2010年10月20日

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第19話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第19話ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


<第19話あらすじ>

大和が送った旧紙幣がマスコミに取り上げられ、忘れ去られていた3億円事件に再び注目が集まる。
この影響は大きかった。
ついには政界まで動かし、沢田幹事長が記者会見を開くまでの騒ぎに。

会見後、沢田幹事長に近付くスーツ姿の男。
だが、彼の顔は見えない。
「今夜、彼女の所に行くから」男に命じるとそのまま車で走り去る沢田。
残された男は何事か物想いに耽るのだった。

一方、島田(関口の部下)は泰成を見張っていた。
目立った動きの無い泰成に気を緩める島田だったが、その後ろから忍びよる人影が。
誰あろう泰成本人である。
油断していた島田は泰成に組みつかれあっさり気絶してしまう。
「表面だけ見ているからこうなる」
意味ありげに呟くと前髪をかき上げる泰成。
その額には一筋の大きな傷跡が残されていた……。

その頃、大和と未来は潜伏先のホテルに居た。
こっそり両親の携帯に電話をかけようとする未来を押し留める大和。
「やめておけ、無駄だ。仮に出たとしたらそれは罠だ、こちらの居場所がバレる」
あくまで冷静な大和。
「もう少しで泰成さんと落ち合うから、それまでの我慢だ」
だが、彼も内心焦っていた。
(未来も限界だ……このままでは……)
大和の視線の先には精神的に疲れ果てた様子の未来が居る。
「決着をつけなければ」と覚悟する大和。

同時刻、某所にて柱に拘束された夏実の姿。
その目の前に眉間を撃ち抜かれた男の死体が転がされる。
「ひっ……」息を飲む夏実。
奥から出て来たのは関口だ。
「知っていることを話して貰おうか」
蛇のような目で夏実を睨みながら口元を歪めるのだった―――20話に続く。

<感想>

加速する展開ながらも今回の情報量は割と控えめ。
新情報は……

@幹事長の沢田登場。
A沢田の側近?スーツ男。
B沢田の言う彼女とは誰か?重要人物なのか?
C泰成の額の傷。格闘もプロ?

の4つ。

Cについては以前から窺い知れていたのである意味、既出。

気になるのは、@からBに絡む幹事長の沢田が3億円事件に繋がって来るのかどうか。
繋がって来るのならば沢田の言う“彼女”も重要人物になりそうですが……。
ただ、今回の流れではどちらかというと沢田の側近らしい顔の見えないスーツ男の方が事件関係者っぽい演出でした。
時折、出て来ている関口に指示を出している人物が彼なのでしょうか?
管理人は別人のように感じ、「ひょっとして、この側近こそが大和の父・鉄也では?」とか思いましたが果たして……。

他には大和、未来が泰成と合流して何をするつもりなのか?
ありそうなのは、関口に取引を持ち掛け未来の両親を解放させつつ、黒幕を探るぐらいか。
正直、コレ以外だと皆目見当がつきません。

もうひとつ気になるのは関口に拘束されている夏実。
この状況から脱出するのはかなり厳しそうだが……。
上記の大和の取引に関わって来るか、水原参入か?

と、盛り上がったところで次週は休載、続きは次々号。
それにしても、ここで2週待ちはツライなぁ。
その分、再来週が楽しみになるけどね。

「モンタージュ」とは違うが、今週は「監禁探偵」も休載。
そして「シャーロッキアン!」は先々週から休載中。

注:今週の「監禁探偵」は休載の為、批評(レビュー)はお休みです。

たぶん、「モンタージュ」と「監禁探偵」は10話に1回くらいのペースでお休みが決まっているのではないかと思う。
正直続きが待ち遠しいが、各先生にリフレッシュしてもらってより面白い作品を読みたいのでここは我慢だ。
そういうわけで「モンタージュ」20話批評(レビュー)は再来週。

グイグイ面白くなっている「三億円事件奇譚 モンタージュ」。
逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
20話に期待です!!

◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

・各回ネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第1話から10話までまとめ

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第11話ネタバレ批評(レビュー)

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