2011年01月08日

「LADY〜最後の犯罪プロファイル〜」第1話「日本初!犯罪分析のドリームチーム誕生!天才プロファイラーVS紙喰う殺人鬼!哀しき少年神隠しの深き闇」(1月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「LADY〜最後の犯罪プロファイル〜」第1話「日本初!犯罪分析のドリームチーム誕生!天才プロファイラーVS紙喰う殺人鬼!哀しき少年神隠しの深き闇」(1月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

犯罪者の行動や心理を分析し、犯人像を推定する「犯罪プロファイリング」。米国の連邦捜査局(FBI)アカデミーで犯罪プロファイリングを学んだ新人プロファイラー・香月翔子(北川景子)が、警視庁に新設された犯罪行動分析室(CPS)のメンバーらと共に、凶悪犯罪に立ち向かう。脚本・荒井修子ほか、演出・平野俊一ほか。 翔子(北川)が所属するCPSは、捜査1課の刑事たちを悩ませる難事件の捜査に協力することになった。夫婦が殺害され、一人息子が行方不明になっているという事件で、同じような事件が最近、連続して起こっていた。主任プロファイラー・結城(木村多江)の指示により、翔子は先輩の寺田(要潤)と共に事件現場へ向かう。捜査1課の柘植(ユースケサンタマリア)と合流した翔子たちは、現場の状況を分析。捜査本部は、外国人グループによる犯行との見解を示すが、翔子は単独犯による事件だと考える。
(@nifty TV番組表より)


では、続きから(一部、重複アリ)……

7日間にわたり食事を与えなかったことによる餓死。
火傷による虐待死。
ダンボールに詰め込み殺害など犯行方法はどれもバラバラ。

翔子はイメージから同一犯による犯行と推測。
一方で犯人が紙を食べていたことも判明し、翔子は犯人が成長していると危惧する。

そんな中、犯人への応答文を新聞紙上へ掲載するか否かを巡り意見が対立。
翔子が「これ以上の犯行を防ぐならば掲載すべき」と主張し意見が容れられる。

だが、4件目の犯行が発生。
今度は木刀による撲殺。
新聞紙上に応答文を掲載した責任を問われたCPSは捜査を外される。

直後、本宮という男性が犯行を自供し自首して来る。
翔子たちは本宮は犯人ではないと判断するが……。

本宮を犯人として記者会見を行う捜査本部。
課長である岡林(竹中直人)はそこで「卑劣な犯行だった」と断言する。

その夜、岡林宅で異変が。
帰宅した岡林の目の前にはロープで縛られた妻子の姿。
驚き慌てる岡林に鉈を振り被った覆面姿の犯人が襲いかかった……。

岡林が死体で発見され、意気消沈するCPSの面々。
DNA鑑定により本宮は犯人ではないと証明される。
岡林の死に犯人への怒りを燃やしたCPSメンバーは、捜査を外されたとはいえ犯人をプロファイリングすることは出来るとプロファイリングを続行する。

犯人の残したメッセージ「オレンジリボン」などから、犯人が“虐待する親”を対象に犯行を行っていたことが判明。
犯人自身が過去に虐待を受けていたと推測する。

捜査本部へプロファイリング結果を持ち込むCPS。

CPSのプロファイリングはこうだ。
犯人は幼児期に父親から虐待を受けた。
しかし、父親を早くに亡くしており復讐対象を失ったことで父親と同じく虐待する親へ制裁を加えている。
同時に被害者家庭での虐待の事実を知ることが出来た者。
しかも、犯行の発生時期から2ヶ月前にきっかけとなる出来事が起きたと予測。

これにより捜査本部もプロファイリングをひとつの指針として動くことに。

被害者の子供たちが「NPO児童虐待ホットライン」の連絡先を所持していたことからそこを調べる柘植。
スタッフには男性は居ないと知らされるが……。
そこで翔子はある物を発見する。
それは「児童虐待ホットライン」に出入りするIP担当者の名前だった。

その担当者・国木田譲は最近会社を休んでいると言う。
国木田宅にて「児童虐待ホットライン」の通話記録を発見する柘植。
国木田は通話を盗聴。助けを求める子供の声を聞き、ターゲットを絞っていた。

同時刻、国木田は次なる犯行を実行。
「児童虐待ホットライン」に助けを求めた充の父親を拘束する。
だが、その最中に巡回中の警官と遭遇した為、立て籠もり事件に発展。

その頃、結城は国木田の母親から事情を聞いていた。
国木田の父は虐待を行っていたと言う。

国木田の父・隆明は15年前に死亡。
虐待を受けていたとみられる当時の国木田譲の年齢とプロファイリングが合わないことから、翔子はプロファイリングの過ちに気付く。

国木田の母によれば国木田には4つ下の弟が居たと言う。
だが、弟は死亡していた。

翔子は充の母に成り済まし充宅へ潜入。
充に仮託し国木田へ謝罪するも当の国木田に警察だと看破される。

国木田に狙われる翔子だが、翔子は虐待に合っていた当事者が国木田譲本人ではなくその弟だと語り国木田の心に揺さぶりをかける。
譲の弟は父親からの虐待により死亡したのだ。
国木田譲は弟を守りたかったが守りきれなかったことに罪の意識を感じており今回の犯行に及んだのだった。

心中を見透かされた国木田譲は号泣。
翔子の呼びかけに応じたかに見えた……。

そこへ響き渡る銃声。
国木田は狙撃班により射殺される。

こうして事件は解決した。
国木田により連れ去られた子供たちは彼の手により保護されていた。
後味の悪い事件に沈み込む一同。
そんな彼等を励ますように打ち上げへ誘う結城。

プロファイリングにより、同僚の分析官・奥居マリエの彼氏の浮気が打ち上げの席で暴露される。
その一方で、闇は密かに蠢いていた。
闇の中に浮かぶのは、香月翔子を見詰める影の姿―――1話了。

<感想>

制作発表当初は「LADY〜最後のプロファイリング〜(仮題)」だった本作。

「SPEC」放送中の金曜22時枠後続番組が決定!!北川景子さん主演による「LADY〜最後のプロファイリング〜(仮題)」に!!
(第一報です)

正式名称は「LADY〜最後の犯罪プロファイル〜」になりました。
「SPEC」の後続番組ということもあり期待が高まります。

「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」最終話(最終回)「百年の孤独」(12月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

それにしても……「最後の」とつくところがフジテレビ系「沙粧妙子 最後の事件」を思い起こさせますね。

「沙粧妙子 最後の事件」(フジテレビ 1995年)ネタバレ批評(レビュー)

そんな「LADY〜最後の犯罪プロファイル〜」。
果たして第1回はどんなスタートダッシュとなったのでしょうか?

中盤、中だるみがあったものの後半にかけて盛り上がりました。
まあまあかなぁ……。

ただ、ところどころ違和感が……。
なんだか妙に軽い印象。
一応、「LADY」はシリアス路線かと思われるが軽過ぎる。
なんだろうなぁ、これは……。

それと「プロファイリング」でなく「勘」や「推理」部分が多く見られたのも減点。
さらに、海外の「プロファイリングドラマ」に比べると……。

結局、やっぱり妙に軽いのがどうにもなんだよなぁ。
最後の打ち上げシーンはいらない。
あれで本編の余韻がぶち壊しのような……。

それと、シリーズ通じての敵役の存在も示唆されています。
「フェイク」でもそうだけど、これは味付け次第でチープになりがちなので気を付けて欲しいなぁ。

NHKドラマ10「フェイク〜京都美術事件絵巻」1話「幻の伊藤若冲」(1月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)

何気に気付いたが、要さんや小澤さんが共演ということで「アンタッチャブル」(テレビ朝日、2009年放送)思い出した。

「アンタッチャブル」(テレビ朝日:2009年)まとめ

「アンタッチャブル」通りだと、小澤さん演じる藤堂が怪しくなりそうだなぁ。
今回も敵役?

それも含めて、次回以降に期待!!

◆関連過去記事
【北川景子さん関連】
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北川景子さん苛酷な撮影を告白!?「月の恋人〜Moon Lovers〜」舞台裏とは?

【「沙粧妙子 最後の事件」関連】
「沙粧妙子 最後の事件」(フジテレビ 1995年)ネタバレ批評(レビュー)

【「警視庁継続捜査班」関連】
「警視庁継続捜査班」は7月22日(木)よりスタート&1話詳細判明!!

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