2011年01月31日

「湖岸の盲点〜小此木鶯太郎の事件簿〜」配信第13話・解答編4話(1月6日分)ネタバレ批評(レビュー)

ガンガンONLINEにて連載中の「湖岸の盲点〜小此木鶯太郎の事件簿〜」配信第13話・解答編4話(1月6日分)ネタバレ批評(レビュー)です。

小此木鶯太郎の事件簿
「主人公・小此木鶯太郎」


実は管理人は「湖岸の盲点」ゲーム版を知りません。
なので初「湖岸の盲点」になります。
既知の方にとって不要な情報や、変な情報を盛り込むかもしれませんが笑って許して下さいね。

登場人物一覧:

・小此木 鶯太郎(おこのぎ おうたろう)
男性。「湖岸の盲点」主人公。
捜査一課警部補。コミックでは若い古畑っぽい。

・芦国 暁人(あしくに あきひと)
男性。ペンション綾淵亭管理人。
加害者。
加々美湖をこよなく愛する人物、それゆえに殺人を犯すことに……。

・犬塚伊作(いぬづか いさく)
男性。犬塚リゾート開発社長。
被害者。

・宇山うらら(うやま うらら)
女性。魚田スポーツクラブインストラクター。
芦国に興味がある様子。

1、2、3、4、5&6、7、8、9、10、11、12話はカテゴリかタグ「湖岸の盲点」よりどうぞ。
では、本編を……。

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(前回まで)
第1話:犬塚殺害計画の下準備を終えた芦国。
第2話:ついに計画を実行し、犬塚を殺害する―――。
第3話:そこへやって来た刑事・小此木鶯太郎、芦国と対峙する。
第4話:小此木VS芦国(1)
第5話:小此木VS芦国(2)
第6話:小此木VS芦国(3)
第7話:小此木VS芦国(4)
第8話:小此木VS芦国(5)
第9話:小此木VS芦国(6)問題編完結
第10話(解答編1話):遂に解答編開始
第11話(解答編2話):6つのミス……1つ目は“懐中電灯”!!
第12話(解答編3話):2つ目は“犬塚の足跡がない”、3つ目は“芦国の足跡がない”!!

第13話(解答編4話)「否定」

小此木の語る証拠とは「カヌーに残った犬塚の足跡に重なった芦国の足跡」だった。
こうして犬塚死亡当夜にカヌーに乗ったことが立証されてしまう。

窮地の芦国だったが、「カヌーには乗ったが殺人は犯していない」と言い抜ける。
さらに「犯行は第三者によって行われた可能性がある」と攻撃する。

それすらあっさりかわす小此木。
「雨の中、第三者の足跡が無かったこと」を挙げ第三者の存在を否定する。
それは同様にこのペンションから離れた人間も居ないことを示していた。

芦国は今現在もペンションに潜む架空の殺人者を作り上げようとするが、小此木により隈なく捜査されたペンション内ではそれも適わない。
なんとか小此木の隙を狙う芦国。
小此木の語る論理があくまで想像に過ぎず細部が違うことから漬け込む隙があると目をつけるが……その傍から小此木によりあくまで仮説と補足されてしまう。

しかも、小此木は今度こそ正しい手掛かりをもとに事件を再構成し始める。
懐中電灯を一本しか使用していないことから犬塚が死亡当時意識がない状態だったと看破。
当然、誰かが付き添っていた筈で、それはこれまでのことからも芦国しかありえないと断言する。

その上で、芦国を犯人としたストーリーを語り始める。
犬塚を酔わせた芦国はカヌーに乗せ湖に投棄、結果として溺死させた。
その際、倉庫などに犬塚の指紋をつけた。
さらに、犬塚の靴を履き桟橋に足跡を残す。
これらの偽装を行ったのだ。

だが、偽装した犬塚の足跡がまっすぐだったこと。
急な雨の為に芦国自身の下着がびしょ濡れになってしまったこと。
湖のゴミを拾ってしまったこと。
犬塚の死体発見が思ったよりも早くなってしまったこと。
その為にペンションの鍵をかけてしまったことがバレたこと。

これらから、芦国の犯行は間違いないと小此木は結論付ける。
そんな小此木に対し芦国はそれでも負けを認めない。
戦闘続行を心に誓うのだった。

果たして次なる芦国の方策は?―――解答編第5話に続く。

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解決編第4話です。
解答編4話は全46ページ中、本編は42ページ。

急に内容密度が濃くなりました。
しかも、増ページ。
これまで(約20ページ)と比べるとバランスが極端かなぁ……。
増量は嬉しいけど、文字を追っていて疲れた。
普段の1.5倍くらい、今回の3分の2くらいが管理人的にはほど良いくらいなんだけど。

それと6つのミスの何個目が指摘されたのか明記した方がいいのではと思う。
コレ重要。
6つのミスと明記されているのでそこに注目しているのだけど、本編で示してくれないとカウントしづらい。
この点が難なので、単行本化の折には……(切実)。

内容的には盛り上がりを迎えている箇所なので、こういった細かいところが惜しく感じられる……。

それと、芦国はもう止めを刺されているようなものなのに頑張り過ぎなのも気になる。
同じく倒叙モノの「古畑任三郎」の容疑者だったら既に陥落していることは確実。
その点で当初は大きく見えた芦国のキャラクターがどんどん小さくなっているように感じられるのが残念。
あと、芦国は失言が多過ぎる。
立証責任なんて無いのに、自ら別の第3者の犯行を立証しようとして墓穴を掘り過ぎだ。
そこらも小さく感じる原因かなぁ。

もっとも、芦国の行動こそが芦国のパーソナリティ(加々美湖に殉ずる)を成立させている点や、そんな芦国だからこそ一市民の犯行のリアルさがあるワケなので、これらがストーリー上で必要なのは痛いほど理解できるのだけど……それでも……なぁ。
出題編での丁々発止の遣り取りは面白いんだけど、解決編では芦国の敗北が確定しているだけに……。

正直、芦国のあがきを描かなくとも小此木が一方的に6つのミスを指摘し落とした方がスピーディーかつ爽快だったのではなかろうか……。
これが活字であれば議論の場面も映えるが、漫画ではちょっと冗長のように感じられた。

本編に関してはコレぐらいにして。

今回は芦国が犯した6つのミスのうち1つが暴かれた……のだと思いますが、正直、自信無い。
理由は前述の通りだが、一応カウントは合っていると思う。
これで暴かれたミスは4つ……になる筈で、残りは2つか?

今回、暴かれたのは「カヌーの上の芦国の足跡」で正しい筈。
これは、まったく予想していなかったので驚き。
成程、コレがあったか……。

とりあえず、今回を受けて残りのミスは2つ。
現状で管理人が推理しているミスはこんな感じだが……

@加々美湖を愛し、少しのゴミも許さない芦国が車のガソリンを放置していたこと(芦国がもっとも忌み嫌う筈)。

A地図を失くした釣り人の足跡が残って居たにもかかわらず、時系列的にそれよりも後に起こった地図を拾った筈の芦国の足跡がない。
これは芦国が湖をカヌーで移動していたことを示す。
指摘済

B場所を説明されていないのにもかかわらず、芦国は犬塚の足跡がどこにあったか案内できた(犯人しか知りえない情報)。

C犬塚が懐中電灯を使った筈(暗い倉庫からボートを出した)なのにペンション内に存在するすべての懐中電灯が揃っていたこと。
また懐中電灯に犬塚の指紋が残っていないこと。
(2話で芦国は加々美湖に懐中電灯が沈んだ設定にしていたが8話でその設定を失念してしまっている。本来は「あれ、一本懐中電灯が足りないなぁ」と惚けるべきだった。苦しいが仮に犬塚が使用後に返却したとするならば今度は指紋が出なければならない。いずれにしても状況と矛盾する)
指摘済

確実なこの4つに加え、曖昧ながら次の4つが候補でした。

・犬塚の荷物について

“本来あるべき物が無い”または“本来無くなっておくべきものがある”のどちらかか。
考えられるのは“携帯があるが充電器がない”こと、あるいは“犬塚が常備薬を飲む際に使用した筈の水がない”ことが関係ある?
ミスに繋がりそう。

・小此木が倉庫の指紋について執拗に興味を抱いていた

この点も気になる。
ペンション内に別人が介入する余地がないことが芦国の工作を浮かび上がらせるとすると“本来、???であってはならないものが、???になっている”とかか。
こちらもミスに繋がりそう。
指摘済、これが犬塚の足跡でした。

・でろでろに酔っ払い冷静な判断力を失っている筈の犬塚がライフジャケットを持ち出したこと。

普段の癖とも解釈可能だが。

・でろでろに酔っ払った犬塚がライフジャケットを倉庫から持ち出したにも関わらず着ていなかった。(着ないのならば持ち出さない筈、実際1話では着用していた)

酔っていた為ともいえるが……
酔っていたのならば持ち出さない筈。
持ちだしたのならば普段の癖で身に付けた筈―――上と背反関係か?

どこだ!?ミスはどこなんだ!!

次回(解答編5話)は2月3日(木)更新予定とのこと。

ぐわぁぁぁ、気になるぅぅぅぅぅ……この調子でさらに1月も待つのか……ガクリ。

あぁ……そうだった。
「湖岸の盲点」問題編がコミックス化されました。
発売日は11月22日。
本記事下部にアマゾンさんのリンクがありますので興味のある方はそちらよりどうぞ……。

◆関連各サイト様はこちら(外部サイトに繋がります)。
・安楽椅子犯人さん公式HPです。
http://hannin-a.sakura.ne.jp/

・安楽椅子犯人さん公式ブログです。
http://d.hatena.ne.jp/anrakuisu_hannin/20100204/1265292895

・漫画「湖岸の盲点」が連載されているガンガンONLINEさんです。
http://www.square-enix.com/jp/magazine/ganganonline/

11月22日発売された「湖岸の盲点(1)(ガンガンコミックスONLINE)」です!!
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