2011年01月13日

「相棒season9」第11話「死に過ぎた男」(1月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「相棒season9」第11話「死に過ぎた男」(1月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

日本で100番目に早い(たぶん)、「相棒season9」第11話「死に過ぎた男」(1月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)。

相棒1


<ネタバレあらすじ>

プロローグ


昼日向、とある住宅街を男が歩いている。
男の目的地は一軒の家。
門扉越しに覗き込み、庭で遊ぶ子供をじっと眺めやる男。
その家の仏壇には覗き込む男とそっくりの写真が飾られていた。
男の視線に気付いた子供は「写真のおじさんだ!!」と母を呼ぶ。
気付かれた男はその場を慌てて逃げ去ろうとする。
その背中に、母は「あなた!!」と呼びかける。
そんな彼女に「俺じゃなかったんだ」と呟やく男。
そこへ奥から「死んだ筈じゃ……」と驚愕しつつ新たな男が出て来る。
新たな男を「パパ!!」と呼ぶ子供。
再び逃げ出そうとする男に追い縋る新しい男。
揉み合いになり、新しい男を振り切り逃げ去る男。
新しい男の手には覗き込んでいた男が落とした「ウェディングリング」の注文票が残されていた……。

その晩、西八王子市の公園で覗き込んでいた男(本間剛)が死体となった―――。

1.


6年前、同僚の津島と海に転落し死亡したはずの西八王子市役所職員・信川(本間剛)の他殺体が発見された。
信川の上着のポケットから婚姻届が発見されたが、元妻の彩子(河合美智子)は事故から1年後に失踪宣告をしており、信川は戸籍上死亡したことになっていた。

二度死んだ男に興味を持った右京(水谷豊)は遅刻して出勤した神戸(及川光博)を伴い捜査に乗り出す。

信川は指に怪我をしていた。
失踪宣告の為、保険証を持っていない筈と考えた右京は葛飾区内で十割診療を受けた人物を捜すよう米沢を通じて捜査一課に進言する。

一方、一課は元妻の彩子を訪ねていた。
彩子は失踪宣告で8千万円という多額の保険金を受け取り、シェフである今の夫と再婚するや自宅を改造し、フランス料理店を開いていた。
が、信川が生きていたとなると保険金を返済する必要がある。
彩子には信川殺害の動機があるのだが…。

そこへ現れた右京。
厨房に置いてあった牛頬肉の赤ワイン煮に注目する。
彩子によれば今の夫が昨晩から煮込んでいたというそれ。
右京は一口するや、隠し味の赤味噌さえも見抜く。

そんな折、信川の現住所が判明。
医療機関の調査により、信川が佐藤という偽名で真紀子(中原果南)と同棲していたことがわかったのだ。
駅前の「おふくろ屋」という名の弁当店で同僚だった二人。
近々、独立し弁当店を開店する予定だったという。

右京と神戸は、真紀子の部屋で信用金庫の封筒と千葉の地方紙「千葉新聞」を発見。
真紀子によると、佐藤が郵送で定期購読をしていたらしい。
6年前の事故は、千葉県で起きていた。
千葉で発生した自らの事故のその後を、信川は地方紙を取り寄せて調べていたらしい。

2.


信川の釣り仲間で元同僚・島田に事情を聞く右京たち。
島田によれば、6年前の事故時には同行していたものの車で仮眠をとっており事情は知らないと言う。
そこで事故自体に疑問を抱いた右京は、信川と共に津島の生存を疑う。

千葉新聞を読み漁る右京と神戸。
神戸は信川が殺害される3日前に掲載された「山中から白骨死体が発見!!」の記事に注目する。
胸ポケットからドングリ型の所持品が発見されたらしいが……。

早速、遺体確認に赴く右京と神戸。
信川は新聞記事を読んだ後、千葉県警にまで遺体の身元確認に出向いたらしい。
遺体にはナイフの跡がありそれが致命傷と思われたが、信川はそこを執拗に確認したと言う。
しかも、所持品のドングリ型の物体とは「磯釣りで使う円錐型の浮き」のことだった。

津島宅を訪ねた右京たちは津島の母の案内で釣り道具を確認する。
そこには円錐型の浮きが多数保存されていた。
津島の母に遺体確認を依頼する右京と神戸。
発見された遺体は津島のものだったのだ。

信川と津島……それぞれの家族の事故以降の姿に感慨深げな神戸。
そんな神戸を誘い右京は彩子のフレンチレストランへ食事に向かう。

3.


レストランで牛頬肉を食べた右京はとても美味しいと大絶賛、シェフを呼び出す。
だが、シェフ……つまり、彩子の夫に対し昼の料理に肉の筋が残っていたことを指摘する右京。
昨晩、作業の途中で火を止めていたのでは?と追及する。
そこへ捜査一課も到着、彩子の夫は取り調べを受けることに。

彩子の夫は信川の落とした「ウェディングリング」の注文票から住所を突き止め、談判に赴いたらしいが留守だったと証言する。
さらに、彩子から信川が「俺じゃなかったんだ」と呟いたと聞いた右京は何かに気付く。

島田を訪ねる右京たち。
信川が彩子のもとへ婚姻届を持参していたことから信川が事前に失踪宣告を知っていたと推理。
情報を信川に伝えた人間がいると断定する。
また、信用金庫の封筒から信川に資金を提供していた人間がおり、それが島田だと告発。

現金を渡していたことを認めた島田だったが、「当時、津島が信川の横領の事実を掴み追及した結果、二人が喧嘩になり信川が津島を海に突き落とし殺害してしまったので信川を逃がしただけだ」と弁明する。

だが、右京は白骨死体の正体が津島であることを告げ、「海で死んだ筈の津島が何故山に埋められていたのか?」と問題点を挙げる。
しかも、津島の死体に残された傷口が島田が普段から釣りに使用していたナイフと合致したと詰め寄る。

実は横領の真犯人は島田だった。
信川を逃がした後、海に落ちた津島は陸に這い上がろうとしていた。
そこで横領の事実の発覚を恐れた島田は信川に罪を着せ津島を殺害したのだった。

信川殺害についても追及される島田だったがそちらは否定する。
信川からメールで呼び出しを受けたが無視していたところ、再びメールが届き中止になったらしい。

4.


一方、弁当店の開業を諦めたという真紀子。
そんな真紀子に右京は「信川殺害犯はあなただ」と告げる。
同棲相手の真紀子ならば信川のフリーメールにも自由に出入り出来る。
信川と島田のやりとりを確認し、島田に中止のメールを送ったのも真紀子だった。

事件以前、信川の私物から「ウェディングリングの注文票」と「婚姻届」を見つけた真紀子。
信川の行動に疑心を抱いた真紀子は信川を尾行し、彩子宅を覗く信川を発見。
信川が彩子と復縁するつもりだと早合点してしまった。
そこで、信川に捨てられると思い込んだ真紀子は信川を殺害してしまう。

実は「ウェディングリング」が真紀子の為の物だったと報せる右京に驚きを隠せない真紀子。
信川は真紀子と結婚するつもりだった。
「じゃぁ、なぜ、私に隠してたの?」
動揺する真紀子に神戸は語る。
「無実だとはっきりするまで黙っていたかったのでは?」
その言葉に泣き出す真紀子。
信川と真紀子は二人で輝かしい未来へと歩き出す筈だったが、疑心暗鬼によりその道は閉ざされてしまったのだ……。

エピローグ


事件は解決し、彩子に報告する右京と神戸。
「信川から復縁を迫られたらどうするつもりだったか?」
試みに神戸が問う。
「信川が私たちの前から姿を消した期間、彼は彼の生活を送っていたんです」
否定を口にする彩子。
「新しい旦那さんが居なかったら?」
重ねて問う神戸。
「答えが変わるとお思いですか」
彩子は淀みなく答える。
そこへ返って来る今の夫と娘、それを明るく出迎える彩子。

彩子宅からの帰り道。
「なぜ、信川は彩子を訪ねたのか?」
疑問を口にする神戸。
「ひょっとしたら家族が待っているかもしれないと甘い夢を見たのかもしれません」
右京の言葉が響く―――11話了。

<感想>

シーズン9第11話。
脚本はシーズン8で13話「マジック」を担当したブラジリィー・アン・山田さん。
劇団ブラジル主宰。舞台畑の方です。
これまで手掛けた作品には、フジテレビ「世にも奇妙な物語」の「未来同窓会」や「さっきよりもいい人(共同脚本)」など。
シナリオの傾向としては、「マジック」を見る限りでは伏線を重視し、シーン転換も抑え目な手堅いシナリオとの印象。
ただし、どちらかといえば未知数ですね。
そんなブラジリィー・アン・山田さん担当作品のネタバレ批評(レビュー)はこちら。

相棒season8 13話「マジック」(1月27日放送分)ネタバレ批評(レビュー)

さて、今回はというと……。

シナリオはテンプレ的な2時間ドラマっぽいかな……。
ちょっと大人し過ぎた印象。
ここ最近の話が印象的だっただけに埋もれてしまったか。
信川の行動以外は、割と手堅くまとまっていたと思うのだけど。

ただ、サブタイトルの「死に過ぎた男」は過大広告ですね。
「二度死んだ男」が正しいかな。
なにしろ、世の中には「七回死んだ男」の物語もあるので。
もっとも、こちらは特殊状況下ですが。

「七回死んだ男」(西澤保彦著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

それと、神戸君が津島の母と信川の妻を比較していたのは気になりましたね。
ラストでも神戸君らしからぬ執拗さで質問するし。
神戸君、何かあったのでしょうか?

私的にはあの違いは「“母”と“妻”の違いなんではないか」と思ったりしました。
津島の母は津島を想い生きていた。
彩子も娘の為に新しい父親を用意して生きていた。
そのために信川が浮いた存在になったのは、やはり「夫であったが子供ではなかった」からでしょう。
信川も真紀子という新たな伴侶を得ていたわけですし、ふっきれるものではないでしょうが前向きに生きるべきだったのかもしれませんね。

それにしても、次週予告にビックリです。
右京が容疑者ですか……これは一波乱ありそう。
右京VS神戸、楽しみです。
まぁ、VSではないだろうし、神戸の活躍で右京が救われる回になりそうかな。
どちらにしろ、エポックメイキングな回になりそう。
その意味でも今話は埋もれてしまったなぁ……。

そしてもう一点、気にかかることが。
それは、オープニングで神戸君が遅刻して来たこと。
神戸君は9話の「予兆」でも朝帰りしていたし、ここらがシーズン9最終話に関わって来そうな予感。

「相棒season9」第9話「予兆」(12月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)

夜に何をやっていたのか?
何かの調査か、はたまた別の捜査か?
ひょってして伏線……!?
12話では容疑者・右京ですが、最終話では容疑者・神戸になるのかもしれませんね。

現在、映画版「相棒−劇場版U−警視庁占拠!特命係の一番長い夜」が公開中です。
劇場ノベルス版のネタバレはこちら。

「相棒 ―劇場版2―」(大石直紀著、小学館刊)ネタバレ書評(レビュー)

ノベルス版は劇場版とは異なるラストとのこと。
CMや予告を見るに途中まではほぼ同じらしいが、ある一点で違う。
それが小野田のこと。

なんでも、劇場版では小野田の身に重大なことが起こるらしいのだ。
シーズン9に小野田が登場しないのも伏線らしいが……。
これについては「粋ダネ 相棒」で検索すると詳細が分かる。
(「粋ダネ」とはBS11にて放送の「柳家喬太郎の粋ダネ!」のこと。
番組中で、あるゲストが内容に関わるネタバレをしたらしい)
気になる方は、上記ノベルス版ネタバレ書評(レビュー)にもそれについて補足しているのでどうぞ。

劇場版に関連して2010年12月26日には「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」が放送されました。

「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」ネタバレ批評(レビュー)

他にもオリジナル小説も発売中。
ただ、こちらはオススメしかねるかも……。

「杉下右京の事件簿」(碇卯人著、朝日新聞出版刊)ネタバレ書評(レビュー)

関連書籍も多数登場。
興味のある方はチェック!!

「相棒」関連書籍続々発売!!あなたはどれを読む!?

<キャスト>
●杉下右京(水谷豊)
警視庁特命係・係長。あまりにも切れ過ぎる頭脳と、何を考えているのか判別できない素行から変人扱いされ、窓際部署の特命係に追いやられた経緯が。しかし、その人事すら本人はまったく気にしてない様子。常に冷静で、どんな相手でも論破できるが、論客が元妻のたまきだと、高確率で敗北。動揺することもしばしば。

●神戸尊(及川光博)
警視庁特命係員。警察庁上層部からの密命の真実を知り、自ら特命係に残ることを志願。
(MSNエンタメさんより)


◆関連過去記事
「相棒-劇場版II-」ゲスト発表される!!

すぐそこに近付くあの二人の足音……「相棒-劇場版II-」前売り券が8月14日より発売開始!!

「相棒season9」&「相棒-劇場版II-」制作決定!!

「相棒season8」やその他の「相棒」情報はタグ「相棒」よりどうぞ!! 

◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・相棒-劇場版II-(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/movie/T0009098

「相棒 Season 9 オリジナル・サウンドトラック」です!!
相棒 Season 9 オリジナル・サウンドトラック





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