2011年02月12日

月刊少年マガジン連載「四稲家の人々」(志賀伯作)が完結!!最終話ネタバレ批評(レビュー)

講談社発行月刊少年マガジン連載「四稲家の人々」(志賀伯作)が2011年2月発売の3月号にて完結しました。

そこで完結を記念して最終話ネタバレ批評(レビュー)やっちゃいます。
これを機にご存知の方もご存知で無い方もこの作品に興味を持ち、書店にて手にとって下さればいいなぁ……と願いつつ、早速、開始!!

まずはこれまでのあらすじから。

四稲春彦はごく普通の男子高校生。
両親と妹の4人で暮らしていた。

そこへ、春彦を主君と仰ぐ12月衆のひとり・卯月とその部下100人がやって来る。
主君と言われても身に覚えのない春彦は困惑するが、卯月の強い願いもあり居候を許すことに。

卯月によれば、12月衆は旧暦の12ヶ月が名づけられており、それぞれ駒を持つ人間に絶対服従だと言う。
しかも、これから忍びの里全体の主君を決める争いがあり最終的に12月衆を象徴する駒12個を揃えた者が里を支配し、世界を動かす力を手中に出来るらしい。

余りに大それた話に驚くよりも呆れる春彦だが、早速、卯月をライバル視する12月衆のひとり・弥生が来襲。
勢いで弥生も仲間に加えてしまう。

こうして12月衆のうち2人の主君となった春彦だったが、里自体には興味が無い。
だが、それを許してくれるほど事態は甘くなかった。

次々来襲する12月衆の忍びたち。
中でも、春彦の通う学校の総委員長・京子までもが春彦と同じく主君候補と判明。
激しく対立するが、春彦の機転と説得で互いに力をつけるまで矛を収めることに。

実力をつけるべく忍術修業を始める春彦。
こうして、事態は沈静化したかに思われたが……。

過去の卯月を知る財閥の跡取り息子・ヒロムが登場。
さらに、油断から別の主君候補に卯月と弥生の駒が奪われたことで巡り巡ってヒロムが卯月の駒を手にしてしまう。
奪われた卯月。

しかも、ヒロムは財閥の力を背景に他の駒まで手に入れ始め瞬く間に主君候補の最大勢力に。
京子までもがヒロムに破れ、候補者から脱落してしまう。

辛うじて生き残っていた春彦はリベンジを誓い、更なる修行を重ねると共に、残った12月衆を仲間に集める。

いよいよ、主君候補はヒロムと春彦のみとなった。
戦力差は圧倒的にヒロム有利。
春彦は自分に従う12月衆を連れ、卯月奪還を目指すのだった。

では、最終話ネタバレあらすじです!!

<最終話ネタバレあらすじ>

不意を突き、奇襲攻撃を仕掛けた春彦。
春彦についた12月衆の粘りもあり、ヒロムとの一騎打ちに持ち込む事に成功。
格闘技の天才でもあるヒロム相手に必殺技・無拍子を以て挑む。

激闘の最中、春彦の脳裏に過去が思い起こされていた。
それは封印されていた記憶。

実は春彦とヒロムは兄弟だった。
春彦こそが財閥の後継者だったのである。
しかも、財閥が今の力を握った理由は春彦とヒロムの父が先代の忍びの里の主君だったからだった。

卯月は当時の春彦に父がつけた精鋭の忍。
当初は感情を無くしていた卯月だったが、春彦との交流を通じて感情を取り戻し春彦を慕うように。

やがて、春彦は横暴な父に反撥し始める。
幾度となく諌める春彦だったが、それに業を煮やした父は見せしめに卯月を含めた忍びの里壊滅を目論み実行に移す。
ギリギリのところでそれを知った春彦は卯月と共に里に連絡。
里は壊滅寸前で踏み止まったのだった。

こうして、里と財閥は険悪な関係に。
春彦は父のもとに戻れなくなり、そのまま里の庇護下に置かれることになった。
その際、記憶を封印されたのだ。
四稲家は春彦の仮の家族だった。

記憶が急速に戻る中、ついにヒロムを捕らえた春彦の拳。
ヒロムはこの一撃により、崩れ落ちる。

こうして春彦は次の忍びの里の主君となった。

ヒロムは、主君争いを監督する12月衆のひとり・師走により争いの記憶を消され春彦と和解。
春彦は知らないことだが、師走の正体は四稲の母だった。
ちなみに四稲の父と妹はなにも知らない一般人らしい。

春彦はと言えば、主君となった今でも努力を怠らず実力で東大受験を目指す。
そんな春彦を卯月が見守るのだった―――エンド。

<感想>

どうも、打ち切りによる最終回だったらしいです。
結構、好きだったんだけどなぁ……。

ただ、宣伝方法に疑問があったのも確か。
これは公式サイトを見て貰えば分かるかも。
変にお下品ギャグ調なんだよなぁ。
どちらかといえば、ふんわりギャグなほっこり漫画なのに……。
あの煽りだと誤解されてしまう。

それと、途中で晴彦が忍術修業を始めた辺りには違和感があったかなぁ……。
本作は“一般人である”晴彦が、“忍者である”卯月たちとの交流を通じて成長していくことがキモなのであって、当の晴彦がスーパーマンになってしまうのには疑問があった。
晴彦はあくまで仲間の精神的支柱にのみ留まるべきではなかったか?

弱くボロボロになりながらも理想を熱く語る春彦に仲間がついていくだけでは駄目だったのだろうか。
対ヒロムもヒロムが12月衆の誰かと交戦後に春彦と闘い、結果、前の戦いのダメージもあり春彦が勝つとか、仲間の力を軸にした王道パターンでも良かったかも。

とはいえ、全体的に面白い漫画だっただけに最終回は残念。
でも、最終回としてはきちんとまとまった最終回だったと思う。

志賀伯先生、お疲れさまでした。
次回作も期待しています!!

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posted by 俺 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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