2011年04月28日

「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」(講談社発行週刊少年マガジン連載)第3話ネタバレ批評(レビュー)

「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」(講談社発行週刊少年マガジン連載)第3話ネタバレ批評(レビュー)です!!

ネタバレあります、注意!!

「ゲームの館殺人事件」登場人物一覧:

金田一一:言わずと知れた主人公、最終回まで犯人ではありえません。
美雪:言わずと知れたヒロイン、こちらも最終回まで(以下略)。

宝樹滋:ゲームプログラマー、自称有名人
真津本潤:美佳が経営する店のウェイター
菊川梢:美佳が経営する店のホステス
麦林美佳:バーのママ。潤と梢の雇用主
霜村志保:婦人服の会社社長、生馬の母
霜村生馬:志保の息子
ゲームマスター:覆面の人物

<3話あらすじ>

「脱出ゲーム」第1ステージにて霜村生馬の母・志保と見られる人物が爆殺された。
生馬は志保の直前に脱出した金田一の責任だと騒ぎたてる。
「金田一が志保を見捨てた」と言うのだ。
志保に譲ったものの、拒否された為に脱出した金田一は生馬の主張に反撥を覚える。

しかし、ゲームマスターは感傷に浸る暇を与えない。
すぐさま、第2ステージの開始が宣告される。

第2ステージは、火の点いた部屋が燃え落ちる前に各人に用意された知恵の輪を解き脱出すること。

各人各様に知恵の輪に挑む中、第1ステージ同様に宝樹が一抜けする。

一方、マジックが得意な金田一にとってこれは得意ジャンル。
早々に脱出機会を得たものの、1人の脱落者も出さぬよう全員の離脱を援護することに。

潤、麦林、梢と脱出していく中、美雪と生馬がてこずることに。
特に生馬は「こういうのが苦手」らしい。

美雪は金田一のアドバイスに従い脱出成功。
ところが、生馬は一向に脱出出来ない。

間に合わないと判断した金田一はゲームマスターに禁じられていたにも関わらず、生馬を直接手助けしてしまう。
こうして、生馬は脱出するも、逆に金田一が取り残されるとの事態に。

焦る美雪に、脱出した生馬が「ママを見捨てた酬い」などと批難。
この言葉に怒りを覚えた美雪は生馬を打つ。

ちょうどそのとき、燃え盛る火の向こうから閉ざされた扉が開く音が。
そこから出て来たのは服を焦がした金田一だった。
鍵を落として危なかったもののギリギリ脱出出来たらしい。

ほっとするのも束の間、さらなる試練が。
「生き残った皆さん、おめでとう―――」
ゲームマスターによる第3ステージの開始である。

今度の問題は「きちんと食べること」。
目の前に用意されたカップめんをきちんと食べないと脱出出来ないと言うのだ。

それでは……と食べかける一同を制止する金田一。
ここで、美雪が水戸黄門よろしく「名探偵の孫」だと金田一の身分を明かす。

それなら、従おうじゃないか……と一致した一同に、金田一は毒物混入の可能性を指摘。
カップめんのすぐ横に設置された金魚の水槽を利用する方法を提示する。
金魚に毒見させて安全を確認しようとのアイデアである。

こうして、順番に毒見を行う面々。
結果、カップめん自体には何の工作もされていないとの判断に行き着く。

では、いただきます……と、その直前、配られた箸の危険性に気付く麦林。
それは確かに……と危ぶんだ一同はこれまたチェックを行う。

……と、梢の順番で金魚が全滅してしまうのだった。
誰かが梢の箸に毒を仕込んだのか?―――4話に続く。

<感想&推理>

今回、分かった事は次の2つ。

@第2ステージの犯人の狙いは「生馬」だった。
Aゲームマスターは直接監視していない。

@については生馬自身が苦手と発言しているのでほぼ確実か。
つまり、犯人の目的としては志保、生馬の順で排除しようとしたことになるかな。
ただし、これも第1ステージの志保が本物かどうかにもよるなぁ……。

どちらにしろ、これで生馬犯人説は消えたか。

そして、A。

第2ステージ終了直後のゲームマスターが「生き残った皆さん」とあえて生き残り人数をぼかしていることから、ゲームマスターがこの場に居ない事は2話同様に明白でしょう。
やはり、ゲームマスターはプレイヤーの中に居ると見た方が堅そうです。

今のところだと、どの場合でもイの一番に逃げ出している宝樹が怪しい筈なんだけど……ここまで露骨だと逆に容疑から外れそう。

で、現時点での最有力容疑者ですが麦林かなぁ……。
「ゲームの館殺人事件」が何を目的とするのかが明らかにならないとどうとも言えないものの、麦林もかなり怪しい。

3話では第2ステージの知恵の輪で「梢が得意な筈だ」とか述べているところをみると、梢の安全を確保する為にあえて「知恵の輪」にした可能性もある。
つまり、梢はターゲットでは無い?

しかも、第3ステージで梢が毒物を引き当てるところを止めたのも麦林。
意図的に各ステージでの被害者を選別している可能性がある。

とりあえず、4話で梢以外の誰かが第3ステージの被害者となったら、被害者をコントロールしようとしている麦林犯人説の有力な根拠となる……かもしれない。

しかし、未だに第1ステージのトリックの正体が判然としないのは気になる。
今後、出て来るのだろうか?

と、まぁ、今回はここまで。
さらなる進展を見せるであろう第4話に期待!!

ちなみに第2ステージのゲームマスター演じるクマを見て「ダンガンロンパ」を思い出したのは秘密です……。

【流行】PSP「ダンガンロンパ」が凄いらしい……

◆「ゲームの館殺人事件」関連過去記事
「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」(講談社発行週刊少年マガジン連載)第1話ネタバレ批評(レビュー)

「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」(講談社発行週刊少年マガジン連載)第2話ネタバレ批評(レビュー)

◆シリーズ関連過去記事
・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・同じく「高度1万メートルの殺人」のまとめはこちら。
「高度1万メートルの殺人」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・さとう先生による読み切り「トキメキトキナ消失宣言」のネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「別冊少年マガジン」(講談社)より「トキメキトキナ消失宣言」ネタバレ批評(レビュー)

シリーズ前作「金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(上)(週刊少年マガジンKC)」です!!
金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(上)(週刊少年マガジンKC)





「金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(下)(週刊少年マガジンKC)」です!!
金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(下)(週刊少年マガジンKC)





◆金田一少年の事件簿シリーズコミックはこちら。


◆金田一少年の事件簿シリーズ映像作品はこちら。
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