2011年04月20日

双葉社刊「漫画アクション」連載「シャーロッキアン!」第10話「ハドスン夫人とターナー夫人」ネタバレ批評(レビュー)

双葉社刊「漫画アクション」連載「シャーロッキアン!」第10話「ハドスン夫人とターナー夫人」ネタバレ批評(レビュー)です!!

シャーロッキアン!1


<10話あらすじ>

酒を呑んでいる車教授。
冷静な彼には珍しいことにかなり泥酔していた。
それもこれも、亡き妻・美佐子を思い起こしていた為らしい。

店を出てからも妻の幻影に溺れる車。
そんな彼を、偶然通りかかった愛理が見つける。

足下も覚束ない車に肩を貸そうとする愛理。
それを拒むどころか、自然に受け入れ逆に愛理の肩へと腕を回す車。
車教授には愛理が美佐子に見えていた―――。

普段と違い大胆な車の様子に驚きながらも、愛理はそれを受け容れる。
甘えるような車、頬を染める愛理。

しかし……。

「美佐子……」
不意に車教授が呟いた言葉に愛理は硬直する。
そんな愛理に気付き自身を取り戻す車。

慌てた車教授は愛理と距離をとる。
愛理はすべてを理解し衝撃を受けてしまう。

そんな愛理に車は「妻と間違えた」と告白。
ここで車は自身の行動を「ボヘミアの醜聞」になぞらえる。

それは「ボヘミアの醜聞」にて、ホームズが下宿先の「ハドスン夫人」の名前を「ターナー夫人」と呼んでしまったこと。

愛理を美佐子と呼んだのもそれと同じだと車は言うのだ。
慌てたようにその場を去る車。

翌日、部屋を訪ねた愛理に前夜の醜態を詫びる車。
しかし、愛理は「ボヘミアの醜聞」に独自の理解を加えていた。

あの「ハドスン夫人」と「ターナー夫人」の呼び間違いは作中のホームズでは無く、それを記録したワトスンの筆記ミスだったと言うのだ。
当時あった「ハドスン&ターナー商会」の名前がワトスンの記憶に残っており、ミスをさせたに違いない―――そう語る。

「なぜ、そう言い切れるのか」と尋ねる車に、根拠を示す愛理。

「ボヘミアの醜聞」が著される直前、ワトスンを大きな衝撃が襲っていた。
その衝撃がワトスンに筆記ミスをさせたのだ。
そう、その大きな衝撃こそホームズの死。
「ボヘミアの醜聞」の執筆年度はホームズがモリアーティ教授との闘争の末、死亡したとされた直後だった。

愛理の解釈を知り、ハッと胸を突かれる車教授。
ワトスンが思わず取った行動は、誰でもない自身の行動に他ならなかったからだ。

車教授を慰める愛理。
車は呑み過ぎる事なんて久しぶりだったと口にする。
美佐子の生前には一度もなかった……と。

そんな車を見詰める愛理の表情は非常に苦しいものだった―――11話に続く。

<感想>

いよいよ、「シャーロッキアン!」復活です。
休載前の9話が2010年9月末に掲載されたので、実に7か月ぶりになるのかな?
間にコミック1巻発売があったとはいえ、内容を忘れてしまった方も多いかも。
そんな方はコミックを買うか、過去記事をどうぞ!!

さて、今回の10話「ハドスン夫人とターナー夫人」。

1話と同じく、車教授の亡き妻への想いがテーマかな。
そこに「ボヘミアの醜聞」での下宿先の夫人の名前問題が絡みます。
さらに愛理の車教授への想いが重なる……切ないですね。

管理人は、愛理と教授は「親娘のような関係」ではないかと思っていたのですが、今回の物語を読む限りでは「男女の仲」を意図している様にも思えます、うむむ……ムズカシイ。

再開された「シャーロッキアン!」。
車教授と愛理の関係はどうなるのか……11話に要注目!!

◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・WEB漫画アクション
http://webaction.jp/

◆関連過去記事
・各話批評(レビュー)に繋がる過去記事リンクはこちらから。
「シャーロッキアン!」(池田邦彦著、漫画アクション連載)1から9話までまとめ&遂にコミックス1巻発売さる!!

2011年2月28日発売。
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3話&4話作中で引用された「シャーロック・ホームズ―ガス燈に浮かぶその生涯 (河出文庫)」です!!
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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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