ネタバレあります、注意!!
<あらすじ>
警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係、通称ミショウを舞台に、奇妙な女性捜査官と左遷されてきた敏腕刑事が、凡人にはない特殊能力「SPEC」を持つ犯罪者に立ち向かう! 『ケイゾク』スタッフ再集結の話題作!
(角川書店さん公式HPより)
<感想>
ドラマ「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」ノベライズ本。
ドラマ版4話〜6話が収録される。
読んでみましたが、ドラマを正確に活字化したものでした。
ドラマを視て「ん?ここ、どうなってんの?」と思われたあなたにオススメ!!
とりあえず、管理人が読んで思ったことは一の能力は“時間停止”らしいこと。
ノベライズ中で「時間を止める」と明記されていました。
それと海野の回で出て来た老夫婦は意図的な模様。
当麻たちを監視していたような描写あり。
他は未だ藪の中か。
12月発売予定のクライマックス……最終3巻に注目だ!!
<ネタバレあらすじ>
志村に重傷を負わせた為に「警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係」通称「ミショウ」に更迭された瀬文。
そこには鼻持ちならない天才・当麻と能天気な上司・野々村が居た。
瀬文は、仕方なく「ミショウ」に持ち込まれる事件に挑む!!
・前作(1〜3話)はこちら。
「SPEC I」(西荻弓絵、豊田美加著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
脇、桂、林の事件を経た「ミショウ」に次なる事件が。
それは古戸久子という名の依頼人が持ち込んだ事件。
久子によれば娘・美智花から助けを求めるメールが届いたらしい。
美智花は自殺サークル“PS”に参加したが、直前で自殺を思い留まりサークルの幹事(正体不明)に命を狙われていると言うのだ。
早速、捜査に乗り出した当麻&瀬文。
PSへの参加に成功するが目の前で幹事がバイクで逃亡、そのまま事故死してしまう。
だが、当麻はバイクのブレーキが物理的に破壊されていたことに注目。
幹事殺害が人為的なこと……しかも、久子のSPEC「念動力」によるものであると突きとめる。
当麻の推理を笑って否定する余裕を見せる久子だったが、幹事の正体が娘・美智花であると知り逆上。
それに伴い久子の能力が暴走を始める。
久子は既に娘が自殺していると思い込み、娘を自殺へと導いた幹事を憎んだ。
そこで、美智花からの偽メールで当麻を動かし幹事の正体を暴いた上で殺害するつもりだったのだ。
計画は上手くいき、正体不明の幹事と接触、幹事が逃亡した隙にバイクのブレーキを念動力で破壊した。
しかし、それが結果として自身で娘を殺してしまうこととなった……。
手に負えないほど荒れ狂う「念動力」だったが結末は不意に訪れた。
久子は不意を突き現われた津田たちに強制的に連行されてしまう。
何も出来なかったことに落胆する当麻たち。
そんな折、SIT時代の元上司・里中と再会する瀬文。
無邪気に喜ぶ瀬文だが、里中には目的があった。
里中は“病を処方するSPEC能力者”により娘を人質にとられており、冷泉を連れて来るよう脅迫されていた。
犯人は予知能力を持つ冷泉を使い“病を癒す能力者”を見つけるつもりなのだ。
そこで、里中は瀬文を利用し情報を引き出すことに。
目的を達した里中は冷泉の軟禁先を察知し、仲間を雇い襲撃をかける。
だが、前もって事あるを予期していた津田や当麻&瀬文により襲撃は失敗。
里中自身は何者かに射殺される。
瀬文は里中に代わり娘を救うことを決意。
里中自身の遺した情報を追い、SPECホルダーのリスト(SPEC能力者の名前と住所、能力などをリスト化したもの)を手に入れる。
そこには“病を処方するSPEC能力者”として「0」の名前があった。
当麻は「0」=UNO、つまりUNNOこと海野と推理。
真犯人・海野を追い詰める。
海野は里中の娘を手術し助けると姿を消す……が、その直前に当麻に寄越した電話口で何者かと争っており生死不明に。
一方、志村の妹・美鈴にもSPEC能力―――物や人に触れることで過去や考えていることが視える能力が発現しつつあった。
美鈴はその能力を当麻に用いるが―――3巻に続く。
◆関連過去記事
・「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」第1話「魔弾の射手!!」(10月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」ノベライズ本発売!!
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