2011年05月24日

月曜ゴールデン「万引きGメン二階堂雪(20)砂の絆 謎の数字9521を残し命の恩人が殺された!1千万円の脅迫…SLの汽笛に誓った15年の絆…雪は津和野へ!」(5月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン「万引きGメン二階堂雪(20)砂の絆 謎の数字9521を残し命の恩人が殺された!1千万円の脅迫…SLの汽笛に誓った15年の絆…雪は津和野へ!」(5月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

万引きGメン二階堂雪1
「写真は前作より」


スーパーの保安員をしている二階堂雪(木の実ナナ)は、ある日、自分が補導した万引き犯の男(岸端正浩)から逆恨みされ、帰宅途中に襲われる。だが、雪が万引き男からナイフを振り回されて間一髪のところに、スーパーに出入りしている仕出し弁当屋の従業員・青森ミカ(宮本真希)が遭遇し、雪はミカに助けられる。自分を助けるために怪我を負ったミカを命の恩人だと感謝する雪。
ところが数日後、雪はTVのニュースでその恩人のミカが何者かに扼殺され、河原で遺体で発見されたと知り、愕然となる。雪はミカが殺されたのは自分を襲った万引き犯の仕業ではと考えるが、刑事から事件当時万引き犯は留置場にいたことを聞き、犯人は別人であることがわかる。
雪は命の恩人であるミカを殺めた犯人を突き止めたいと、知り合いの新聞記者・花沢(モト冬樹)と共にミカの身辺を調べ始める。警察の調べで妊娠五ヶ月だったというミカ。独身だったはずのミカに一体何があったのか。雪と花沢は、ミカの以前の勤め先を訪ねる。すると、ミカは借金を抱えていたが、近々一千万円の大金が手に入ると周囲に洩らし、ミカが"9521"という4桁の数字に一千万円の価値があると話していたという。しかも青森ミカという名は偽名で、ミカの本当の名は「片桐洋子」という名だったことも判明する。
その後"9521"をキーワードに花沢が更に調べを進めると、横浜にミカの本名と同姓同名の片桐洋子(小沢真珠)という新進気鋭のファッションデザイナーが、「ブティック・9521」という店を経営していることを突き止める。店名の"9521"とはSLやまぐち号の列車番号で、洋子がブランドのロゴマークとして使用しているものだった。
"片桐洋子と9521"二つの言葉に繋がりを感じた雪は、花沢が入手した招待状で洋子のパーティーに参加する。するとパーティー会場に怒鳴り込んで来たミカの母・片桐玉子(藤田弓子)に遭遇する。玉子は、洋子(小沢真珠)が自分の娘の名を騙っているのだと訴える。
一方、警察ではミカの遺体遺棄現場付近の防犯カメラに映っていた不審なタクシーを分析。タクシー運転手の元田裕司(大浦龍宇一)が容疑者として浮上してくる…。
(月曜ゴールデン公式HPより)


では、続きから……。

ミカが語っていた「9521」から「ブティック ラ・ドゥーチェ」が浮上。
それは新進気鋭のデザイナー・片桐洋子が経営するブランドだった。
雪は洋子を疑う。
洋子には今泉という県会議員選に出馬が噂される事業家の恋人がいた。

パーティーへと参加した雪は、洋子が「SLやまぐち号」に執着していることに気付く。

一方、タクシー運転手の元田が容疑者として浮上。
さらに、元田が洋子の載った新聞記事を目にして「君子」と呟いていたことが発覚。
ここから雪は片桐洋子こそが君子であると確信する。

そんな中、金融業者「金融ダイヤモンドクラブ」の黒坂が殺害される。
黒坂は洋子を脅迫していた。
殺害当日には元田の姿が目撃されているが……。

元田が偽名であることが判明。
元田の本名は桑原和夫というらしい。
桑原は15年前の津和野殺人事件の容疑者で指名手配されていた。
どうも、君子の実兄らしいが……。

直後、和夫と君子が姿を消す。

雪は津和野殺人事件の担当刑事だった木戸を訪ねる。
木戸によれば、事件の被害者は和夫の叔父・桑原誠。
当時、妹の君子と共に誠の家で生活していた桑原和夫に殺害されたらしい。
その後、和夫と君子の兄妹は姿を消した。
そして現在、和夫は元田を名乗り、君子は洋子となった。
桑原兄妹は表社会で生活するために他人の戸籍を手に入れたのだ。

桑原兄妹が故郷の「SLやまぐち号」を見に来るに違いないと考えた雪。
事件の起こった桑原家を訪ねることにする。
そこには洋子こと君子が居た。

君子から15年前の事件のあらましを聞く雪。
15年前、ある夏の日、君子は誠に襲われた。
君子は激しく抵抗し、そこへ異変を感じた和夫が駆け付けた。
和夫と誠は揉み合いになり、和夫が誠を殺害してしまう。
その後、和夫は君子をSLやまぐち号で県外へと送り出した。

数年後、君子は洋子と出会う。
そこで、お金と引き換えに戸籍を手に入れた。

さらに数年後、勤め先のトラブルがきっかけで今泉と出会った。

そして、デザイナーとして成功しだした最近になって、ミカが現れた。
ミカは出産の為に戸籍が必要となるので戸籍を返して欲しいと要求。
さらに1千万円を脅迫する。
とりあえず出国が差し迫っていた為に支払う約束を交わして海外へ。

ところが、帰国してみるとミカが殺害されていた。
さらに黒坂からも脅迫されたが、こちらもいつの間にか殺害されていたらしい。
ひょっとして、和夫の犯行ではないかと疑う君子。
そして、君子の「9521」は和夫への「元気でやっている」とのメッセージだった。

ついに君子と和夫が再会、そこへ雪と木戸が現れる。
和夫は君子に説得され自首することに。

実は、ミカ殺害も黒坂殺害も和夫の犯行だった。
和夫は君子を脅迫した2人を許せなかったのだ。

罪を償うと語る和夫。

和夫と君子が「砂の絆」だと諭す雪。
砂は一粒ずつだと小さいが、集まれば凄い……ということらしい。

青森ミカこと洋子の遺骨は、母である片桐玉子に引き取られた。

千秋は再び婚家へと戻る。
親から子へ、子から孫へ、二階堂家の絆について考えさせられる雪だった―――エンド。

<感想>

万引きGメン二階堂雪シリーズ20作目。
公式では「最終章」とアナウンスされています。

ちなみに、前作第19弾からはほぼ1年ぶりの放送となりました。
前作のネタバレ批評(レビュー)はこちら。

月曜ゴールデン 万引きGメン二階堂雪(19)〜カリスマ風水師・死を呼ぶアクセサリー「連続殺人現場に謎の青龍…歪んだ愛と美人風水師衝撃の過去が招く哀しい死の連鎖!!」(5月31日放送)ネタバレ批評(レビュー)

では、ドラマの感想から。

千秋が久しぶりの登場。
長期シリーズだけにキャラクターの成長には感慨深いものがありましたね。
ここらは良かった。

とはいえ、他が酷過ぎる……。

ここから、いつもの如く愚痴が続きます。
気になる方は退避を推奨致します。


雪を助けたミカが実は悪人だったとか……必要だったのかな?
ミカにもある程度のフォローがあった方がよかったと思う。

今泉はあらすじに載せなくてもストーリーが通じるし。

「SLやまぐち号」は本当にスパイスぐらいの役割でした。
別にSLでなくてもよかったような……。

和夫が妹に説得されてあっさり自首ってのも……15年の意味が吹っ飛んだね。

「砂の絆」も唐突過ぎて、とってつけた感が……正直、意味もよくわからない。

ラストも急すぎて、テーマが何か伝わらない。
タイトルからすれば「家族の絆」だと思うが……ぶれ過ぎ。

30分ぐらいで終わる話を2時間にした印象を受けました。
その割に肝心のテーマ「家族の絆」が疎かにされていたのは……。
今回はいつもの「ほんわか感」も削がれていたし。

これは、最終章だけど次回がないと許せない。
これで終わりでは本当にシリーズの締め括りとして酷過ぎる。
滝さんたちの今後についても無しだし……続編希望します。

<キャスト>

二階堂 雪(にかいどうゆき):木の実ナナ

片桐 洋子(かたぎりようこ):小沢真珠
元田 裕司(もとだゆうじ):大浦龍宇一

花沢 仁(はなざわひとし):モト冬樹
滝 伸子(たきのぶこ):あき竹城

片桐 玉子(かたぎりたまこ):藤田弓子
青森 ミカ(あおもりみか):宮本真希

今泉 和也(いまいずみかずや):冨家規政
十条(じゅうじょう):石井愃一
中根(なかね):萬 雅之
黒坂 正貴(くろさかまさたか):二反田雅澄
森(もり):矢崎文也

白石 千秋(しらいしちあき):中山 忍

木戸 三郎(きどさぶろう):ケーシー高峰

二階堂 透(にかいどうとおる):角野卓造 ほか
(公式HPより、敬称略)


「書店経営者が書いた万引き防止の完全対策―書店・レコード店・その他小売業の万引き防止マニュアル」です!!
書店経営者が書いた万引き防止の完全対策―書店・レコード店・その他小売業の万引き防止マニュアル





「お客さん、お会計すんでませんよね?―万引きGメン事件簿」です!!
お客さん、お会計すんでませんよね?―万引きGメン事件簿





「コロナ電業 赤外線投光器内蔵、 屋外用カラーCCDカメラ TR-839C」です!!
コロナ電業 赤外線投光器内蔵、 屋外用カラーCCDカメラ TR-839C





【関連する記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック