2011年02月15日

月曜ゴールデン 財務捜査官 雨宮瑠璃子6「経営破たんした大規模農園に大企業の黒い影!?殺害された社長と農薬の関係とは!?財務捜査と殺人事件が指し示した犯人とは」(2月14日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン 財務捜査官 雨宮瑠璃子6「経営破たんした大規模農園に大企業の黒い影!?殺害された社長と農薬の関係とは!?財務捜査と殺人事件が指し示した犯人とは」(2月14日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

大規模農園を経営する会社社長、河田陽一(八十田勇一)が他殺死体となって発見された。捜査一課の村上徳郎(柳葉敏郎)は、河田の妻、郁美(村井美樹)が多額の保険金を受け取ることと、河田が親会社GSの神原猛雄(宇梶剛士)社長とトラブルを抱えていたことを突き止めた。
一方、財務捜査官の雨宮瑠璃子(浅野ゆう子)は、河田の会社が多くの謎を残して倒産していることに疑問を持ち、調査を開始する。現場を訪れた瑠璃子に斉藤実男(長門裕之)ほか近所の農家は、河田夫妻が使った農薬のために土壌が汚染されたと不満を訴える。
別々に捜査を進めていた村上と瑠璃子が、河田の農場で顔を合わせ、二つの事件がつながっていることが分かった。
財務捜査官たちは、藤堂房雄(伊武雅刀)室長の指揮で、ついにGSの一斉捜査に乗り出し、神原を事情聴取にまで追い詰めた。神原が河田殺害にも関わっていると疑う村上は、聴取に同席できるよう頼むが、瑠璃子は規則に反するからと断った。
そんな矢先、郁美が殺されて発見される。村上に協力していれば、郁美殺害は防げたのではないかと悔やむ瑠璃子。瑠璃子と村上は情報を共有して、事件の真相を探る・・・。
(月曜ゴールデン公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

その前に月曜ゴールデン公式HPで一部間違いがありますね。
神原はGSではなくてGFの社長です。
なので、本批評(レビュー)ではGFと表記しています。
ご了承ください。

では、批評(レビュー)スタート。

GFに対する一斉捜査が開始。
もちろん、GFの子会社である故・河田のGFアグリも捜査対象である。
捜査は熾烈を極め、玉木常務の愛人・星恵にまで追及の手は伸びる。

捜査の結果、GFから桂井企画に農業機械代金が複数回支払われていた。
玉木常務は既に農業機械は処分したと証言していたが……。
さらに、GFアグリの帳簿から河田以外の筆跡が発見。
瑠璃子は改竄を疑うが、帳簿上に不審な点は見られない。

以前、河田の妻・郁美が「GFアグリが赤字だった」と語っていたことを思い出した瑠璃子。
しかし、帳簿上は黒字で推移している。
これに違和感を覚えた瑠璃子は帳簿改竄の件も含め、郁美に話を聞くことに。
この際、郁美から筆跡も採取する。

その頃、GFと桂井企画の関係に注目した藤堂たち。
GFは農業機械を買った値段の10分の1で購入元の桂井企画に払い下げていた。

ここに会社法違反で神原が取り調べを受けることに。
藤堂は「神原が農業機械を横流しすることでGFアグリを黒字に偽装していたのでは」と問い詰めるが神原はあくまで否定する。

搦め手から攻めるべく桂井企画について調べることに。
社長は桂井恵、主に農薬を取り扱っている会社らしい。

直後に、郁美が何者かに殺害されてしまう。

桂井企画はマンションの一室、211号室にあった。
中島らは周辺から桂井企画について聞き込みを行う。
桂井企画には人気が無く、主に2人しか出入りしていなかったらしい。
男性と女性の1人ずつ。
女性は桂井恵と思われた。
身許を追った結果、桂井恵の正体は玉木の愛人・星恵と判明。

一方、瑠璃子と村上は郁美が殺害されたことで共同歩調を取る。
郁美はどこか別の場所で殺害され運ばれたらしい。
周囲を聞き込んだ結果、郁美は殺害される直前「帳簿」について話していたらしいと分かる。
さらに、郁美が星恵と農薬「ペプチサイド」の売買で揉めていたと明らかに。
容疑は星恵に向くが……。

星恵は農薬の売買が玉木の指示によるものと認める。
ここで村上は、神原を事情聴取することに。
瑠璃子は桂井企画への強制捜査を匂わせ神原の動揺を誘う。

その晩、玉木常務が桂井企画に現れ、張り込んでいた村上らが出動。
玉木を取り押さえる。

桂井企画からGFアグリの帳簿が発見される。
その帳簿は赤字だった。
以前に押収されたGFアグリの帳簿は黒字に偽装されたものだったのだ。

偽装の方法は簡単である。
桂井企画の農業機械転売の利益をGFアグリの利益に付け替えていたのだ。

事此処に至り、玉木は神原の関与を認める。

玉木には郁美殺害時のアリバイが無い。
これに注目した村上はGFの帳簿偽装の秘密を掴んだ河田が神原を脅して殺害されたと考え、神原を疑う。
神原の指示で玉木が郁美を殺害したと考えたのだ。

一方、藤堂は玉木の証言により神原を会社法違反で逮捕することに決め、取り調べることに。
証拠を固められ進退窮した神原は罪を認め、ここに会社法違反で逮捕された。

玉木が農薬売買を認めたことで斉藤らの被害が立証できることに。
斉藤の孫・渉たちは被害届を出すことを決意する。

藤堂に続き、村上による神原への取り調べが開始。
神原は郁美と会ったことは認めるが殺害は否定する。
その際、郁美は「GFアグリの売り上げ台帳」が河田殺害犯を断定する根拠になると口にしていたらしい。
しかも、「台帳が最後に何処にあったか、いつ回収したのか」執拗に尋ねられたと言う。

瑠璃子は帳簿に欠損部分があり、帳簿に手を加えられていたのは犯人がそれを隠す為だったと推理する。
そこから導き出される犯人とは―――。

斉藤実男を訪問する瑠璃子。
瑠璃子は以前に斉藤から預かった書類を筆跡鑑定し、書き換えられた帳簿のページが斉藤の筆跡によるものと断定していた。
つまり、斉藤は河田殺害後に犯行現場を特定されないよう帳簿のページをすりかえたことになる。

すべてを語り始める斉藤。

農薬被害に気付いた斉藤は河田を問い詰めた。
河田は自身も会社の被害者であると主張。
そんな河田に怒りを抱いた斉藤は河田を殺害。
その際、帳簿の1ページに河田の血が付着。
帳簿は迂闊に処分できない。
犯行現場がバレることを怖れた斉藤は河田の血で汚れたページを破棄し書き換えた。

しかし、郁美は斉藤が帳簿のページを燃やしていたことに気付き、斉藤の犯行だと確信。
斉藤を批難し「河田も自分も被害者だ」と主張した為に斉藤の怒りを買い殺害されたのだった。

「あいつらは土地を殺した癖に被害者面した!!」
と主張する斉藤。
「補償を貰うことも出来たのに……」
鬼気迫る斉藤の姿に絶句する瑠璃子。
「金を貰っても土地は戻って来ない!!」
そう繰り返す斉藤。
「受け継がれたのは土地では無く心だったんですよ!!」
渉の言葉を伝える瑠璃子に斉藤は身悶えして泣き叫ぶのだった。

そのまま、瑠璃子に付き添われ出頭する斉藤。
瑠璃子は農薬を使ったことこそが事件の原因であると神原を批難するのだった。

土壌汚染はGFが賠償することとなった。
渉たちは知人の農家を頼るらしい。
河田の保険もおりることになり、郁美の遺族の手に渡ることとなった―――エンド。

<感想>
2009年11月16日放送「財務調査官 雨宮瑠璃子5」に続くシリーズ6作目。
前作「財務調査官 雨宮瑠璃子5」ネタバレ批評(レビュー)はこちら。

月曜ゴールデン「財務調査官 雨宮瑠璃子5」(11月9日放送分)ネタバレ批評(レビュー)

早速、感想をば。

良かったですね〜〜〜。
飄々とした浅野さん、柳葉さんの演技が好印象。
伊武さんら他のキャストの方も大奮闘されてました。
このドラマ、意外とキャスティングが凝っていますね。

内容的にも大満足。
テーマは“土壌汚染”と“被害者”。

特に“被害者”についてはイロイロ考えさせられました。

河田も斉藤も共に被害者の筈なのに手を取り合い神原や玉木に対抗するわけでは無く、逆に対立し合うという矛盾。
しかも、その後の斉藤と郁美については郁美が夫まで殺害された以上、圧倒的な被害者であるにも関わらず「あくまで自身こそが被害者」として郁美を制裁する斉藤。

劇中にて「被害者面して……」と洩らしていた斉藤こそが河田殺害後は自身が最も忌避する筈の被害者面をしていたというのがなんとも皮肉に感じられます。
しかも、それを自身が指導してきた筈の孫・渉の台詞により気付かされるという……。
少なくとも、斉藤は河田殺害までは間違いなく被害者だったので余計に重い。

なんとも、やりきれなかっただけにラストの神原への瑠璃子の台詞は痛快でした。

それにしても、瑠璃子と村上の掛け合いで。
まるで瑠璃子が捜査を妨害していたように村上が発言してますが、あれは村上が悪いんだよなぁ……。
村上は無茶言い過ぎです。
それとも、瑠璃子に甘えているのでしょうか?
だとしたら、村上はお茶目な側面をここでも見せていることになりますね。

う〜〜〜ん、こんな感じでイロイロ考えさせられたのだから、本作は懐が深いと評すべきでしょう。
総評として、上の下〜中くらいの出来であると思います。
オススメです。

<キャスト>

雨宮 瑠璃子(あまみや るりこ):浅野ゆう子

村上 徳郎(むらかみ とくろう):柳葉敏郎

松下 静夫(まつした しずお):梨本謙次郎
中島 幸太(なかじま こうた):津田寛治
高橋 清二(たかはし せいじ):伊藤正之
五十川 圭(いそがわ けい):若山 慎

藤堂 房雄(とうどう ふさお):伊武雅刀

神原 猛雄(かんばら たけお):宇梶剛士

河田 郁美(かわだ いくみ):村井美樹
星 恵(ほし めぐみ):佐藤仁美
犬飼 庄之助(いぬかい しょうのすけ):鈴木正幸
河田 陽一(かわだ よういち):八十田勇一
斉藤 渉(さいとう わたる):佐野泰臣

玉木 仁史(たまき ひとし):美木良介

斉藤 実男(さいとう じつお):長門裕之 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


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