2010年12月14日

「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」(2009年、日本)

「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

鑑識・米沢守の事件簿


2008年上半期ナンバー1ヒット「相棒-劇場版-」に続いて誕生した、
「相棒」シリーズ 史上初のスピンオフムービー

これは私の事件〈ヤマ〉なんです

不気味な連続殺人事件と東京ビッグシティマラソンでの無差別爆破テロ、さらには政府の犯した罪が暴かれてセンセーショナルなニュースとなった一連の“あの事件”。
特命係の杉下右京(水谷 豊)と亀山薫(寺脇康文)が真相究明に奔走する影で、鑑識課・米沢守(六角精児)は個人的な“驚愕の事実”を発見していた!

爆破テロ犯を追う顔認証システムで、薫の妻・美和子(鈴木砂羽)や右京の元妻・たまき(益戸育江)らが参加していたマラソンの映像をサーチしていた米沢は、そこに元妻・知子(紺野まひる)の姿を見つけ、驚愕する。彼女は数年前、離婚届を残して米沢の前から姿を消していたのだ。

翌日、知子の死体が発見されるが、実は彼女は妻とは同名の別人。ほっとする米沢だったが、証拠不十分なままの早すぎる自殺の結論に疑問を持った彼は、同じく異を唱える彼女の元夫で所轄の刑事・相原(萩原聖人)とともに、極秘の捜査を開始した。
(アマゾンドットコムさんより)


では、続きから……

死亡したのが妻では無く、真鍋知子と知りほっと胸を撫で下ろす米沢。
一方、元妻を永遠に失った相原は妻の死を殺人と主張。
米沢を巻き込み捜査を開始する。

暴走気味の相原を迷惑に感じるものの無碍には出来ない米沢。
相原は知子の勤め先である「青少年防犯協会」に目星をつけ、同協会の理事長・設楽や経理課長・天野に事情を聞く。
だが、「青少年防犯協会」が天下りの受け皿となっていたことから上層部に睨まれてしまう。

圧力を受けたことで対立する二人だったが、相原の妻への想いにうたれた米沢は協力を約束。
こうして二人は本当の“相棒”に。
米沢は特命係に頼らず、自身のヤマ(事件)として解決しようと動き出す。

青酸カリの入手経路や知子の日記、「青少年防犯協会」経理係・高橋早苗の証言を経て、遂に真相に辿り着く―――。

「青少年防犯協会」に乗り込んだ米沢と相原は、経理課長・天野を追及する素振りを見せる。
怒る設楽、驚く天野、様子をニヤニヤと眺め続ける早苗。

だが、真犯人はその早苗だった。
早苗は「青少年防犯協会」の杜撰な資金管理を利用して横領していた。
近く監査が入ること、それを知子に知られたことから知子を自殺に見せかけ殺害したのだ。

「どうせ無駄に使われるお金なんだから私が貰ったっていいじゃない」
悪びれもしない早苗の姿にその場に居た者は皆、背筋を凍らせるのだった……。

こうして事件は解決。
相原は米沢に感謝の言葉を伝え、米沢もまた相原に感謝を伝えるのだった―――エンド。

<感想>

「相棒」シリーズスピンオフ作品。
鑑識課の米沢守がクローズアップされています。

原作本の作者はハセベバクシンオーさん。
ハセベバクシンオーさんは「相棒」のシナリオも担当されており、シーズン8では9話「仮釈放」の脚本を手掛けられています。

相棒season8 9話「仮釈放」(12月16日放送分)ネタバレ批評(レビュー)

9話「仮釈放」は「不正通信」がテーマの回ですね。
「相棒」に縁の深い原作者だけに原作はなかなかの作りとなっております。
ちなみに「米沢守の事件簿」はシリーズ化されており、続編に「知りすぎていた女」もあります。
下記に「アマゾンリンク」を用意しているので興味のある方はどうぞ。

そんななかなかの原作を原作者の父である長谷部安春監督が映像化したものが本作。
脚本を櫻井武晴さんが担当しました。
長谷部安春監督は2009年に亡くなり、この作品が遺作になっています。

本作は内容はもちろんのこと、その背景にドラマがあるのが特徴なのかもしれませんね。

さて、映画自体の感想。
シナリオが多少キャラクター頼りな所がありますが、それはスピンオフの宿命。
全体的に及第点です。

「青少年防犯協会」という大きなテーマによる犯行かと思いきや、個人的な動機による犯行にシフトする点は鮮やか。
大から小、小から大への移行は「相棒」シリーズの“十八番”と言えるかも。
本作はそれをもっとも明確に示したのかもしれません。

キャスト的には、早苗役の片桐はいりさんの怪演に注目。
相原役の萩原聖人さんも良かった。

絶対視るべきという程ではないが、視ておけるなら視たい作品です。

2010年12月23日からは「相棒 劇場版2 警視庁占拠!!特命係の一番長い夜」が公開予定とのこと。
ノベルス版を読んでみたところ、かなり面白そうな感じ。

「相棒 ―劇場版2―」(大石直紀著、小学館刊)ネタバレ書評(レビュー)

ノベルス版通りならば相当期待できると思う。

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