登場人物一覧:
姫宮あゆみ:主人公、ミステリー作家
村岡弘:映像表現学科教授
関屋秀昭:英文学科教授
ジャック・トリリン:ミステリー作家 形象表現学客員教授
関屋裕子:関屋教授の妻
巫弓彦:名探偵
推理投票は2011年4月26日から!!
下記のあらすじについては「携帯で配信する」との「番組の意義」を考えて、あくまで管理人版のあらすじに留めています。
正確な内容をお知りになりたい方は携帯サイトかミステリーメールよりご確認されることをオススメします。
<第6回配信分あらすじ>
「ダイイング・メッセージ」の謎に挑んだものの行き詰ったあゆみ。
名探偵・巫に助けを求める。
この事件こそは、名探偵に相応しい事件だと考えたのだ。
あゆみのSOSを受けた巫は、早速推理を巡らせる。
そして、こうあゆみに切り出すのだった。
「ひょっとして、被害者の周囲に竹河という人物は居ませんでしたか?」
そんな巫の問いに「居なかったと思いますけど」と答えるあゆみ。
その言葉に、我が意を得たといった様子の巫は「犯人が分かりました」と断言するのだった―――「ビスケット」問題編了。
では、ここから【管理人の推理】です。
いよいよ、名探偵・巫が登場。
「冬のオペラ」同様に謎を一刀両断してくれる……のでしょうが、それは解答編の話。
現時点では思わせぶりなその言葉に読者は振り回されつつやきもきするのみです。
今回、出て来た新情報は巫の問い「竹河」。
これは、本批評(レビュー)をご覧の方はご存知の通り、例の「関屋」を補強する為の物です。
要は、トリリン氏の「ダイイング・メッセージ」が「竹河」でないことを証明したに過ぎません。
ここで、もう一度「関屋」が犯人であるロジックをどうぞ!!
「第4回にて犯行現場に香が立ちこめていたことからヒントは香。香といえば組香。組香といえば源氏香。源氏香といえば源氏香図。というわけで、トリリン氏の指の形である1、3、1は源氏香図の関屋を指しているので、犯人は関屋」
詳しくは、過去記事から「ビスケット」第4回ネタバレ批評(レビュー)をどうぞ。
だいたいここまでは、不動の推理。
で、ここに「ビスケット」のタイトルから「アルファベット・ビスケット」が絡んで「U」のビスケットが出て来て「U子」だけに「関屋裕子」が犯人となるのでは……との勘を付け加えていました。
……が、やはりそんな都合のよいビスケットは出てきませんでした。
「関屋」と「裕子」の合わせ技だと思っていたんですけどね……シンプル過ぎましたね。
こうなると、正直、タイトル「ビスケット」の意図が何処にあるのか戸惑っているのですが、解答編で明かされるのでしょうか?
それとも、このまま……?
だとすると、タイトルこそがもっともミスリードだったことになるなぁ……。
ともかく、「関屋」までは絞れましたが「関屋夫妻のどちら」かが分からない。
関屋教授か、それとも関屋裕子か?
一応、今回の「竹河」は「源氏香図」で「関屋」と似た構図なので間違いがないようにとの配慮かと思われますが……。
欲しいのはそれじゃないんだよッッッッッ!!
との読者の声(=管理人の声)が聞こえてきそうであります。
もう、そこは無意識に越えてるんだもんなぁ。
読者が欲しいのはそれじゃなくて、2人の「関屋」のどちらに絞り込むべきかの証拠なんだよ〜〜〜っ!!
それにしても、困りました……。
よもや、第5回で「このままだったら……」と書いた事が実現するとは。
とりあえず、「関屋」夫妻のどちらかは確実なのですが……。
ここは、なんとしても「関屋夫妻」から犯人を絞り込んでみせましょう……外れるかもしれないけど。
と、その前に「村岡」が犯人では無い理由から。
「ダイイング・メッセージ」の「関屋」がすべてではありますが、それ以外の理由でも村岡は犯人ではありません。
理由は次の通り。
この展開で村岡が犯人となるケースは、村岡が「ダイイング・メッセージ」の偽装を行った場合のみ。
確かに村岡は「ダイイング・メッセージ」を発見し、また話題にもしている。
……が、その意味するところが「関屋」である旨を主張していない。
そして、「関屋」に「ダイイング・メッセージ」が「村岡」であるとやり込められている。
ここからも、村岡犯人説はないと分かる。
で、やはり容疑は「関屋夫妻」に戻って来るわけですが……第5回批評(レビュー)でも述べたとおり、「どちらが犯人の場合でも成立しない」んだよなぁ。
例えば、関屋教授が犯人の場合。
前日にダイイング・メッセージの話題を交わしており、トリリン氏の不審な行動に注意を示さなかったとも思えない。
手の意味は理解できなかっただろうが、その形には注意を払った筈で、そのままにしておく筈がない。
例えば、関屋裕子が犯人の場合。
関屋夫人はトリリン氏同様に香に詳しく、トリリン氏の「ダイイング・メッセージ」の意味するところを理解できた筈で、そのままにしておく筈がない。
仮に犯人が退室後に、瀕死のトリリン氏が「ダイイング・メッセージ」を残したとしたら、それこそ関屋夫妻のどちらでも通用するし……う〜〜〜ん、此処に来て困ったものです。
ですが、管理人は「関屋秀昭」犯人説を唱えます。
理由は2つ。
@上記にある通り、関屋裕子はトリリン氏同様に香に詳しく、トリリン氏の「ダイイング・メッセージ」の意味するところを理解できた筈で、そのままにしておく筈がない。
A「ダイイング・メッセージ」は気付いた上で解読して貰わねば意味が無いので、トリリン氏は誰かが理解してくれることを念頭に置いてメッセージを残した。
本作「ビスケット」中で、それを解読可能なのはトリリン氏が未知の存在である巫を除けば、香に詳しい関屋裕子のみ。
つまり、トリリン氏は関屋裕子に向けてメッセージを残した可能性が高い。
当然、犯人は裕子以外の人物となる。
……昨日、書いた通りですね。
実はこれにも論理上の弱点があるのでどうかと思うのですが、もう、これ以外思いつかん。
ひょっとして、管理人の見落としたメッセージがまだあるのでしょうか?
あったとしたら、赤っ恥だなぁ……。
ギリギリまで捜してみるか……。
う〜〜〜ん、まさに悩める倫太郎状態。
とりあえず、現時点での結論は、関屋秀昭犯人説で。
新発見があれば、新規に記事に起こすか追記する予定。
あぁ、そうだ。
ちなみに、「IMI」にも意味が無いワケではありません。
調べてみれば分かりますが、「ダイイングメッセージ」の「IMI」を「インターメディウム」と理解すれば「映像学」と解釈出来ない事もありません。
この場合、村岡が犯人になりますね。
ただし、これは北村先生の作風や、ミステリの文脈、前述した「村岡犯人説」を否定した根拠から否定されるので、面白解答を目指したい方向けと言えるかもしれません。
ギリギリまで粘って「関屋夫妻」を絞れない場合は、テレビでの紹介を狙ってコレで応募しようかなぁとも思わないでも無いです。
それとも、2分の1の確率を狙って関屋秀昭でいくか……こちらも悩む。
なお、放送が中断された「殺人は難しい」の本放送ですが、4月28日(木)00:15〜01:03(水曜深夜)に再放送決定されたそうです。
いよいよ、あの結末をこの目で確認できそうです。
現在挑戦中の「ビスケット」だけでなく、こちらもお忘れなく。
参考までに「ビスケット」の公式HP上のあらすじとその作者・北村先生のデータをまとめてみたので推理の手掛かりにどうぞ!!
<「ビスケット」あらすじ>
ミステリー作家の姫宮あゆみ(水野美紀)は、ある大学が主催する「ミステリー作家トークショー」に招かれた。トークの相手は、その大学の客員教授で、本国アメリカで有名なミステリーの賞にも輝いたジャック・トリリン氏。日本通で知られる、イケメンのアメリカ人である。ところが、トークショー当日、トリリン氏は何者かに殺されてしまう。現場に、謎のメッセージを残したまま。
姫宮あゆみは、かつてその記録係をつとめていた本物の「名探偵」、巫(かんなぎ)弓彦(山口祐一郎)に、SOSの電話を掛ける。
この作品は、北村薫の名作「冬のオペラ」(1993)の、18年ぶりの続編として書かれた。その意味では、北村ファン垂涎の作品であり、“文学的事件”でもある。ただし、そんな事情を抜きしても、孤高の「名探偵」巫弓彦の推理に、多くの視聴者が驚嘆の声を上げるに違いない。
(NHKさん公式HPより)
<北村薫先生データ>
「円紫さんと私」シリーズなど「日常の謎」で知られる作家さん。
とはいえ、「盤上の敵」など王道のミステリも得意とするので要注意。
基本的にその著作を読みこなすにはある程度の素養が必要とされる作風。
つまり、文学や雑学についての知識が要求される。
それは「冬のオペラ」でも同様だったので、その続編である本作「ビスケット」にも知識量が求められるのでは?
今回は伏線そのものよりも作中の言葉に注目すべきかもしれない。
そんな北村先生の傾向と対策は下記過去記事からどうぞ。
【北村薫先生関連過去記事】
・「冬のオペラ」(北村薫著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
◆「ビスケット」前回までのあらすじはこちら。
・探偵Xからの挑戦状!「ビスケット」(北村薫著)第1&2&3回配信分(4月21&22&23日配信)ネタバレ批評(レビュー)
・【ほぼ推理完了!?】探偵Xからの挑戦状!「ビスケット」(北村薫著)第4回配信分(4月24日配信)ネタバレ批評(レビュー)
・探偵Xからの挑戦状!「ビスケット」(北村薫著)第5回配信分(4月25日配信)ネタバレ批評(レビュー)
◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・「探偵Xからの挑戦状!」公式HP(NHKさん)
http://www.nhk.or.jp/tanteix/
◆関連過去記事
【「探偵Xからの挑戦状!」シーズン3、これまでの批評(レビュー)】
・探偵Xからの挑戦状!「殺人は難しい」(貫井徳郎著)本放送(4月21日放送)ネタバレ批評(レビュー)
【「探偵Xからの挑戦状!」シーズン3情報】
・「探偵Xからの挑戦状!」が3度帰って来る!!シーズン3放送決定!!出題者には北村薫先生、貫井徳郎先生、米澤穂信先生と豪華作家陣の名が
・「探偵Xからの挑戦状!」シーズン3続報!!
・【続報】「探偵Xからの挑戦状!」シーズン3、担当回&シナリオタイトル&出演者判明!!
・【最終報】「探偵Xからの挑戦状!」シーズン3、シナリオ内容が明らかに!!そこにはサプライズが……。
・「探偵Xからの挑戦状!」シーズン3、放送延期!!
・【速報】延期されていた「探偵Xからの挑戦状!」シーズン3が2011年4月21日より放送決定か!?
・【続報】「探偵Xからの挑戦状!創刊準備スペシャル」が「NHKワールド プレミアム」にて2011年4月14日(木)に放送決定!!
・【確定報】「探偵Xからの挑戦状!シーズン3」放送は2011年4月21日から。14日にはスペシャル版がスタート!!
【貫井徳郎先生関連過去記事】
・「乱反射」(貫井徳郎著、朝日新聞出版刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「慟哭」(貫井徳郎著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「光と影の誘惑」(貫井徳郎著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
【北村薫先生関連過去記事】
・「冬のオペラ」(北村薫著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
【米澤穂信先生関連過去記事】
・書評(レビュー)対象著作一覧
当ブログにてネタバレ書評(レビュー)した作品のまとめです。
【「探偵Xからの挑戦状!」シーズン2ネタバレ批評(レビュー)】
・探偵Xからの挑戦状! メゾン・カサブランカ(解決編) ネタバレ
・探偵Xからの挑戦状!「殺人トーナメント」本放送(11月5日)感想
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「森江春策の災難」(芦辺拓著)
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ちなみに私は関屋妻でファイナルアンサーしました。動機が分からないのが悩みですね。でも、突発的に殴り殺しちゃったら、ダイイングメッセージなんか確認していないで慌てて逃げ出すのでは? 計画的犯行ならともかく。
で、ダイイングメッセージが示すものに気づいてしまった関屋夫はmの話を(たぶん)でっち上げ、アルファベットに目を向けさせることで香道や源氏香→関屋妻にたどり着かせまいとしている。
でも実際にはトリリンが示したのは香道ではなく関のデザインだった、というオチなのでは。と裏読みしてみたり。・・・源氏香の竹河を眺めていたら何かの文字に見えてきませんか? 外国人の目から見たら関という字に見えなくもないのでは、とかw 家紋に源氏香ってあったような気が。モダンデザインの紋章ととれなくもない。そのために家紋の話が前振りになっているのでは、と。
あと、「お茶を出したファンだという女」が助手だとはどこにも書いてないので、選択肢は少し納得がいかないw お茶を出した女=関屋妻=犯人、これが私の推理です。
お吸い物にお湯を入れたのはたしかに「助手」ですが、これまた女性だとはどこにも書いてないですよねえw
はれまあ、言われてみれば、奥さんも関屋先生ですね。てっきり決まりだと思ってました。
というわけで、再考してみました。
トリリン先生が殺害されたのが、主人公が大学に着く前か、後か、それで決まりますよね?
後ならば、だんなさんの関屋さんにはアリバイがあります。
読み直して、時間が計れそうなものがないか探したところ、多分これかなっていうのを見つけました。
結論、奥さんだと思います。
「ビスケット」のタイトルの話なのですけど。
全部の文字を使って文章を作れないかなって会話が出てきましたよね。
多分、
「I'm I」
だと思います。
指3本を揃えるとビスケットのMに見えるという、トリトン氏との前日の会話が嘘だからです。
イラストでは指3本の形に見えますが、あゆみが持ち帰ったビスケットの写真では異なるからです。
管理人の“俺”です!!
Re:ファニーBさん
はじめまして。
関屋夫人犯行説だと、確かにその流れになりそうですね。
関屋教授が庇うのならば妻である関屋裕子しか居ませんし……。
助手こそが関屋夫人、なるほど!!
それも面白そうですね。
絵的にもサプライズになりそうですし、それだと解決編は盛り上がりそう。
管理人好みでもあります。
Re:誰かさん
関屋裕子説ということは関屋教授のアリバイは成立しましたか……。
トリリン氏殺害時刻が推定できそうな物とは香のことですか?
香の匂いが残留していたからそんなに時間は経過していないとの推理ならば管理人も検討しました。
ただ、香を焚いたまま放置することで時間にズレが出るので絶対とは言えないと思って採らなかったのですが、アリと言えばアリだったか……。
それとも、別の何か?
「ImI」ということで「私は私」ですね。
詩的な感じがしてイイですね。
あゆみが呟いて終われば絵になりそうです。
こちらも管理人好みです。
Re:上坊さん
関屋教授の語った前日のトリリン氏との会話は確かに怪しいですね。
意図的に村岡教授へ嫌疑を向けようとしているようにも思います。
ここを解答編がどうこなすかが注目ですね!!
いよいよ、解答編まで1日を切りました。
如何なる結末が待つのか……気になります。
私も同じ解答を探してこちらにたどり着きました。
同じように関屋夫妻で悩み…結果的に私は妻を犯人にしてしまいましたが、決定的な自信がないので、こちらで拝見して夫犯人説も「なるほどなあ」と拝読しました。
私が妻と判断したのは、
1 夫妻どちらにしても計画的な犯行ならば、殺害現場に香を焚いていれば紹介した夫人に関連して捜査の手が伸びてくるため、香は消すはず。もしくは遺体を隠すなどするはず。そもそも、講演を控えた状態ですぐに遺体が発見される慌ただしいタイミングの犯行はしないのではないか。したがって、偶発的犯行と思われる。
2 夫には返り血を浴びた形跡はなく、長時間席を外した様子がない。(偶発的な犯行のため犯行時刻は香から時間が経ってないと推測)
3 関屋夫が犯人ならば、偶発的に殺害したとしても、後から安易に村岡に「様子を見てきてくれ」などと言わないだろう。また、殺害現場を連想させる香の話をあんなに詳しくしないだろう。
5 妻が犯人なら、背の低いトリリンを後頭部強打は可能であるし、偶発的犯行ならあわてていて香も消さず、ダイイングメッセージにも気付かなかったのでは。
4 夫も5回香を当てるゲーム(即ち源氏香)をしたので、香図も知っていたのではないか。夫が「M」にミスリードしたのは、途中で手の形が「関屋」で妻の犯行と気付いたから。
と思いましたが…
確かに逆に香を利用して犯行時刻を操作するという可能性がありますね。
そうなると、そもそもの夫のアリバイが崩れてしまいますし、妻に濡れ衣を着せるという可能性もある気がしてきました…。
妻の話をしたときの夫の意味ありげな様子が気になります…。
妻は多く語られていないので動機がないのですが、夫はその表情からどこか妻とトリリンとの関係に不審を抱いてますよね。ということは、動機がありますね。
香を焚いて妻を犯人に仕立てるために、このタイミングをわざわざ計画したのかもしれません…ああ、わからなくなってきました!
とにもかくにも、いよいよ明晩ですね。
映像化されると、文章とは違ったヒントなども出てきて、一喜一憂、推理も変わってきますよね。
「殺人は難しい」の放送も合わせて、明日はどんな解答が示されるのか、とても気になっています。
軽く調べたところ、簡易番のものは10分程度、家庭用のもので30〜40分程度で燃え尽きるっポイです。
匂いがどれほど残るのかは分かりませんが、さほど時間はたっていないと判断する材料になると思います。
IMIの形ですよ!ちなみに「竹河」っていうのもあってこちらはUの中にMが入っているような形ですね。
犯人はやはり奥さんの裕子でしょう。
「香をかじっている」のは奥さんだし。
でも今回はかなりマニアックな内容で一般には分からないでしょうね
管理人の“俺”です!!
Re:かべちょろまごちゃんさん
はじめまして。
かなり精緻なロジックですね。
今回は関屋教授が犯人でしたが、正直、これが正解でもなんら問題ない気がします。
ドラマ版と携帯配信版の違いには本当に一喜一憂しますね。
「殺人は難しい」も、ドラマ版で「意外な黒幕」が登場しましたし。
Re:誰かさん
「源氏香」から「関屋」を導き出すのならば、夫妻のどちらが犯人かとする決め手も「香」に関連するもので良かったような気がします。
その点で、匂いを決め手とするロジックは美しく、管理人的には好みだったのですが……。
Re:まりりんさん
「IMI」は「関屋」だったんですね。
管理人的に「関屋」は「IMI」より「131」のイメージが強かったんで、ドラマを視るまで気付きませんでした……(泣)。
不覚です……。
「関屋」については、1600人以上の正解者が出たらしいので、「源氏香」と「関屋」を結び付けることに関しては適切な出題が為されたと言えそうです。
これで、夫妻のどちらかを絞り込むロジックが盛り込まれてれば良かったのになぁ。
やらかしてしまいました。
答えが最後までロジックで詰められるものでは無かったですからね。
どちらかというと犯人の判別基準は、設定に関するものですし。
管理人的には、誰かさんが仰ってた香づくしで詰めるロジックは充分アリだと思います。