2010年10月13日

「漫画サンデー」(実業之日本社)連載「監禁探偵」(我孫子武丸原作、西崎泰正画)9話ネタバレ批評(レビュー)

「漫画サンデー」(実業之日本社)連載「監禁探偵」(我孫子武丸原作、西崎泰正画)9話ネタバレ批評(レビュー)です!!

とりあえず、前回から容疑者らしい人物をひとり挙げてます。
9話現在の容疑者は亮太の同僚・野田春美です。
今の所は正しいかどうか微妙ですが、皆さんの推理と照らし合わせてお楽しみください。

監禁探偵1
「手前がアカネ、奥が山根亮太」


<登場人物>
山根亮太:コンビニでバイト生活を送る性的倒錯者
里見玲奈:亮太が目星をつけていたターゲットの女性、1話で何者かにより殺害される
谷田進:亮太のバイト先のコンビニ店長
野田春美:亮太のバイト先であるコンビニの同僚
アカネ:亮太に監禁されている女性、19歳
亮太の友人:2話で亮太と飲み会をしていた男性、彼女が居るらしい
山根博子:亮太の母、フラフラしている息子・亮太を心配している。55歳。
山根浩一:亮太の父、7話にて登場
高柳:亮太の住むマンション302号室の住人、8話にて登場
坂本:亮太のバイト先の同僚20歳、1話から登場(9話にて名前判明)

<ネタバレあらすじ>

アカネの指摘した“もうひとつある玲奈がストーカーに見染められる場所”とは亮太のバイト先のコンビニだった!!
確かに亮太と同じく玲奈に目星をつけたものが居ても何ら不思議はない。

アカネによれば「玲奈がコンビニから帰った午後8時以降、博子が玲奈の死体を発見した午後10時まで」のアリバイが存在しないコンビニ従業員が怪しいと言う。
更に玲奈がやって来ていたかもしれない朝の時間帯も確認しておくよう亮太に言い添える。

アカネを信用した亮太はそのままバイト先のコンビニへ。
一方、残されたアカネは何やらPCを利用していた……。

(ここに犯人が居るかもしれない……)
早く真犯人を捕まえなければ博子が逮捕されてしまう……不安な亮太は早速各自のアリバイ確認を開始。
とりあえず自分と一緒のローテーションでアリバイがあり、年嵩で若い女性に興味が無いであろう店長・谷田に怪しい人物を聞き出そうとする亮太。

だが、店長の読んでいたスポーツ新聞を目にして考えが変わる。
店長の読んでいたスポーツ新聞には若い女性のあられもない姿がデカデカと掲載されていたのだ。
今更ながら店長が男性であることに気付く亮太。
しかも、当の店長自身に休憩として空白の時間が存在しておりアリバイもあやふやなものだった。
まさか……と頭では思いつつ疑念が拭えない亮太はそのまま別の相手に質問をぶつけることにする。

その頃、アカネはといえば亮太の部屋でネットを駆使しさまざまな拘束具を調べていた……。

次に同僚の坂本(20歳)に話しかけてみるか考える亮太。
坂本には彼女がおり、玲奈にストーカーするようには思えない。
だが、もしも……ということもある。

ここで女性である野田春美を選ぶことに。
彼女に玲奈の事を確認しその周囲に怪しげな人物を見なかったか問い質す亮太。

何事か言い淀むような表情の野田。
手ごたえを感じた亮太は更に詰め寄る。
春美によれば玲奈殺害の当日に玲奈の後を尾行する不審な人物を見たと言う。
その人物はツインテールの女性だったらしい。

(アカネ……?)

亮太の脳裏に玲奈を刺し貫くアカネの姿が浮かび上がる―――10話に続く。

<感想>

え〜〜〜と、アカネ犯人はほぼミスリードだと思われます。
玲奈殺害当日ということは、アカネはまだ亮太による監禁下にありました。
物理的に尾行は不可能な筈。
それを亮太自身が忘れるとはよほど焦ってるとの表現でしょうか。

一応、アカネが自分で拘束を解きこっそり脱出した可能性は排除できませんが、物語の前提自体が覆る為にこれは考えにくいと思われます。

こうなると逆に嘘の証言を述べた野田春美が俄然怪しくなりました。
ただ、春美は「ツインテールの女性を見た」としか述べていないので特定の誰か(アカネ)を指してのことではなく適当に嘘をついた可能性や、これからツインテールの新キャラが登場する可能性も否めません。
これらの点で、まだ確定的ではありませんね。

とはいえ、これがもしアカネのことを指しての偽証言だとするといろいろ気になることがあります。

まず、「野田春美がアカネを見知っていた可能性がある」こと。
アカネに罪を着せようとする以上はアカネのことを知っていたことになります。
野田春美はどこでアカネを見かけたのでしょうか?

アカネを標的に据えた偽証言を行ったと仮定すれば、野田の目的はアカネに容疑を向けようとしてのことでしょう。
ということは、野田はアカネと被害者・玲奈に関わりがあることを知っているのではないでしょうか?

そう考えると、「玲奈とアカネにもどこかで接点があったのでは?」との疑問も浮かんできます。
ここで、以前記事にした通り「アカネが亮太について行ったのも全て計画的なものだった」とすると、「玲奈を通じて亮太の存在を知りその危険性を知りながらわざわざ監禁されに行った」可能性すら出てきます。

しかし、アカネは亮太から「玲奈が死んでいた」と聞かされてもさして動揺していなかったからなぁ……知り合いにしては不自然か?

気になると言えば、アカネがネットで拘束具について調べていたことも気になります。
何かを狙っているのでしょうか?

そして、8話に出て来た高柳。
彼も相当怪しいんだけどなぁ。
ここからどうストーリーに絡むのか?

もろもろ気にかかりますが……。
とりあえず、9話現在も亮太のコンビニの同僚・野田春美犯人説でいきます。

とにもかくにも、果たして驚天動地のトリックはあるのか?
先の読めない「監禁探偵」。
10話に要注目です!!

◆我孫子武丸先生関連過去記事
我孫子武丸先生が漫画原作を!?「監禁探偵」に注目!!

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弥勒の掌 (文春文庫)





◆原作の我孫子武丸先生のその他の作品はこちら。




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