2011年02月21日

第34回日本アカデミー賞発表、最終的な勝者は誰!?

2011年2月18日、第34回日本アカデミー賞が行われ各部門の最優秀賞は次のような結果となりました。

・作品賞:「告白」
・監督賞:中島哲也「告白」
・脚本賞:中島哲也「告白」
・主演男優賞:妻夫木聡「悪人」
・主演女優賞:深津絵里「悪人」
・助演男優賞:柄本明「悪人」
・助演女優賞:樹木希林「悪人」
・外国作品賞:「アバター」
・アニメーション作品賞:「借りぐらしのアリエッティ」
・話題賞(俳優部門):岡村隆史「てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜」
・話題賞(作品部門):「SP 野望篇」
・音楽賞:久石譲「悪人」
・外国作品賞:「アバター」
・編集賞:小池義幸「告白」
・録音賞:中村淳「十三人の刺客」
・照明賞:渡部嘉「十三人の刺客」
・撮影賞:北信康「十三人の刺客」
・美術賞:林田裕至「十三人の刺客」
・会長特別賞:井上梅次(監督)、木村威夫(美術)、西河克己(監督)、北林谷栄(女優)、小林桂樹(俳優)※いずれも故人
・協会特別賞:上野隆三(殺陣)、久世浩(殺陣)、松本良二(装飾)、矢島信男(特技監督)、野上照代(記録)
・岡田茂賞:映像京都株式会社
(敬称略、順不同)


これを見る限り、全体的に評価されたのは「告白」、「悪人」、「十三人の刺客」だったようです。
それぞれタイトル数で比較すると、「告白」が4冠、「悪人」が5冠、「十三人の刺客」が4冠となります。
でも、実はコレ、余り意味がありません。

「告白」と「悪人」はどのジャンルでもほぼ1位、2位を競っていたと言われているからです。
それによれば、第34回日本アカデミー賞はこの2強の実質的な一騎打ちとなっていたようです。

ただし、あえて、この2作品で比較するならば次のようなまとめになるでしょう。
受賞タイトルが、作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞であることから「告白」が衝撃的な内容や見せ方で評価を集め、主演男優賞、主演女優賞などであることから「悪人」が演技力等で魅せたとなるのでしょうか。

これは奇しくも原作の方向性に影響されている様に思えます。

原作「告白」がトリッキーなインパクトと展開の衝撃性を追及した作品ならば、原作「悪人」は人間ドラマに重きを置き人と人の関係性を描いた作品だと言えるからです。
それぞれに優れており、どちらが上とは一概に語れません。

むしろ、管理人が気にかかったのは「十三人の刺客」の4冠。
そのタイトルの内容でした。

上記をご覧になれば分かる通り、録音、照明、撮影、美術と映画の舞台を整える技術スタッフさんが評価された形となっています。
いわば、「縁の下の力持ち」的な部分が評価されていることになるでしょう。
撮影に際し、大掛かりなセットや小道具などが用いられたことへの評価とも言えるかもしれません。

さて、ここでタイトルの「最終的な勝者は誰!?」について語るべきでしょう。
普通ならば作品賞を受賞した「告白」でしょうが、前述した通り「悪人」もまた優れた作品です。
ここでは、映画に参加した映画人すべてが勝利者であるとして幕を閉じたいと思います。

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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アカデミー賞関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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