2011年05月29日

土曜ワイド劇場「温泉若おかみの殺人推理 花巻温泉郷〜殺人は下校チャイムで始まった!!白骨死体と駆け落ちした女」(5月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「温泉若おかみの殺人推理 花巻温泉郷〜殺人は下校チャイムで始まった!!白骨死体と駆け落ちした女」(5月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

<あらすじ>

中川美奈(東ちづる)は、宮沢賢治の故郷として有名な花巻温泉郷の老舗ホテルの若おかみだ。姑である大おかみ・政子(岡田茉莉子)の厳しいシゴキにも耐え、地元署の刑事である夫の新太郎(羽場裕一)を支える、よき妻としての顔も持っている。
政子が昔からかわいがってきた、『イーハトーブ館』職員・伊藤直子(中山忍)の結婚が、1カ月後に決まった。相手は盛岡の老舗南部鉄器店の長男、鈴木隆(萬雅之)。うれしくて仕方がない政子は、自分の花嫁衣裳を着てほしいと、直子を祝福する。

そんなある日、童話作家・門倉あゆみ(宮本真希)が、出版社社長の夫・葉山陽一(遠山俊也)を伴って美奈のホテルにやって来た。出身校である“花巻星北学園”から講演を依頼されたための来訪だという。美奈自身もあゆみの童話のファンで、その講演会を楽しみにしていた。
講演会場は大勢の聴衆でにぎわっていたが、その中で美奈は直子の姿を見つける。聞くと、直子は、あゆみが東京に引っ越す前まで小学校の同級生だったという。
まもなく、あゆみの講演会がはじまった。壇上に立ったあゆみは、花巻時代の衝撃の事故について語りだす。実は、小学生の頃、あゆみは直子と川で遊んでいて、誤って川に転落。当時中学生だった直子の兄・隼人(石田愛希)が助けてくれたという。だが結果、隼人が命を落としてしまった。自分の命は隼人に与えられたと話す、あゆみ。だが、その話を聞く直子の表情はあくまでも硬かった。
 
講演後、美奈と直子は、星北学園の森田圭子校長(丘みつ子)に誘われ、校長室に向かった。あゆみが、どうしても直子と会いたいと言っているという。直子がお茶を入れに給湯室に立った間に、4時の下校チャイムが鳴り、講演を終えたあゆみが入って来た。あゆみは、夫の葉山の姿が見えないと心配する。
そこで美奈が葉山を探しに行くと、誰もいないはずの図書室の扉が開いており…中には、頭を殴られた葉山の死体が横たわっていた!! 

やがて、事件直前、校舎の脇に怪しげな黒いコートの女が立っていたという目撃情報が浮上。葉山の携帯電話の通話記録を調べたところ、事件当日の午後、榎本好江(藤真利子)という女性から着信があったことがわかる。また、葉山の出版社は経営状態が思わしくなく、近々売りに出す予定だったが、最近になって急にその計画を取りやめたこともわかった。
実は、好江は25年前、隼人の死から立ち直れず、直子と夫を置いて花巻を去った母親だった…。好江は、葉山とは会社の再建の相談を受けて知り合ったといい、事件当日、葉山から「直子が会いたがっている」と聞かされ、学園の図書室まで呼び出されて行ったことは認めたものの、すでに彼は殺されたあとだったと話す。
そんなとき、あゆみがあることを思い出した。あゆみは最近になって、子ども時代から頻繁に見る夢の話を葉山に打ち明けたという。その夢とは、花巻時代の自分が、女性が車から男性の死体を引きずり下ろす場面を目撃する、という恐ろしいものだった。
ひょっとしたらそれは夢ではなく、現実に起きた事件だったのではないか…。あゆみの記憶をたどって新太郎らが捜索したところ、25年前、好江が駆け落ちの約束を交わしていた警察官・宮下芳雄(坪内守)の白骨死体が見つかった…! 

宮下を殺したのは、やはり好江なのか…!?
そして、25年前の彼女の犯行に気がついた葉山が好江を強請り、逆に殺されたのではないか…!?
疑惑は一気に好江に集中するが…!?
はたして25年前の事件と今回の葉山殺害事件との関連は…!?
(あらすじ・写真共に公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

葉山の死亡時刻は彼が身に着けていた時計から15時58分と思われた。
嫌疑が好江にかかる中、あゆみの身体に傷跡を見つける美奈。
果たしてこの傷痕は何を意味するのか?

美奈のもと「わんこそば大会」が開催。
前年度の覇者である仲居頭の小百合が2度目の優勝を果たす中、外ではひっそりとあゆみが何者かに殺害されていた。

あゆみの生前にあゆみと直子が口論を繰り広げていたと知った新太郎は直子を疑う。
そんな新太郎に反発する美奈。
葉山の殺害時、直子には16時のチャイムに校長の圭子やあゆみ、美奈自身とともに居たとのアリバイがあったからだ。
直子は圭子に頼まれお茶を運んでおり、あゆみがやって来た直後に現われている。
15時58分に葉山を殺害していれば到底間に合わない。

そんな中、美奈はあゆみのサイン本から凶器の破片を発見する。
さらに、時刻トリックに秘密があると気付く。

事件解決を目指し集められた関係者。
そこで、あゆみが嘘吐きだと断言する新太郎。
殺されたあゆみには二面性があったのだ。

あゆみは夫である葉山から暴力をふるわれており、離婚したがっていた。
そこで、25年前の宮下殺害犯のことを覚えていたことを利用しその犯人に犯行を暴露されたくなければ葉山を殺すよう脅迫した。
こうして、邪魔者を消そうとしたワケだ。

ここで全員の視線が直子に向う。
直子は例のアリバイを持ち出すが、美奈は直子が現れたのは16時ではなく16時5分だったと指摘する。
アリバイのすべては16時のチャイムにかかっている。
だが、そのチャイムが意図的にずらされていれば……。

葉山を殺害したのはあゆみだった。
16時のアリバイが崩壊した以上、あゆみもまたアリバイが失われたのだ。
しかし、チャイムの工作は部外者には出来ない。
圭子の協力が必要不可欠である―――共犯者は圭子だった。

25年前、直子の担任だった圭子。
隼人の死により笑わなくなった直子を心配した圭子はそれとなく直子を見守っていた。
そこで直子の母・好江が宮下と駆け落ちしようとしていることを知ってしまう。
直子の為を思い宮下を説得したが、その最中に誤って宮下を殺害。
慌てて死体を隠したのだが、そこをあゆみに目撃されていたのだ。

25年後、あゆみは葉山を殺害する為に圭子を脅迫。
圭子は仕方なくあゆみに協力することにしたが、どうしても殺人は出来ない。
そこで、あくまでサポートに徹するべく事前に用意していたチャイムのアリバイトリックを実行に移した。
あゆみが好江をスケープゴートにするつもりだったことは知らなかったらしい……。

あゆみ殺害は、圭子があゆみから3千万円を脅迫されたことで学園が食い物にされると危機感を持ったことによる犯行だった。

元はと言えば、好江の行動が発端となっている。
好江は圭子に詫びるのだった……。

一方、直子は好江を許すことはできないものの、本当の親娘として別れを交わす。
2人の関係は時が癒してくれるのかもしれない。

そして、美奈たちは日常業務に戻る。
そう、若女将の仕事が待っているのだ―――エンド。

<感想>

「温泉若女将の殺人推理」シリーズ22作目。
前作が2009年10月24日放送なのでだいたい7ヵ月ぶりの放送となります。
そして、若旦那が11作目から前回までの中村梅雀さんから羽場裕一さんに変わりました。

では、ドラマ版の感想を。

オープニングから度肝を抜かれましたね。
よもや、「夢見る夢子ちゃん」という台詞が設定上若い筈のカップルの口から飛び出すとは……。
リアルではなかなか聞けませんよ、この台詞は。
葉山の出版社社長との肩書きゆえに飛び出した言葉と信じたいところですが……実際に口にしているところを見ると違和感を覚えましたね。
ところが、違和感を覚えた筈のこのパートで何故かグイッと引き込まれてしまいました。
いやぁ、意外なところからドラマにのめり込んだものです。

でもって、チャイムのトリックには引っ掛かりました。
てっきり、葉山の腕時計の方を工作したとばかり……。
ここは意外でしたね。

ただ、葉山殺害時にアリバイがあるからあゆみ殺害は直子ではないとのロジックはどうでしょうか?
葉山とあゆみ殺害犯が同一人物であるとは確定していないワケで。
実際、葉山はあゆみが、あゆみは圭子が殺害していたし……。
ここは、ちょっと……なぁ。

それと、放送時間にして22時20分過ぎギリギリで一気に伏線を出してくるのはどうかな?
途中参加者に向けてのものと思われるけど、その分、最初の頃はあまり関係なくなっちゃうからなぁ。

とはいえ、なかなかでしたね。

東さんはもちろん、羽場さんも健闘されていました。
特に羽場さんの若旦那は充分にアリだと思えましたが、なんだか温泉若女将シリーズとは別のドラマを見ているような気にもなりました。
羽場さんがこれまでに演じられたキャラクターに新太郎と共通するものが多かったことによるものか。
それとも、梅雀さんの若旦那に慣れているせいでしょうか。
おそらく、その両方でしょうね。
ここらへんは好江、直子親娘と同様に時が解決してくれるのかもしれません。

そして、吃驚したのはもうひとつ。
またも宮本真希さんが2面性のある被害者になったこと。
今週では、5月23日の「月曜ゴールデン 二階堂雪20」に続き2度目です。

月曜ゴールデン「万引きGメン二階堂雪(20)砂の絆 謎の数字9521を残し命の恩人が殺された!1千万円の脅迫…SLの汽笛に誓った15年の絆…雪は津和野へ!」(5月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)

意外な繋がりでしたね〜〜〜。
今後も2時間ドラマにおける宮本さんの役柄にはこのパターンが多いかもしれませんね。

<キャスト>

中川美奈:東 ちづる
中川新太郎:羽場裕一
中川政子:岡田茉莉子
殿山警部:若林 豪
小百合:山村紅葉
伊藤直子:中山 忍
榎本好江:藤 真利子
門倉あゆみ:宮本真希
森田圭子:丘みつ子 ほか
(公式HPより、敬称略)


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