2011年05月12日

「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」(講談社発行週刊少年マガジン連載)第4話ネタバレ批評(レビュー)

「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」(講談社発行週刊少年マガジン連載)第4話ネタバレ批評(レビュー)です!!

ネタバレあります、注意!!

「ゲームの館殺人事件」登場人物一覧:

金田一一:言わずと知れた主人公、最終回まで犯人ではありえません。
美雪:言わずと知れたヒロイン、こちらも最終回まで(以下略)。

宝樹滋:ゲームプログラマー、自称有名人
真津本潤:美佳が経営する店のウェイター
菊川梢:美佳が経営する店のホステス
麦林美佳:バーのママ。潤と梢の雇用主
霜村志保:婦人服の会社社長、生馬の母
霜村生馬:志保の息子
ゲームマスター:覆面の人物

<4話あらすじ>

梢のラーメンから毒が検出され、周囲は忽ちパニックに!!
箸を取り出してきた美雪に容疑が集中する中で、美雪を助けるべく金田一は仲間の団結を主張する。

金田一の主張はもっともと一時団結する一同。
その中で、生馬がワイン好きなこと。
宝樹が煙草やワイン嫌いなことが判明。
ちなみに、潤も酒類は苦手らしい。
梢、潤、麦林にはそれぞれ過去にいわくがあるらしいことも発覚する。

そこへゲームマスターから次の指示が。
指示に従ったところ、カップめんの底から鍵が出て来る。
それぞれが自身の食べたカップめんの底から鍵を取り出していく中で、唯一の毒入りに当たった梢は新規のカップめんから鍵を入手する。
次々と脱出していくメンバーたち。
その後ろ姿を見ながら金田一は梢が最初に食べようとしていたカップめんの底に鍵が用意されていなかったことに気付く。

次のステージはトイレの使い方。
「エチケットに気を使いトイレを使用しないと死んでしまう」と言う。

怯える女性陣。
結果、潤が最初に使用することになる。

中は人1人がやっとのスペース。
洋風便器と、壁に飾られたワインのラベルを収めた額が目を引く内装。

普段はガサツな潤だが今回ばかりは命がけ。
ありえないほどの気の使いようで用を足す(麦林&梢談)。

2番目は生馬。
生馬は入って直ぐにあることに気付き、「攻略法を見つけた!!」と喜ぶ。

ところが、いつまでたっても生馬が出て来ない。
異変に気付いて扉を開けてみたところ、中から生馬が転がり出て来る。
毒にやられたらしく瀕死の生馬は「エ、エチケット……」と洩らし絶命。

宝樹はそこに飾られていた額が落ちており、その裏に無数の針が仕掛けられていたことから、針に毒が塗られており生馬がそれに触れた為に死亡したと判断。
さらに額の裏に鍵が隠されていることを発見する。

「エチケットとは、中で何も触らずに出て来ることだったのだ。つまり、犠牲者1人と引き換えに脱出出来ると言うことだ」
1人納得した宝樹はそのまま脱出。
他の面々も生馬を捨て置き、我先に脱出してしまう。

仲間意識が薄れつつある面々に不安を覚える美雪。
一方、金田一はこれ以上の被害者を出さないよう全力を尽くすことを誓うのだった―――5話に続く。

<感想&推理>

前回の予測通り、ターゲットは生馬でしたね。
これにより、大体見えてきました。

まず言えることは、「犯人はプレイヤーを意図的に選んでいる」ということ。
事前に、プレイヤーの性格や得意・不得意ジャンルを知った上でゲームに合ったプレイヤーを選んでいるのでしょう。
もっとも、これだと金田一や美雪を加えた理由が不明ですが、今のところの流れからはこれで間違いないと思われます。
しかも、「ターゲットがひっかかり易く、それ以外の人物がひっかからないようにゲームを選定している」ようです。

これは前回の知恵の輪を生馬が苦手としており、さらに今回の「エチケット」からも分かります。
ちなみに、今回の「エチケット」のトリックは「相棒」ファンなら簡単でしたね。
確か、佐野史郎さんの出演回で「ワインのラベルをエチケットと言う〜〜〜」との知識が披露されていました。
つまり、犯人は生馬が人一倍ワインの知識を所持していることを知っており、「エチケットに気をつけろ」と出題することで生馬に「トイレの額に飾られたエチケットの存在」に気付くよう誘導したのでしょう。

で、前回のカップめんも「生馬がターゲット」として読み直してみると、最初の時点で生馬は麦林にカップめんを貰い、それを梢に渡しているんですよね。
これも生馬がターゲットだったとすれば辻褄が合います。
今回でも、毒入りカップめんの底には鍵が用意されていなかったことから、箸が原因でないことは明らかです。
毒はカップめんそれ自体に仕込まれていたのでしょう。

これらから、犯人は「あるターゲットを狙い、その人物が得意とするか不得意とするゲームでその人物を罠が直撃するように狙い、他の人物が罠にかかると横から注意を促し罠を回避させ、ターゲットが罠にかかるまでステージを続けている」ということになります。

というわけで、ひょっとすると犯人にとってのターゲットは今回までで既に殺されてしまっているかもしれません。
今後の展開次第ですが、このまま問題を犠牲者なしでクリアすることも考えられますね。
少なくとも、犯人にとって霜村親子がターゲットだったのは間違いなさそうです。

で、生馬殺害が上記のとおりだとすると、最初の霜村志保殺害も志保が自身に有利と思われる情報を事前に知らされるか、ゲーム中に気付くかした為に居残りを選び爆殺されたで良さそうです。

今回のメイントリックは「誘導および操り」で決まりか?
黒髭危機一発のマスクは入替り説に持っていくミスリードの可能性が高そう。

こうなると、当然、気になるのはその犯人。
これまでの推理に従えば、犯人は「あるターゲットを狙い、その人物が得意とするか不得意とするゲームでその人物を罠が直撃するように狙い、他の人物が罠にかかると横から注意を促し罠を回避させ、ターゲットが罠にかかるまでステージを続けている」筈なので、ターゲット以外の人物が罠にかかった場合に注意を促した人物。

現在、これに該当しているのは金田一以外には麦林ぐらいか。
主人公である金田一は除き、麦林は第3話で梢が知恵の輪にひっかかった際に助け船を出しており、しかも、梢が毒入りカップめんを口にしそうになった時には箸を持ち出し警戒するよう促しています。
しかも、潤と梢の性格も得意・不得意もよく知っている筈。
宝樹の嗜好もツイッターで「ワイン嫌い」を公開していたので、知っていても不思議ではない。
ターゲットについては調べていただろうし、実に金田一&美雪以外のメンバーを知りつくしていることになります。
金田一&美雪についてはストーリーの要請上、メンバーに入れなくてはならないワケで、こうなると全員を知っていると言っても過言ではない。
過去に何かあることも明言されていたし。
これは……怪しい!!

今後の麦林の動向に要注目……!?
これで5話で麦林が被害者になってたら……凄いな。

◆「ゲームの館殺人事件」関連過去記事
「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」(講談社発行週刊少年マガジン連載)第1話ネタバレ批評(レビュー)

「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」(講談社発行週刊少年マガジン連載)第2話ネタバレ批評(レビュー)

「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」(講談社発行週刊少年マガジン連載)第3話ネタバレ批評(レビュー)

◆シリーズ関連過去記事
・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・同じく「高度1万メートルの殺人」のまとめはこちら。
「高度1万メートルの殺人」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・さとう先生による読み切り「トキメキトキナ消失宣言」のネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「別冊少年マガジン」(講談社)より「トキメキトキナ消失宣言」ネタバレ批評(レビュー)

シリーズ前作「金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(上)(週刊少年マガジンKC)」です!!
金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(上)(週刊少年マガジンKC)





「金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(下)(週刊少年マガジンKC)」です!!
金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(下)(週刊少年マガジンKC)





◆金田一少年の事件簿シリーズコミックはこちら。


◆金田一少年の事件簿シリーズ映像作品はこちら。
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