2011年05月01日

【推理完了宣言!?】探偵Xからの挑戦状!「怪盗Xからの挑戦状」(米澤穂信著)第3回配信分(4月30日配信)ネタバレ批評(レビュー)

【推理完了宣言!?】探偵Xからの挑戦状!「怪盗Xからの挑戦状」(米澤穂信著)第3回配信分(4月30日配信)ネタバレ批評(レビュー)です!!

第3回にして、「これであろう」と思われる「怪盗Xからの挑戦状」のトリックに目星をつけました。
管理人は、これがメイントリックであると確信しております。
それに伴い犯人も判明しました!!

今回の批評(レビュー)ではその推理に触れますので、避けたいと思われる方は<ネタバレあらすじ>以降を読まないことをオススメします。


2011年5月2日追記:

これを書いた後に、この推理を活かしつつ、さらにスマートに犯人を絞り込める推理を発見しました。
取り急ぎ追記として記事にしましたので興味のある方はこちらからどうぞ!!
ただし、まだ携帯配信中の本編自体が完結していないので正しいかどうかは判別できません。

【今度こそ推理完了!?】探偵Xからの挑戦状!「怪盗Xからの挑戦状」(米澤穂信著)第4回配信(5月1日配信)ネタバレ批評(レビュー)追記


登場人物一覧:
探偵X:探偵
助手(江戸川蘭子):探偵Xの助手
怪盗X:天下の大泥棒

指貫良人:天弓館の支配人
椎平実:天弓館の宿泊客
石川次郎:天弓館の宿泊客
園田其一:天弓館の宿泊客
高市ともる:天弓館の宿泊客
外山映彦:天弓館の宿泊客
登呂錦之助:天弓館の宿泊客
皆藤久寿:天弓館の宿泊客、実は怪盗X


推理投票は2011年5月3日から!!

下記のあらすじについては「携帯で配信する」との「番組の意義」を考えて、あくまで管理人版のあらすじに留めています。
正確な内容をお知りになりたい方は携帯サイトかミステリーメールよりご確認されることをオススメします。


<第3回配信分あらすじ>

予備の電源と取り換え、撮影を始める皆藤こと怪盗X。
この天弓館に自分以外の同業者が潜入していることに気付く。

潜入している人物の名は、怪盗Z。
怪盗Xによれば、怪盗Zは石川に化けているらしい。
狙いは同じ「田端の女王」だろう。
怪盗Xは、怪盗Zに負けないよう心に誓うと部屋を施錠、階下へ向かう。

「あれ、皆藤様!!」
支配人と言葉を交わす怪盗X。

そこへ、登呂が息を切らせて駆け込んで来る。
なんでも、高市が人が倒れるのを目撃したらしい。
倒れた人物は夕食時に椎平の隣に座った人物とのこと。

隣と言うと―――まさか、石川が!?

早速、現場へ駆け出す怪盗Xと支配人。
しかし、登呂だけはその場に残るのだった―――第4回に続く。


では、ここから【管理人の推理】です。


トリック解明出来たと思います、それに伴い犯人も判明です!!
ちなみに、気付いた喜びの余り、某探偵宜しくかなり興奮しているので文章が粗くなるのはご容赦を!!

まず、先日の第2回あらすじ部分に誤りがあったことを認めておきます。
なぜ、ここで認めておくかと言うとこれがメイントリックと密接に関わっていると判断されるからです。
管理人の犯した誤りについては、メイントリックや犯人と合わせて後述します。

では、早速、管理人の考える「怪盗Xからの挑戦状」のメイントリックについて指摘しましょう。

それはズバリ、「第2回と第3回とでは視点人物が代わっている」ことです。
つまり、「予備電源に切り替える前と後では撮影者が別人」ということ。

さらに言えば、第2回の撮影者は外山であり、第3回の撮影者こそ皆藤であると断言します。

作中にて「登場人物一覧」が用意されていたのはこのトリックの為に他なりません。
そして、あれだけ登場人物数が多いのも外山を紛れ込ますため。

まだ見ぬ外山氏。
作中では一見、「雪の事故の為にキャンセルした人物」のように思えますが、これは外山氏とは別人です。
キャンセルした以上、作中には登場しないので、登場人物一覧に名前のある外山氏はキャンセルした人物ではありません。

では、どこに外山氏が登場したのか?

それが第2回の撮影者その人。
管理人が犯した第2回あらすじ中のミスは此処でした。
第2回のみ撮影者は怪盗Xではありません、外山氏だったのです。

気になる人は第2回をご確認ください。
第2回時点では撮影者本人が何者であるか示す手掛かりは一切明示されていません。
皆藤とも怪盗Xとも撮影者は口にしていません。
撮影者が怪盗Xであると言っているのは、事実を知らない探偵Xのみです。
つまり、あの初老の紳士は怪盗Xこと皆藤ではなく、外山なのです。

反面、第3回の撮影者は支配人により皆藤であると断定されています。
そして、登場人物一覧にて皆藤は怪盗Xである旨が明記されています。
つまり、第3回以降の撮影者こそが皆藤こと怪盗Xなのです。
第2回に皆藤の姿がないのは、第2回ラストで電源が切れた後に夕食に遅れて合流したからではないでしょうか?

第2回と第3回の撮影者が別人であること。
これは、次の事実からも証明されます。

それが「自室の鍵」。

食堂へ向かう際、第2回では「オートロック」でしたが、第3回では「自身で鍵をかけて」います。
つまり、「部屋が違う」のです。

これは、「撮影者が別人である」ことを示しています。
このトリックを成立させる為に、第2回だけ5ページと大増量されているのも根拠と言えるでしょう(尚、第3回は3ページに戻っている)。

第2回と第3回の撮影者が違い、第2回が外山、第3回が皆藤(怪盗X)だとすると、どうなるか?

ここで、もうひとつトリックが出てきます。

それが、「死体が石川ではない」こと。

第3回にて死体を発見したらしい登呂の台詞が妙だとは思いませんか?
仮に死体が石川だとすれば何故、その特徴である眼鏡を活かし「眼鏡の男性が……」と言わないのでしょう?
何故、「椎平さんの隣……」なのでしょうか?

そこで、第2回をご覧下さい。
確かに椎平の左隣は石川です。
では、右隣はどうでしょう。
そういえば、第2回のテーブルに着席しているメンバーの描写が椎平あたりだけ妙にまどろっこしくありませんか?

そして……椎平から見て右隣となる向かい側に座ったのは誰でしょうか?

そう……他ならぬ「第2回の撮影者」です。
つまり、管理人の推理によれば「外山」。

ここから導き出される結論は「被害者は石川ではなく外山」となります。
これは、第1回からこれまで被害者の名前が明らかになっていないことも根拠と出来るでしょう。
つまり、視点人物を錯誤させた理由は、被害者を錯誤させる為と考えられます。

では、このトリックを用いる必然性は?

それは読者が被害者と錯誤している石川がフリーになること。

つまり、この先の展開で登場人物全員に不動のアリバイがあったとしても、「読者が死んだと思い込んでいる石川のアリバイについては問われない」こと。

したがって、このトリックが用いられている限り「犯人は石川」になります。
石川は怪盗Zでもあるので、解答は怪盗Zでも良いでしょう。

以上、管理人による証明を終了致します!!
やった〜〜〜!!ひゃっほ〜〜〜!!

で、ここからは勘だけど、怪盗X、怪盗Zと出たのに怪盗Yが存在しないのは違和感が残るので、外山は怪盗Yなのではないでしょうか?
おそらく、片眼鏡は怪盗たちの間ではポピュラーなアイテムで2人とも使用していたのでしょう。
そこで、外山の死後、外山の片眼鏡を失敬した怪盗Xが編集し繋ぎ合わせたのでは?
これで、スッキリまとまるような感じ!?

あとは、第4回以降に管理人の推理が正しいか確認するだけ……か!?
今後の注意点は、第2回の撮影者が角部屋だったことが明記されていたので、第3回以降の撮影者の部屋が角部屋かどうかかな。
あとは、第1回でも述べた部屋のエンブレムの色か。
ここらが伏線となりそう。

まぁ、こんだけ大見得きっといて外れてたら目も当てられないけどね……。

ただひとつ―――このロジックに穴があるとすれば、ドラマ化された際に電源を交換する前後で撮影者の声が違っている筈であること。
外山が声を変える必要は無いし、怪盗Xも皆藤を演じている時点で外山風の声を演じる筈が無い。
当然、前後で声が変わってしまうのだ。
ここだけが悩みだ―――。

あれ、ひょっとして真相は別にあるの!?
いや、まさか……。

果たして管理人の推理は正解か?
第4回配信に注目です!!

2011年5月2日追記

第4回配信にて、被害者が石川であると判明し本推理は破綻しました……。
というわけで、推理のやり直しです。
とりあえず、下記に第4回配信分のネタバレ批評(レビュー)へのリンクを用意しました。
現在の管理人の気持ちが分かる切ない記事となっております……良ければどうぞ!!

【振り出しに戻る!?】探偵Xからの挑戦状!「怪盗Xからの挑戦状」(米澤穂信著)第4回配信分(5月1日配信)ネタバレ批評(レビュー)

◆「怪盗Xからの挑戦状」過去記事
探偵Xからの挑戦状!「怪盗Xからの挑戦状」(米澤穂信著)第1&2回配信分(4月28日&29日配信)ネタバレ批評(レビュー)

参考までに「怪盗Xからの挑戦状」の公式HP上のあらすじとその作者・米澤穂信先生のデータをまとめてみたので推理の手掛かりにどうぞ!!

<「怪盗Xからの挑戦状」あらすじ>

毎回ミステリー問題の出題者として、OL江戸川蘭子(長澤まさみ)をからかってきた探偵X(竹中直人)。今回、その探偵Xのもとに、よりによって世紀の大泥棒・怪盗Xが「挑戦状」を携えてやってきた。自分が、秘宝を盗もうと潜入した山中のホテルで宿泊客の一人が殺されたのだという。ホテルは雪に閉ざされ、容疑者は、数人の宿泊客に絞られた。
怪盗Xがひそかに撮影していた映像記録をもとに、はたして探偵Xは、犯人を指摘することが出来るのか?そして、「探偵」としての面目を保つことが出来るのか?…
人工的な設定の中でアクロバティックな推理が華麗に展開する、奇才・米澤穂信らしい傑作が登場する。MCドラマと推理ドラマが渾然一体となった、仰天の仕掛けもお楽しみいただきたい。
(NHKさん公式HPより)


<米澤穂信先生データ>

米澤穂信先生は硬軟自在の技巧派。
「小市民シリーズ」や「古典部シリーズ」など、主に「痛みを覚える青春小説型ミステリ」を得意とする方です。
他にも短編「満願」など伏線の配置も巧みな方なので油断はなりません。
正直、傾向と対策を掴むのは至難。
それでも、あえて傾向を挙げるとすれば、「凝った構成のミステリを好む」ということか。
おそらく「怪盗Xからの挑戦状」も「一筋縄ではいかない」筈で、怪盗X自身が犯人である可能性も考慮に入れるべきかもしれない。
少なくともそれぐらいの覚悟は必要。

ちなみに、上に挙げた短編「満願」など、我が「ミステリ通信 創刊号」でも多くの著作を書評(レビュー)しております。
予習の意味でも過去記事に目を通されるのもアリかもしれません。

【米澤穂信先生関連過去記事】
「米澤穂信先生」書評(レビュー)対象著作一覧
当ブログにてネタバレ書評(レビュー)した作品のまとめです。

◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・「探偵Xからの挑戦状!」公式HP(NHKさん)
http://www.nhk.or.jp/tanteix/

◆関連過去記事
【「探偵Xからの挑戦状!」シーズン3、これまでの批評(レビュー)】
探偵Xからの挑戦状!「殺人は難しい」(貫井徳郎著)本放送(4月21日放送)ネタバレ批評(レビュー)

探偵Xからの挑戦状!「ビスケット」(北村薫著)本放送(4月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【「探偵Xからの挑戦状!」シーズン3情報】
「探偵Xからの挑戦状!」が3度帰って来る!!シーズン3放送決定!!出題者には北村薫先生、貫井徳郎先生、米澤穂信先生と豪華作家陣の名が

「探偵Xからの挑戦状!」シーズン3続報!!

【続報】「探偵Xからの挑戦状!」シーズン3、担当回&シナリオタイトル&出演者判明!!

【最終報】「探偵Xからの挑戦状!」シーズン3、シナリオ内容が明らかに!!そこにはサプライズが……。

「探偵Xからの挑戦状!」シーズン3、放送延期!!

【速報】延期されていた「探偵Xからの挑戦状!」シーズン3が2011年4月21日より放送決定か!?

【続報】「探偵Xからの挑戦状!創刊準備スペシャル」が「NHKワールド プレミアム」にて2011年4月14日(木)に放送決定!!

【確定報】「探偵Xからの挑戦状!シーズン3」放送は2011年4月21日から。14日にはスペシャル版がスタート!!

【貫井徳郎先生関連過去記事】
「乱反射」(貫井徳郎著、朝日新聞出版刊)ネタバレ書評(レビュー)

「慟哭」(貫井徳郎著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「光と影の誘惑」(貫井徳郎著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【北村薫先生関連過去記事】
「冬のオペラ」(北村薫著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)

【米澤穂信先生関連過去記事】
書評(レビュー)対象著作一覧
当ブログにてネタバレ書評(レビュー)した作品のまとめです。

【「探偵Xからの挑戦状!」シーズン2ネタバレ批評(レビュー)】
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「探偵Xからの挑戦状! (小学館文庫)」です!!
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posted by 俺 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 探偵Xからの挑戦状! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
園田犯人説はありませんか
相手がいるのでレ-シックは必要ないと言ったのでは
視力はいいとは言っていない様な

Posted by バケロン at 2011年05月05日 21:07
Re:バケロンさん

コメントありがとうございます(^o^)/。
管理人の“俺”です!!

「怪盗Xからの挑戦状」は面白かったですね。
園田についてですが、たぶん、「(その発言が)事件発生前なので嘘を吐く必要は無い」ことから「レーシックを必要としない=レーシックをしなければならないほど視力は悪くない」と導くものではないでしょうか。

結果、「目がいい」わけでは無いが「矯正器具が必要なほど悪くは無い」となるのかも。

それにしても、シーズン3終わっちゃいましたね、寂しいです。
シーズン4を待ちたいなぁ……。
Posted by 俺 at 2011年05月06日 00:44
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