<最終話ネタバレあらすじ>
一(にのまえ=神木隆之介)の“スペック”によって窮地に陥った瀬文(加瀬亮)の前に、当麻(戸田恵梨香)が現れる。当麻の命懸けの作戦により、一を追い詰めるが、3人とも生死の境をさまようことになる。3日後、当麻は目を覚ますが、一は瀕死の状態、瀬文も眠ったままだった。瀬文を見舞った美鈴(福田沙紀)は、昏睡状態の彼から“ビジョン”を読み取る。そのビジョンに衝撃を受けた美鈴は、その真偽を当麻に尋ねる。
(MSN産経ニュースより)
毒によって辛うじて一を撃破した当麻&瀬文。
一と姉弟であることに気付いた当麻だったが、不意に現れた地居による“記憶改竄”を受けすべての記憶を喪失してしまう。
瀬文もまた同様に記憶を奪われることに。
当麻と一の姉弟対決のすべてを仕組んだ人物は地居だったのだ。
当麻が持つ地居の記憶も地居により作り出された偽りのものだった。
当麻、瀬文、一は瀕死のまま入院。
数日後、目覚めた当麻からは弟の記憶がすっかり欠落していた。
一方、瀬文の看病に訪れた美鈴は自身の能力(残留思念読込)で真相を知り、当麻に迫る。
しかし、それすら地居の“記憶改竄”により白紙に。
その頃、一は集中治療室で治療を受けていた。
だが、意識は回復しない。
そんな一の姿を見た管理官は「まだ事件は終わっていない」と述べる。
一方その頃、地居は秘密裏に「SPEC」能力者の組織の幹部(石橋蓮司)と会見を持っていた。
自身がすべてを仕組んだ黒幕であると告白する地居。
「面白いから」その一言で自身の行動理念を明かす地居の身体に津田の身体がオーバーラップしていく。
そう、地居は津田のパブリックドメインの一人だったのだ。
地居はそのまま幹部を射殺してしまう。
このまま地居の思惑通りに事が進んでしまうのか?
だが、記憶を消された当麻、瀬文、美鈴はそれぞれのきっかけで記憶を取り戻し、地居に闘いを挑む。
しかし、地居の力は圧倒的。
彼の前に全員が屈しかけたその時、弟である一同様に当麻の能力が目覚め地居を葬るのだった。
エピローグ
津田の姿がある。
何者かに事態の終結について報告を済ました彼は不意に姿を消す。
その後には「終」の文字が残されていた―――エンド。
<感想>
遂に最終回を迎えた「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」。
裏番組が「オペラ座の怪人」や「目線」など強力コンテンツ、しかも12月中旬の週末だったこともあり忘年会シーズンとも重なるなど、幾多の不利を受けての最終回となりました。
これまでのストーリーはこちら。
・「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」第1話「魔弾の射手!!」(10月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「SPEC I」(西荻弓絵、豊田美加著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「SPEC U」(西荻弓絵、豊田美加著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
今更ながらの批評(レビュー)となりました。
実は「目線」と「オペラ座の怪人」と並行してこちらも視聴していたので何とか批評(レビュー)してくれようとの意地から生まれたこの記事。
当然、穴も多いために正直、不安です。
何しろ、半端にしか視てないので正確な所が分からない。
もともと「SPEC」自体がかなり推論の余地を残したドラマだけに、どう解釈してよいか判断に苦しむ所多々。
なので、とりあえず管理人が視た「SPEC」最終回がこんな感じ程度の理解が吉。
とりあえず、正解は数日後に発売される予定のノベライズ版3巻を読むしか無さそうかな。
ここからは、気になる点を幾つかあげる。
Q、当麻は「SPEC」に目覚めたのか?
A、目覚めたっぽい。地居を倒したのは彼女と思われる。弟と同じ能力?
Q、地居って何者?
A、津田のパブリックドメインのひとり……なんだけどかなり独特な自我を持った様子。
半分、独立したような状態?
Q、ラストの津田は何?
A、パブリックドメインのひとり。津田は滅びないということかも。
Q、「ケイゾク」との関係性は?
A、野々村や近藤、柴田(名前だけ出た)が出演していた。
あくまで「ケイゾク」は「ケイゾク」、「SPEC」は「SPEC」と考えた方が良さそう。
で、最終回の感想。
う〜〜〜ん、一応映像上からある程度の解釈可能なラストとなっているのでこれはこれでアリかもしれませんね。
ただ、熱心なファンほど置いて行かれた感が強くなりそうだなぁ。
もうちょっと、各キャラの後日談等で形になったラストがあった方が良かったかも。
<キャスト>
●当麻紗綾(戸田恵梨香)
未詳事件特別対策係(通称ミショウ)の刑事。IQ201というずば抜けた頭脳を持ち、京大在学中にFBIに潜り込み、X-FILEの研究をしてきた変り種。口が悪くケンカっ早い面も。ミショウに入って1年で犯人と格闘して大怪我を負い、今でも左手にはギプスがはめられている。
●瀬文焚流(加瀬亮)
ミショウの刑事。警視庁の花形である警視庁特殊部隊(SIT)に抜擢され、27歳の若さで小隊長まで上り詰めた凄腕の刑事だったが、ある事件がきっかけでミショウに飛ばされる。銃器の扱いは警視庁一で、極真空手も師範代クラス。
●志村美鈴(福田沙紀)
瀬文の部下の妹。
●冷泉俊明(田中哲司)
占い師。未来を司る男として有名。殺人を予言して、瀬文に逮捕される。
●地居聖(城田優)
当麻の元彼。
●海野亮太(安田顕)
警察病院の医師。
●一十一(神木隆之介)
不思議な力を持つ美しい少年。
●津田助広(椎名桔平)
公安部特務専任部長。拘留中の冷泉を連れ出して取引をする。
●野々村光太郎(竜雷太)
ミショウの係長。のらりくらりの天才狸と言われていた。
(MSNエンタメさんより)
◆関連過去記事
・「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」の前身とされる「ケイゾク」関連過去記事はこちら。
「ケイゾク」(TBS系列、1999年)ネタバレ批評(レビュー)
「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」(2000年、日本)ネタバレ批評(レビュー)
・「ケイゾク」続編がついに登場!!「ケイゾク2『SPEC』〜警視庁公安部 公安第五課未詳事件特別対策係事件簿」!!
・「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」第1話詳細判明!!
・「ケイゾク」の後継作品と呼ばれました。
ドラマ「QUIZ」(TBS系、2000年)ネタバレ批評(レビュー)
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