていってほしいという。ところが、その宝石店で、夜明は警視庁捜査一課の東山刑事(風見しんご)とバッタリ遭遇する。
実は、その朝、“ジュエリー早乙女”の社長・早乙女貴子(岩本千春)が、成城の自宅で撲殺死体となって見つかる事件が起きたのだ。貴子の夫で副社長の和彦(田中実)は昨夜、山梨にある製造工場に泊り込んでおり、朝、自宅に戻ってこの凶行を発見したという。貴子は出産を目前に控えた先月、流産したばかりだった。
所轄の馬場刑事(正名僕蔵)を伴って銀座店に聞き込みに訪れていた東山は、夜明の姿を見て「またまた、どうして夜明さんがいるの!?」とビックリ! だが、もっと意外だったのは、響子は以前この店で働いており、赤ちゃんの父は和彦だという発言だった。
それを聞いた風見は、響子が事件当夜、現場のある成城から夜明のタクシーに乗ったこともあって、彼女を怪しむ。だが、響子は、その夜、夜明と出会う直前まで、貴子の妹で銀座店の店長・瑞希(小島可奈子)のマンションを訪ねていたとアリバイを主張する。瑞希の住むマンションも成城にあり、姉夫婦と響子のトラブルを見かねた瑞希から呼びつけられたらしかった。
そんな中、響子から夜明に指名が入り、山梨・甲府まで送ってほしいと頼まれる。仕事を見つけるまでの間、赤ちゃんを甲府にある児童養護施設に預けることに決めたのだという。
施設の園長・赤石房江(市毛良枝)に、温かく迎えられる響子。実は、響子には生後まもなく親に捨てられた過去があり、この施設で育てられたのだという。しかも、和彦もまた同じ施設の出身だったとわかる。
幼なじみの響子と再会し、彼女とやり直すため、和彦が妻を殺したのか…!? 和彦に疑いの目が向けられる中、ナント赤ちゃんが施設から何者かに誘拐される事件が発生! さらに、瑞希まで殺害され、事件は混迷を深めていくが…!?
(土曜ワイド劇場公式HPより)
<感想>
都合で未視聴になりました(T_T)/。
ちなみに録画もしてません(ToT)/。
やっちゃった、テヘッ(「学園革命伝ミツルギ」の中二階堂風味で)。
というわけで、視てません。
したがって「どの面さげて批評(レビュー)してんねん、えっ、こらっ!!」という向きもありましょうが、それはこの際あちらに置いといて。
とりあえず、あらすじから犯人を推理してみる。
う〜〜〜ん、どうもこのシリーズ特有の法則からみても犯人は藤井響子でしょう。
怪しげなアリバイあるし。
まず、赤ん坊が乗ってたとしても本人が乗ってたかどうかは判然としないよね。
あらすじもそこは避けてるようだし。
第一、貴子の殺害場所が別の可能性もあるんじゃない?
でもって、和彦は下の登場人物一覧に名前がないので除外。
瑞希は被害者になっちゃってるから除外。
消去法でも響子が残る。
さて、こうしてても仕方がないしネットで捜してみるか……
10分経過……
20分経過……
ふぅ……これでよしっ、と。
犯人はだいたい分かりましたよ(「熱海の捜査官」の星崎風味で)。
やはり、夜明の法則が発動したようです。
そう、例のアレです。
解説!!夜明の法則とは―――
土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌」にて適用される法則。
犯人(女性)は夜明のタクシーに乗りアリバイを作る。
そして、最初に疑われる。
が、夜明が「あの人は犯人じゃない、だってアリバイあるし」と頑固に庇う。
別の容疑者浮上。
だが、急に夜明の気が変わる(偶然、何かに気付く)。
夜明アリバイ崩しに挑戦。
やっぱり、あの人が犯人でした。
―――完―――
のこと。
今回もこれに則っていたようです。
つまり、犯人は響子―――以上。
ある意味、愛川欽也さん演ずる相田古志郎博士シリーズの「博士に近付く女性が犯人か犯人の関係者」よりも手堅い。
次回もこの法則は続くのでしょうか……。
ちなみに原作は「木枯らし紋次郎」の著者で知られる笹沢左保先生の「タクシードライバーの推理日誌」シリーズ。
とはいえ、本作においてはモチーフというべきでしょう。
もはや、別物です。
2010年10月12日追記:
水色さんより犯人と動機を教えて頂きました。
それによれば―――
実は僕も土曜ワイド劇場を見ていたので一応、犯人をいいたいと思います。(ネタバレです。)
犯人は確かに藤井響子です。
動機は、赤ちゃんを預けるために貴子の家に行ったが、自分が子供を産めない体質であることを知らされ、ついには自分が赤ちゃんを育てるといったため、貴子を殺害してしまう。
次に瑞希は赤ちゃんを誘拐したことを響子に白状したものの、自首しようとはしなかったしかも貴子が殺された晩、貴子の家から出て行く響子を目撃したため、響子が犯人だとわかり、響子を脅迫してきたため瑞希も殺害してしまう。
ちなみに響子は捨て子ではなく実は母親が房江に預かるように頼まれたためで捨て子ではなかったのです。
響子は赤ちゃんの時、父親に殺されそうになったが、それを見た母親が響子を守るために父親を殺害、罪を犯してしまう。
そこで房江に響子を預からせて、自首するが、その後、獄中で病死してしまう。
房江はそれを知り、響子のために捨て子として育てていたのだった。
それが真相です。
(水色さんのコメントより抜粋)
水色さん、教えて頂きありがとうございます(^O^)/。多謝!!
◆関連過去記事
【シリーズ前作はこちら】
・土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌26 東京〜京都・琵琶湖、土地鑑のある乗客」(1月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)
<キャスト>
夜明日出夫:渡瀬恒彦
神谷警部:平田満
東山刑事:風見しんご
国代刑事:小林健
あゆみ:林美穂
橋本係長:佐藤二朗
野村(夜明の同僚):鶴田忍
乗客:大島蓉子
藤井響子:中山忍
赤石房江:市毛良枝 ほか
(敬称略、順不同、公式HPより)
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いつもはいけんしています。
水色です。
実は僕も土曜ワイド劇場を見ていたので一応、犯人をいいたいと思います。(ネタバレです。)
犯人は確かに藤井響子です。
動機は、赤ちゃんを預けるために貴子の家に行ったが、自分が子供を産めない体質であることを知らされ、ついには自分が赤ちゃんを育てるといったため、貴子を殺害してしまう。
次に瑞希は赤ちゃんを誘拐したことを響子に白状したものの、自首しようとはしなかったしかも貴子が殺された晩、貴子の家から出て行く響子を目撃したため、響子が犯人だとわかり、響子を脅迫してきたため瑞希も殺害してしまう。
ちなみに響子は捨て子ではなく実は母親が房江に預かるように頼まれたためで捨て子ではなかったのです。
響子は赤ちゃんの時、父親に殺されそうになったが、それを見た母親が響子を守るために父親を殺害、罪を犯してしまう。
そこで房江に響子を預からせて、自首するが、その後、獄中で病死してしまう。
房江はそれを知り、響子のために捨て子として育てていたのだった。
それが真相です。
長々とすみません
それでは^^
こちらこそ初めまして!!
管理人の“俺”です(^O^)/。
コメントありがとうございます。
早速、記事に反映させて頂きました!!
感謝<(_ _)>!!