「映画館大賞」は、2009年12月から2010年11月末日までの公開作品を対象に、全国130館もの独立系映画館スタッフが投票した、純粋に「映画ファンにスクリーンで観てもらいたい」という映画ファンによる映画ファンのための賞。今年で3回目の開催になります。
寂しいことに、去年(2010年)に比べ投票に参加した映画館が20館ほど減少していますね。
・映画館大賞2010発表!!
やはり、シネコンに押されているのか、あるいは地震の影響もあるのか……。
そんな2011年度の結果はこちら。
【映画館大賞2011ベストテン】
1位「告白」
2位「息もできない」
3位「アバター」
4位「トイ・ストーリー3」
5位「インセプション」
6位「悪人」
7位「第9地区」
8位「オーケストラ!」
9位「十三人の刺客」
10位「瞳の奥の秘密」
(シネマトゥデイさんより)
「告白」が1位、「悪人」が6位、「十三人の刺客」が9位という結果。
「日本アカデミー賞」に比べると、こちらは「告白」が圧勝したという感じでしょうか?
奇しくも「キネマ旬報ベスト・テン」とは逆の結果に。
・第34回日本アカデミー賞発表、最終的な勝者は誰!?
・「第84回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式が行われる!!
2位は「息もできない」。
「キネマ旬報ベスト・テン」でも「外国映画作品賞」に輝いたヤン・イクチュン監督作品です。
<「息もできない」あらすじ>
母と妹の死の原因を作った父親に対して強い憎しみを持っている借金取りのサンフン(ヤン・イクチュン)は、ある日、女子高生のヨニ(キム・コッピ)と知り合う。サンフンは、強権的な父親や暴力的な弟との関係に悩むヨニに惹かれ、それぞれの境遇から逃避するかのように何度も一緒に過ごすうちに、互いの心に変化が訪れる。
(シネマトゥデイさん)
解説によれば「冷徹で粗暴な借金取りの男が、勝気で男勝りの女子高生と運命的に出会い、互いに過去のトラウマから解放されていく姿を描く純愛ストーリー」だそうです。
この高評価ぶりから推してチェックしておくべき作品のようですね。
さて、2011年も既に映画が次々と公開されています。
その中には来年の「映画館大賞」にセレクトされても不思議ではない作品も登場しています。
例えば、カズオ・イシグロ原作の映画「わたしを離さないで」。
映画は未鑑賞ですが、原作に忠実ならば、かなりのものになるでしょう。
切ない喪失の物語です。
・カズオ・イシグロの傑作「わたしを離さないで」が映画化!!タイトルは「Never Let Me Go(原題)」!!
他にも、これから公開予定の「少女たちの羅針盤」などが注目です。
・「少女たちの羅針盤」ロケ地マップ配布中!!
2012年はどの作品がランクインするのでしょうか?
◆「告白」関連過去記事
・「告白」(湊かなえ著、双葉社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・コミック版「告白」(湊かなえ原作、木村まるみ画、双葉社刊)ネタバレ批評(レビュー)
・「少女」(湊かなえ著、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「贖罪」(湊かなえ著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・2010年公開ミステリ系映画(「告白」、「悪人」、「インシテミル」)、DVD化続々
・朝日放送創立60周年記念にて湊かなえ先生スペシャルドラマが放送予定!!
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