2011年04月20日

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第40話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第40話ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


登場人物一覧:

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
未来の両親:突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せるが……
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。現在は水原と行動を共にしている?14話より登場。

関口:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う
眼鏡男:関口に指示を与えている男

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。実はキーマン?

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

<第40話あらすじ>

時間は大和が目覚める少し前に遡る―――。
眠りこけた大和と未来の前には眠らせた張本人・泰成が立っていた。

泰成は大和のベルトのバックルに目を着ける。
大和の態度から、そこに“大事なモノ”が隠されていることに気付いていたらしい。
案の定、そこから旧500円札を発見する泰成。
その表情は邪悪な笑みに満ちている。

そして、現在。
大和は自身のベルトの締め方が以前と違っていることに気付き愕然とする。
慌てて確認するも、そこから500円札は盗まれていた。

色を失う大和の横には、状況の飲み込めない未来が……。
大和は泰成を確実に敵と判断し、その場から未来を連れて逃げ出すのだった。

その頃、泰成はといえば関口を道路脇に放置していた。
警察手帳以外はすべて泰成が回収したらしい。

「ここで退場されちゃ困るんだ……」

意味深な泰成の言葉も、弱った関口には届いたかどうか……。

ひとしきり逃げ回り、手頃な小屋に逃げ込んだ大和と未来。
状況説明を行う大和だが、その口調にはいつもの冷静さが欠けていた。

「切り札もなくした、もう終わりだ……」

そんな大和の頬を張る未来。
さらに、諦め気味の大和を一喝する。

大和の以前の推察からも泰成と関口は繋がっていない筈。
それならば、盗んだ泰成が教えない限り、大和たちが500円札を実際に持っているかどうかなど関口一派には確認しようがない。
だから、まだ持っていると偽ることも出来る―――と。

未来の言葉に驚く大和に未来は続ける。

500円札のことなど秘密を作っていたことも許せないが、諦めてしまうのはもっと許せない。
両親が無事に見つかるまでは絶対に諦めない。

小さな身体に勇気を奮い立たせる未来の姿に励まされた大和は、再度、関口たちと戦うことを誓うと、反撃の一歩として「東京」へ向かうことを決めるのだった。

翌朝、眠りこけてしまった大和と未来のふたりだったが、いつの間にか手錠がかけられていることに気付く。
そこへ降って湧く第3者の声。
「指名手配犯、逮捕だ!!」

目を覚ました大和と未来を新たなピンチが襲う!?―――41話に続く。

<感想>

まずは耳寄りな情報から。
講談社さんでは、2011年4月1日から30日までの間、ヤングマガジン15号(3月14日発売)、16号(3月19日発売)が無料公開されるそうです。
「モンタージュ」を見逃した方、もう一度確認したい方はこの機会に是非!!
詳細は下記の外部リンクからどうぞ!!

・講談社コミックプラス(外部サイトに繋がります)
http://kc.kodansha.co.jp/event/event_detail.php/3644

では、本編の内容を。
今回は「泰成」と「大和&未来」がメインの回でした。

まずは、泰成。
関口の身柄は必要では無かったのか、解放してしまいました。
目的の人物をおびき寄せる為に、大和たちへの敵役として関口が必要ということか?
あるいは、例の臀部に記された数字の為か……?
謎は深まるばかり。
そして、500円札は泰成の手に……。

一方、大和&未来。
いいコンビですね。
落ち込む大和を奮起させる未来。
ここぞのときに大和を導きます。
2人はいよいよ、東京へ―――。

と、その前に立ち塞がった警官らしきシルエット。
おそらく、水原でしょう。
夏美の携帯を頼りに遂に突き止めたか……。

となると、水原も関口の存在は知っているので夏美と共に大和の味方になりそうですね。
心強い援軍となるのでしょうか?

逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
41話に期待です!!

ちなみに、2011年3月4日には「三億円事件奇譚 モンタージュ」の第3巻が発売。
購入希望者は本記事下部のアマゾンさんリンクから是非!!

◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

「三億円事件奇譚 モンタージュ」(講談社ヤングマガジン連載)第1話から30話までまとめ
(各話レビューへのリンクです)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第31話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第32話ネタバレ批評(レビュー)

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2011年3月4日発売「モンタージュ(3) (ヤングマガジンKC)」です!!
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