2011年01月27日

「相棒season9」第13話「通報者」(1月26日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「相棒season9」第13話「通報者」(1月26日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

日本で100番目に早い(たぶん)、「相棒season9」第13話「通報者」(1月26日放送)ネタバレ批評(レビュー)。

相棒1


<ネタバレあらすじ>

とある深夜、生け花教師・葛西俊子(益田ひろ子)が何者かにより絞殺された。
生前の俊子は生け花教師として裕福な家庭に出入りし、弱みを握っては恐喝を繰り返していたらしく容疑者は多数。
捜査は困難を極めるかと思われた。

そんな中、殺害現場を目撃した人間がいたことが判明。
だが、通報者は通報直後に名前も告げず電話を切ってしまっていた。
右京(水谷豊)と神戸(及川光博)は、近くのスピード写真撮影機で拾ったコンビニのレシートから通報者が中学生・藤吉祐太(溝口琢矢)であることを突き止める。

病気の母・皆子、幼い妹・ユメと生活保護を受けながら3人で生活する祐太。
通報したことを伏せていたのは、面倒なことに巻き込まれたくなかったからだと語る。
祐太によれば「犯人は踝まであるダウンコートを着用し、顔はフードで見えなかった」らしい。
右京らは昨晩の切羽詰まった通報内容と比較して余りに冷静な祐太の態度に疑問を抱く。

そこで、藤吉家を知る人間から話を聞くことに。
第3金曜日に藤吉家に通っているというケースワーカー・細野の話によれば、祐太の母・皆子は鬱病らしい。
その担当者から皆子の姉・美里の存在を聞きだす神戸。
美里に聞いたところ、祐太と葛西は顔見知りだったらしいが……。

神戸が問い質すと、祐太はトランプの万引きを目撃され俊子に脅されていたと語る。
しかし、祐太の証言したスーパーに確認したところ、その万引きも嘘だった。
なぜ祐太は嘘をつくのか?
神戸は妙に祐太が気にかかっていた。

一方、右京は祐太が通う中学校で聞き込みを行う。
どうも、祐太は2学期に入ってから人間が変わったように虐められても無抵抗を貫くようになったらしい。
担任によれば、祐太の就職が決まった為ではないかと語る。
しかも、ほぼ同時期に更衣室で盗撮事件があった事も判明。
事件発生当時、葛西は華道部の指導で学校に出入りしていた。
華道部の顧問によれば、葛西は犯人の心当たりがあったのではないかと言う。

その頃、祐太は何者かに電話で「俺も喋らないから、あんたも喋らないで欲しい」と話していた。
同時刻、右京はネットであるブログを眺める。

捜査一課の捜査で、容疑者として大学教授の妻・宗像綾乃が浮上。
綾乃の夫・毅が姿を消したことについて葛西に脅迫された形跡があったのだ。
意気込む捜査一課の面々だが……。

翌朝、藤吉家を訪ねる神戸。
庭に落ちていた皆子の物と思われるセーターを拾い挙げたところ、祐太に怒鳴られる。
追い返された神戸の前に急に飛び出して来る車。
危うく轢かれそうになった神戸は祐太と関わることで自身のペースを乱していることに気付く。

同じ頃、右京は米沢から葛西宅の写真を借り受け、葛西が運営するブログの写真と比較していた。
そこからはブログに掲載されていた筈の中学校の文化祭パンフレットが無くなっていた。
犯人が盗み出したのだ!!
右京は葛西殺害と中学校を結びつけて欲しくない犯人による仕業と看破。
そんな右京に米沢は自身の発見した新たな情報を伝える。

捜査一課は宗像綾乃の聴取に踏み切る。
綾乃によれば毅の失踪は愛人を作って出て行った為だと釈明。
世間体の為に葛西からの脅迫に応じていたことを認める。
しかし、あくまで殺害は否定。

そこへ祐太がやって来る。
祐太は新証言を開始。
犯人が男物の腕時計をしていたと言う。
この証言により綾乃は帰宅を許される。

擦れ違う祐太と綾乃の態度に不審を感じた神戸は、祐太に偽証ではないかと詰め寄るが否定される。
ふと自身がペースを乱した理由に気付く神戸。
祐太の態度に過去の自身と同じものを感じた為だった。

葛西殺害犯が盗撮犯と同一ではないかと考え始めた右京。
米沢からの新情報「業務用に使用されるグラスウールが葛西宅に落ちていた」と合わせて犯人を捜す。
グラスウールは建築物に用いる断熱材。

そこで、盗撮事件当時に学校に出入りしていた業者をリストアップすることに。
今井造園、錦戸園など名前が挙がる中で、右京は“今井造園”に注目。
右京によれば、痛んだ樹木の補強にグラスウールを使うことがあると言う。

右京たちが今井造園を訪ねたところ、赤松肇という従業員の名前が浮上。
赤松の写真を見た神戸の顔色が変わる。
赤松は、神戸が祐太宅の前で轢かれそうになった車の主だったのだ!!
赤松が葛西殺害犯ならば目撃者である祐太を狙っているに違いない。

慌てて藤吉家へ向かう右京たち。
そこで右京は異変を感じる。
既に赤松が屋内に居ると察した右京はある妙策を実行に移す。

藤吉家を訪ねると、神戸からの伝言として「犯人は必ず捕まえる」と告げる右京。
そうこうして話を引き延ばすうちに屋内の電話が鳴り始める。
赤松がそちらに気を取られた瞬間、突入する捜査一課の面々と神戸。
こうして赤松は取り押さえられる。

葛西殺害は赤松の犯行だった。
盗撮犯は赤松だったのである。
それを葛西に脅迫された為に殺害したのだ。

こうして事件は解決。
しかし、もうひとつ大きな秘密が隠されていた。
それは藤吉家に関わるものであり、祐太が嘘を吐き続けた理由だった。

秘密の正体。
それは母・皆子が家に居なかったこと。
皆子は祐太とユメを置いて男と駆け落ちしてしまったのだ。
もし、このことが明らかになれば祐太とユメは施設で生活することになる。
それはユメが母に捨てられたことを知ることでもあった。

祐太が通報しながら関わり合いを避けたのも、母が居ないことを隠す為。
祐太が2学期以降に我慢強くなったのは、問題が起こり母親を呼ばれないようにするため。

葛西が祐太を脅したことも、この母の不在だった。
祐太によれば「黙っていてやるからと脅迫され、生活保護費を一人分渡していた」とのことだった。

横で聞いていたものの、隠し通せるものなのか疑問を呈する伊丹。
これまでは、美里が皆子のふりをしてケースワーカー・細野の目を誤魔化していたと教える祐太。

神戸は洗濯物として干されていた皆子のセーターを手にした際に既に乾いていたことから真相に気付いていた。

諦めたような表情の祐太。

「お母さんの相手に気付いたのはいつですか?」
そんな祐太に静かに問う右京。

祐太の母・皆子の駆け落ち相手こそ、消息不明の宗像毅だったのだ。
祐太が「秘密を守るよう」約束した電話の相手は宗像綾乃だった。
男物の腕時計についても、祐太は綾乃に嫌疑が向いていると知り、母の秘密が明らかになることを怖れ綾乃の無実を立証しようと記憶を必死に探った結果思い出したものだった。

このように祐太は必死にユメを守ろうとしていた。
残り3ヶ月。
祐太が卒業し就職しさえすれば、美里を保証人とした上で、ユメと生活することも可能な筈だったのである。

「君は充分頑張った……」
祐太を抱きしめる神戸の声が熱くかすれる。
祐太もまた大声を上げて泣き出すのだった……。

結局、祐太とユメは施設で暮らすこととなった。
朝、登校する祐太をユメは不安そうに見詰める。
そんなユメに「居なくならないよ。すぐに戻るから」と手を振り出かける祐太。

そして人知れず、そんな祐太たちを見守る神戸の姿があった。

美里と祐太の生活保護法違反については不問。
祐太は高校へ進学することになったらしい―――13話了。

<感想>

シーズン9第13話。
脚本はシーズン8で3、11、14話、シーズン9では3話、5話を担当した太田愛さん。
基本傾向として、登場人物の心情的背景に重きを置く“泣かせる”展開を得意とする方。
結果としてストーリーは「犯人の動機」が中心となります。
その担当作品のネタバレ批評(レビュー)はこちら。

シーズン8第3話「ミス・グリーンの秘密」ネタバレ批評(レビュー)

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さて、今回はというと……。

神戸君の回ですね。
神戸君のいい意味での“熱さ”や“若さ”が出ていました。
ここらは流石、シーズン8の3話「ミス・グリーンの秘密」のシナリオライターさんか。
(「ミス・グリーンの秘密」については上記にネタバレ批評あり)

さらに、神戸君と少年の触れ合いといえば、シーズン8の6話「フェンスの町で」を思い出します。
神戸君の少年への接し方には割と一貫性があるのでキャラクターとして確立していますね。

相棒season8 6話「フェンスの町で」(11月25日放送分)ネタバレ批評(レビュー)

そんな、13話「通報者」でしたが……物語の中心となるテーマはシーズン9の8話「ボーダーライン」に続く重さ。

「相棒season9」第8話「ボーダーライン」(12月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)

しかし、その重さに神戸君と祐太少年の交流を加えることで割と爽やかなものにしているのは、13話の良い点であり難しい点かもしれませんね。

爽やかに視聴できる上に希望のある終わり方である点は良いでしょう。
視聴者に深く考えさせられるかどうかと言えば爽やか過ぎて難しいでしょう。
このように視る人間によって大きく評価が分かれそうな気がします。

ちなみに管理人的にはなかなか良かったと思います。

来週はテーラーがテーマ。
テーラーといえば、スーパージャンプ連載の漫画「王様の仕立て屋」を思い出します。
オリベみたいな人も出るのかな?
楽しみです。

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そうそう。
現在、映画版「相棒−劇場版U−警視庁占拠!特命係の一番長い夜」が公開中です。
劇場ノベルス版のネタバレはこちら。

「相棒 ―劇場版2―」(大石直紀著、小学館刊)ネタバレ書評(レビュー)

ノベルス版は劇場版とは異なるラストとのこと。
CMや予告を見るに途中まではほぼ同じらしいが、ある一点で違う。
それが小野田のこと。

なんでも、劇場版では小野田の身に重大なことが起こるらしいのだ。
シーズン9に小野田が登場しないのも伏線らしいが……。
これについては「粋ダネ 相棒」で検索すると詳細が分かる。
(「粋ダネ」とはBS11にて放送の「柳家喬太郎の粋ダネ!」のこと。
番組中で、あるゲストが内容に関わるネタバレをしたらしい)
気になる方は、上記ノベルス版ネタバレ書評(レビュー)にもそれについて補足しているのでどうぞ。

劇場版に関連して2010年12月26日には「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」が放送されました。

「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」ネタバレ批評(レビュー)

他にもオリジナル小説も発売中。
ただ、こちらはオススメしかねるかも……。

「杉下右京の事件簿」(碇卯人著、朝日新聞出版刊)ネタバレ書評(レビュー)

関連書籍も多数登場。
興味のある方はチェック!!

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<キャスト>
●杉下右京(水谷豊)
警視庁特命係・係長。あまりにも切れ過ぎる頭脳と、何を考えているのか判別できない素行から変人扱いされ、窓際部署の特命係に追いやられた経緯が。しかし、その人事すら本人はまったく気にしてない様子。常に冷静で、どんな相手でも論破できるが、論客が元妻のたまきだと、高確率で敗北。動揺することもしばしば。

●神戸尊(及川光博)
警視庁特命係員。警察庁上層部からの密命の真実を知り、自ら特命係に残ることを志願。
(MSNエンタメさんより)


「相棒season8」やその他の「相棒」情報はタグ「相棒」よりどうぞ!! 

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