2011年02月02日

NHKドラマ10「フェイク〜京都美術事件絵巻」5話「能面の告白」(2月1日放送)ネタバレ批評(レビュー)

NHKドラマ10「フェイク〜京都美術事件絵巻」5話「能面の告白」(2月1日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

能楽の公演会場で、浦沢右が殺人の容疑で逮捕された。被害者は、能楽・岩瀬流のシテ・岩瀬健吾(宮川一朗太)。右は健吾の楽屋で、凶器のナイフを持って死体のそばに立ちすくんでいるところを、見習いの金子(中村大輝)に見とがめられたのだ。

京都府警三条署に連行された右は、白石亜子たちの取り調べをうけることになる。右は、今回健吾が演じた「隅田川」の公演で、岩瀬家に代々伝わる江戸期の能面を見られることを楽しみにしていたところ、舞台で使われた能面に違和感を覚えたので楽屋を訪ねた、と主張するが、信じてもらえない。健吾はテレビでも活躍する人気者で女性ファンも多く、右が公演前に楽屋を訪れて撮っていた写真のほとんどが健吾ばかり写っているものだったため、動機はストーカー行為の末の感情のもつれとされてしまう。

そんな状況の中、右の言葉を信じた亜子は、健吾の父親である岩瀬流の宗家・岩瀬健作(楠 年明)を訪ねるが、かえって宗家の怒りを買ってしまう。そして、警察協力者の逮捕という今回の事態を重く見た副署長・斯波義男(木内義一)によって、捜査からはずされてしまう・・・。
(NHK公式HPより)


では、続きから(重複アリ)……。

能楽の公演会場で、右(財前直見)が殺人の容疑で逮捕された。
被害者は、能楽岩瀬流のシテ・岩瀬健吾(宮川一朗太)。
右は健吾の楽屋で凶器のナイフを持って、遺体のそばに立ちすくんでいるところを、見習いの金子(中村大輝)に見咎められたのだ。
右によれば「健吾が演じた“隅田川”の公演で、岩瀬家に代々伝わる江戸期の能面・深井の面を見られることを楽しみにしていたところ、舞台で使われた能面が全く別の物だったので楽屋を訪ねた」と言う。
しかも、健吾に一目惚れされたと主張するが、全く信じて貰えない。
それどころか、健吾に熱を上げた右のストーカー的犯行と目されてしまう。
警察協力者の逮捕という事態を重く見た副署長・欺波(木内義一)は犯人を右と決めつけ、真野(佐野史郎)もその判断に従う。

そんな真野の捜査に異を唱える亜子は独自の捜査を開始。

宗家・岩瀬健作から事情を聞いたところ、今回の演目“隅田川”は健吾のたっての願いであり、その際に深井の面を貸し与えたと言う。
「“隅田川”に使われた面が深井の面ではなかったのでは?」と右の証言を伝える亜子だったが、「舞台は観ていない」とにべもない上に「健吾を殺害した人間の言葉など聞くものか」と怒らせてしまう。

宗家宅で見かけた面打ちの水島を訪ねる亜子。
水島は岩瀬流出入りの面打ち職人だった。
彼にも“隅田川”に使われた面について質問するが、「舞台は観ていない」を宗家と同じ返事。
肩を落とす亜子に職人によって能面の個性が違うと水島が講釈するがピンとこない。

その後、隅田川の小道具の紛失騒動が起こっていたことが判明。
そこで、事情を知る後見の木村恭一に話を聞くが「些細なことですぐ解決した」とあしらわれる。

右からヒントを引き出すべく、聴取する亜子。

右によれば「隅田川は人さらいにさらわれた息子を追った母親が川に至ってその死を知り悲嘆に暮れる物語」らしい。
しかも、シテにトラブルがあった場合、後見が代役を演じると言う。
小道具やシテを舞台に送り出すのも後見の役割らしい。

直後、宗家のクレームによって、亜子(南野陽子)が捜査から外される。
右、万事休す!!

しかし、天は右を見捨てなかった。
亜子が外されたことをこっそりと右に教える鑑識課員の中村。
そんな中村に「二つの面を比べてくれ」と頼む右。

右の提案を中村から伝え聞いた亜子は“スーパーインポーズ法”を指示する。

同じ頃、シテの健吾が「一目惚れ」したと右を口説いていたとの証言が得られる。
この証言が事実ならば右がストーカーだという動機は消えてなくなる。
しかも、スーパーインポーズ法の結果、“隅田川”時の面と深井の面が不一致と判明。

右の証言が証明されたのだ。
24時間以内に証拠を見つけることで亜子は捜査に復帰を許される。

亜子により立場をほぼ回復した右は捜査協力を開始。
能面の裏を確認しそこに「梅若童子」の文字を見出す。
それは最近書き足されたもののようだった。

面が違っていたことから、被害者・健吾が“隅田川”の前に殺害されたのではと推理する右。
“隅田川”の小道具から犯人の指紋が検出されれば、この推理は立証されるが……。
しかし、小道具の傘は行方不明。笹は捨てられていた。

直後、後見の木村が殺害される。
その部屋から小道具と見られる傘が発見されたことで捜査本部は、主犯が共犯者である木村を殺害したと判断。
傘を調べるが指紋が拭きとられていた。

健吾の借りていた別の部屋から右そっくりの女性と取ったツーショット写真が出て来る。
健吾が右に一目惚れしたと口説いたことにも理由があったのだ……。

面打ちの水島宅を訪れた亜子は水島に能楽堂で捨てられた筈の小道具の笹が発見されたと嘘を吐く。

その夜、能楽堂にこっそりと現れた水島。
そこで待ち伏せていた右を見て「チカ、チカなのか?」とうわ言のように繰り返す。

チカは水島の妻。
しかも、水島は元岩瀬流能楽師だったのだ。

事件当日、小道具騒動に紛れ後見の木村の力を借りて能楽堂に忍び込んだ水島。
準備中だった健吾を殺害し、自身の作である面を着用し隅田川を舞った。

意図せず、右が容疑者となった後、口封じに木村を殺害したのだった。

能面の裏に書かれた「梅若童子」。
その意味は“隅田川”のさらわれた子供「梅若丸」を指し示していた。
水島の亡き妻・チカは妊娠しており、その子供の父親は水島では無く健吾だった。
チカは夫・水島がありながら健吾と愛し合っていたのだ。
後に、子供は流産しショックを受けたチカは自殺してしまう。

そう、健吾が水島を舞おうとしたその日こそチカの命日だったのである。

こうして、健吾と木村殺害で水島が逮捕され事件は解決した。

容疑が晴れた右に対し、疑った真野たちは平謝り。
しかし、右はご機嫌ナナメである。
そんな右に、今回の事件で右を一人信じていた亜子から声がかかる。
「あなたが一目惚れされる筈がないから疑われたのよ」と―――5話了。

<感想>

全6回中5回目です。

全体的に淡々とした美術品の様なドラマとの印象。

財前直美さん演じる浦沢右が飄々としたイイ感じ。
南野洋子さん演じる白石亜子も毅然としてイイ感じです。

では、今回の感想は。

鑑識課員の中村君が活躍しましたね。
脇を固めるキャラクターもちょっとずつ味が出てきました。

ミステリ的には面の違いから真の殺人時間を突き止めるくだりは面白かったですね。
しかも、“深井の面”を使用したトリックがアリバイの為では無く、チカへの愛の為だった……というのも良し。

ラストの亜子のオチも右との関係が窺えてニンマリ出来ました。

展開や整合性に疑問が無いわけではありませんが、ストーリー全体としては流れがあって面白かったと思います。

いよいよ、次週は最終回!!
タイトルは「歌麿の鎖」。
贋作師の正体が明かされるそうです。
果たして誰だ!?

それにしても、右と亜子はキャラクターが確立されだしたのでかなり見ていて楽しい。
それが次回で終わりは惜しいなぁ……。

◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・「フェイク〜京都美術事件絵巻」公式HP(NHK公式HP)
http://www.nhk.or.jp/drama/fake/

・「フェイク〜京都美術事件絵巻」公式ブログ(NHK公式ブログ)
http://www.nhk.or.jp/drama-blog/1060/

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