2011年03月16日

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第36話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第36話ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


登場人物一覧:

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
未来の両親:突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せるが……
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。
夏実:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。現在は水原と行動を共にしている?14話より登場。

関口:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う
眼鏡男:関口に指示を与えている男

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。実はキーマン?

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話より登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を?
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

<第36話あらすじ>

生きていた関口を拘束し、島外へと脱出を図る大和、未来、泰成。
だが、大和たちを送り届けてくれた漁船の船長は揉め事の匂いを感じ、帰りの船を出そうとしない。

そこで、泰成が機転を利かせることに。
関口の警察手帳を利用し、自身を警察官だと信じ込ませた上で大和たちを協力者として紹介。
秘密裏の捜査の為に、と船を出航させることに成功する。

こうして、無事脱出した大和たち。
船長から車も借りた泰成は普段の彼に似ず上機嫌。
一行は予め用意していたとみられる廃ビルへ逃げ込む事に。
その手際の良さにこうなることを予想していたのでは……と泰成を疑う大和。

一息ついたところで泰成は何気なく未来の肩に手を置こうとするが、未来は無意識に拒絶してしまう。
その様子を見た泰成は気分を害するでもなく、そのまま外へと出掛けることに。

意識が無いとみられる関口を除けば二人きりとなった大和と未来。
大和は関口の懐から夏実との関連性を探ろうとするが、所持品はすべて泰成に持ち去られた後だった……。

異性に不信感を抱いている様子の未来。
しかし、そんな未来を心配する大和にだけは心を開く。
未来は発信機を頼りに大和たちが追ってくることも見越していたらしい。
無鉄砲な未来に呆れる大和。
しかし、強気な口調の未来も実は深く傷付いていた。
関口とは何も無かったと繰り返し、普通の生活を送る筈だったのに……と現在の自分を振り返る未来。
大和は今後もずっと付き添うことを約束する。

夜が開け、意識を取り戻した関口の前に椅子に腰かけ自身を見下ろす大和の姿が映る。
開口一番、未来との関係を匂わせる関口。
だが、大和は動じない。
それどころか、関口に足で一撃を喰らわすと「立場が逆転した」と高らかに宣言するのだった―――37話に続く。

<感想>

拘束されているにも関わらず抵抗を見せる関口。
相変わらず、関口は相手の弱点を見抜き的確に突いてきますね。
大和は表面には出さないものの多少動揺しているに違いありません。
恐るべし、関口。

しかし、これは裏を返せば大和の大切な人は未来であることに他なりません。
未来が正ヒロインであることは今後も揺らがないでしょう。
それは未来が大和にのみ心を開いていることからも明らかです。

一方、不穏な動きを見せる泰成。
大和の疑念は膨らむばかり。
外出というのも、何か企みがあってのことか。
関口の所持品を持ち出しているのも気になりますね。
そこには当然、夏実の携帯や関口自身の携帯も含まれる筈で……。

夏実の携帯と言えば、関口との関係を大和に疑われる夏実。
こちらの恋は儚く終わりそうですね。
おそらく、水原と夏実の携帯を追っている筈ですが……待てよ、となると。
現在、夏実の携帯を持つ泰成と接触か?
これは次回が気になる……。

さて、いよいよ関口への尋問を行おうとする大和。
しかし、相手はあの関口。
どこまで通用するのか―――。

逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
37話に期待です!!

ちなみに、2011年3月4日には「三億円事件奇譚 モンタージュ」の第3巻が発売。
購入希望者は本記事下部のアマゾンさんリンクから是非!!

◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

「三億円事件奇譚 モンタージュ」(講談社ヤングマガジン連載)第1話から30話までまとめ
(各話レビューへのリンクです)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第31話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第32話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第33話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第34話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第35話ネタバレ批評(レビュー)

2011年3月4日発売「モンタージュ(3) (ヤングマガジンKC)」です!!
モンタージュ(3) (ヤングマガジンKC)





12月10日発売「モンタージュ(2) (ヤングマガジンコミックス)」です!!
モンタージュ(2) (ヤングマガジンコミックス)





10月6日発売「三億円事件奇譚 モンタージュ(1巻)」です!!
モンタージュ(1) (ヤンマガKCスペシャル)





本作の作者である渡辺潤先生が描き伝説のラスト(○○○落ち)を迎えた「代紋TAKE2(62)<完> (ヤングマガジンコミックス)」です!!
代紋TAKE2(62)<完> (ヤングマガジンコミックス)





全巻セットはこちら。
「代紋TAKE2 全62巻完結(ヤングマガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]」です!!
代紋TAKE2 全62巻完結(ヤングマガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]





「RRR(10) <完> (ヤングマガジンコミックス)」です!!
RRR(10) <完> (ヤングマガジンコミックス)





◆渡辺潤先生の作品はこちら。

【関連する記事】
posted by 俺 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック