2011年05月25日

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第44話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第44話ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


登場人物一覧:

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
未来の両親:突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せるが……
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。現在は水原と行動を共にしている?14話より登場。

関口:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う
眼鏡男:関口に指示を与えている男、どうも謎の男と同一人物らしい(42話)。

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。関口に指示を与える人物と同一人物らしい(42話)

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

<第44話あらすじ>

水原とともに彼の祖母宅に上がり込んだ大和と未来。
水原の祖母は朗らかな人柄で嫌な顔ひとつせず大和と未来を温かく包み込む。

久しぶりに一息ついた大和たちは会話が弾み、話題は自然と水原の恋人の件に。
祖母から未来との交際を奨められる水原だが、彼の理想のタイプは夏美らしい。
結果、未来からロリコンと揶揄されることに……。

そんな中でも大和は次の一手を考えていた。
その一手とは、関口に殺害された東海林を調べること。
早速、出かけることにした大和は水原の祖母に、それと知らせず3億円入りのトランクケースを預けることにする。

一方こちらは、夏美の母と男女の関係にあった関口。
長崎に戻っていた彼は水原の素性を調べると、表の顔である警察に有給休暇の申請をしていた。
休みの目的は調べ物らしい。
大和たちはもちろん、ある人物についてもこれを機に調べるつもりらしいが……。

再び、大和たち。
3億円事件当時、東海林が府中に勤務していたことからそちらへ向かうことに。

途中、府中にて3億円事件の事件現場に立ち寄った大和は、そこで事件当時の光景を幻視する。
煙幕がたかれ混乱する人々、煙の奥から出てきた白バイ警官の姿は―――大和そっくり!?

その光景に驚き慌てた大和は思わず後ずさり、とある男性とぶつかる。
その拍子に倒れ伏す男性。
男性の取り落とした松葉杖を拾い手渡す大和。
男は軽くお辞儀するとその場を立ち去る。

(やはり、来ていたか―――)
男の胸に去来する想いは何か?―――45話に続く。

<感想>

今回は「水原の祖母&水原」と「大和」と「松葉杖の男」がメインの回でした。

水原の祖母は人見知りしない気さくな人柄で大和たちを受け入れました。
あの孫にこの祖母ありか。
まぁ、大和たちの正体を知らないこともありますが、油断ならない大人たちが多い中では非常に貴重な存在です。
まさに、水原とともに一服の清涼剤と言えるでしょう。

そんな水原ですが、今回で公式に「夏美を好き」であることが明らかになりました。
これまでもそれっぽい描写がありましたが、これにて公式に確定。
愛に年の差なんて……と言いますが、未来に指摘された通り些か道義的にマズイ気が……。
果たして、この恋は叶うのでしょうか?

しかも、関口に身元がバレている以上、水原もその祖母も危険な状態。
これからどうなってしまうのか?

次に「大和」。
3億円事件現場にて事件当日を幻視し、そこに自分を見出すとは……やはり、大きな意味がありそうですね。

そして、そこへ現れた「松葉杖の男」。
首にかけたネックレスからも前回の男性と同一人物でしょう。
やはり、発信機がじわじわ効果を現わしていますね。
果たして、彼の目的は一体!?
さらに、関口の調べねばならない相手とは彼のことでしょうか?
どうも、物語の根幹を為すキーマンのようですね。
過去編からの人物だとすると、竜か横溝の可能性が高いか?

とりあえず、今回はここまで。

逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
45話に期待です!!

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◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第1話から40話までまとめ
(各話レビューへのリンクです)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第41話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第42話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第43話ネタバレ批評(レビュー)

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