2010年11月02日

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第20話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第20話ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


<第20話あらすじ>

夏実を監禁した関口。
夏実の目の前には無惨にも眉間を撃ち抜かれた島田の死体が転がっていた。
見せつけるように島田の死体へ銃を撃ち込む関口。
さんざんその残虐性をアピールすると大和と未来の居場所を問い詰める。

怯える夏実だったが、関口に交渉を持ちかける。
居場所を教える代わりに関口の存在を誰にも告げないから自分を解放しろと言うのだ。
しかも、教えた途端殺されては堪らないから自分で潜伏先まで案内すると付け加える。

夏実の提案におどける素振りで恐れ入る関口。
余裕からかはたまた何かを企んでいるのか夏実の提案に乗ることに。

その頃、泰成。
教え子の夏実の運命を知ってか知らずや(無関心なのかもしれないが……)、駅の公衆電話からテレビ局に「旧紙幣を送付した者」として連絡を入れる。
これも大和の計画の一部らしい。
(君は犯罪を企むことに向いてるよ)
大和に感心したのか微笑む泰成。

一方、大和と未来たちは―――。
潜伏先のホテルで今後の事を考え続けていた大和だったが、急ぎこの場を後にしようとする。
そんな大和にホテル代の支払いを尋ねる未来。
どうせ、指名手配犯なんだぞ……そのままに逃亡を図ろうとする大和に未来は……。
「私たち、本当に犯罪者になっちゃう!!」
と、指摘。
未来の言葉に大和は改めて自分の思考が危険なモノに変質しようとしていたことに気付く。
(自分を見失っていたのは俺だった……)
自省する大和は料金を部屋に残して去ることを決める。

関口、夏実、泰成、大和、未来。
追う者、追われる者、入り乱れての命をかけた危険なショーが始まろうとしていた―――21話に続く。

<感想>

今回も盛り上がりましたね〜〜〜。

夏実は百戦錬磨の関口相手に駆け引きを挑みますが果たして……ここで水原か?
泰成の思惑は進んでいるのか……。
闇へと呑みこまれかけた大和を救ったのはやはり未来でした。
今後も大和を照らし続ける光明となるのか……。

などなど、見所いっぱいでした。

中でも一番は大和を支える未来でしょうね。
一人で奮闘する夏実も健気ですが、大和の暗黒面堕ちを防ぐ未来の活躍も大きかったと思います。
暗黒面と言うと泰成の発言から考えても大和はやはり三億円事件の犯人かプランナーの息子なんだろうなぁ。
となると、1話の刑事の言葉は事実なわけか。
しかも、そのことを泰成も知っているのか?

こうなると、大和と父・鉄也の関係はスターウォーズっぽい展開かもしれないな……。
前回(19話)の沢田幹事長側近が鉄也だとすると……。

大和:ルーク
鉄也:ダースベイダー
沢田:皇帝

みたいなものか……となると、まさか、未来はレイア姫!?
もしかして、大和と姉弟!?
なんか、それもありそうだなぁ……。

さて、妄想はほどほどにして。
気になるのは大和の計画。
単に騒動を起こしたのではない筈で、最終的に何を目論んでいるのか?
それと、関口と夏実の行動は知らないわけだから、これがどう影響していくのかにも注目!!

グイグイ面白くなっている「三億円事件奇譚 モンタージュ」。
逃亡し続ける大和と未来、捕まった夏実の明日はどっちだ!!
21話に期待です!!

◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

・各回ネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第1話から10話までまとめ

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posted by 俺 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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