2011年05月31日

「天使の眼 野獣の街」(2007年、香港)

「天使の眼 野獣の街」(2007年、香港)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

街に気配を消す警察の特殊チームが、凶悪犯を追い詰める!
凶悪犯たちが暗躍する街・香港。彼らを追跡する香港警察の刑事情報課・監視班に新人女性警官が配属された。コードネームは“子豚”。彼女が現場で鍛え上げられている頃、香港では宝石強盗が頻発していた。監視班は監視カメラのわずかな情報を頼りに張り込みを開始するが、強盗団を操るボス“影の男”は一瞬の警察の気配から犯行を中止して逃走する!警察の攻撃班は強盗団を追い詰めて激しい銃撃戦を展開!いっぽう別ルートで逃走した“影の男”を“子豚”は必死に追うが、自らのミスで見失ってしまう!
(アマゾンドットコムさんより)


<ネタバレあらすじ>

ある若い女性が1人の男を尾行していた。
喫茶店に消えた男を追った女性だったが、店内に入ると目の前に当の男の姿が。
「なんで、尾行する?」
そう目を見詰めながら問い詰められた女性は言葉に詰まってしまう。

大ピンチ!!
……と思いきや、男は女性の尾行について採点を始める。
男は刑事情報課の人間でコードネームを犬頭と言う。
そして若い女性は刑事情報課を志望する新人女性警官だ。

辛口のコメントも飛び出すものの、なんとか及第点と判断された女性は犬頭から子豚とのありがたくないコードネームを頂戴する。

一方その頃、宝石強盗事件が多発していた。
これに業を煮やした刑事情報課は現場付近に映っていた監視カメラの映像から1人の男をマークする。刑事情報課は男を「ファットマン」と命名、追跡を開始する。

担当することになった犬頭と子豚、他のメンバーの地道な活動の甲斐がありファットマンと一味を突き止めることに成功。
しかし、ボスである「影の男」の正体だけは杳として知れなかった。

そして、強盗団は次の目標を襲うことに。
目標の情報を得た刑事情報課は厳戒態勢で挑むが、「影の男」の驚異的な洞察力により張り込みを見抜かれ逃走されてしまう。

仲間へ逃げるよう指示を出した携帯の電波を頼りに「影の男」を追う犬頭と子豚。
だが、「影の男」は携帯の電源を切ると尾行を警戒しつつ、さらに逃走。
犬頭の尾行が見抜かれてしまい、子豚1人での追跡が続く。
そこへ、「影の男」に巡回中の警官が職務質問を仕掛けてしまう。
焦った「影の男」は本性を顕し警官を殺害。
子豚は警官を助けようとして「影の男」を取り逃がしてしまう。

「影の男」は18年前にも警官を殺害し逃亡していた凶悪犯だった。

一方、逃げ出した強盗団のメンバーは攻撃班と衝突。
多くの犠牲者を出し、命からがら3名が逃亡することに。

人としては正しいが、捜査官としては許されざる失態に消沈する子豚。
そこへ思わぬリベンジの機会が。

児童誘拐犯の張り込み中に、「影の男」を発見したのだ。
単独で「影の男」を追う子豚。
その後を犬頭も追う。

試験の時と同じく喫茶店へと消える「影の男」。
同じく店内に入った子豚だったが、試験とまったく同じ状態に陥ってしまう。
当の「影の男」に「なぜ、尾行するのか?」問い詰められたのだ。

しかし、子豚は犬頭に教わったこれまでの経験を活かしシラを切り通す。
疑う「影の男」だったが、そこへ追いついた犬頭を見て子豚の疑惑を晴らす。
尾行者は犬頭だと思ったのだ。

そのまま、店の外へと向かう「影の男」。
子豚と入れ替わりに尾行する犬頭だが、店外へ出た途端に襲撃を受ける。
もちろん、「影の男」である。
不意を突かれた犬頭は首を切られ大出血してしまう。
それを目撃した子豚は、ショックを受けるも前回の轍を踏むことのないよう「影の男」を追いかける。
犬頭はそのまま倒れ込むと、ピクリとも動かなくなってしまうのだった……。

「影の男」を追った子豚だが、あいにくの雨の為に傘で判別できない。
犬頭の犠牲を思い浮かべた子豚はその場で膝をついて泣き崩れてしまう。

しかし、天は子豚を見捨てなかった……。

急に雨がやみ、人々が傘を畳んだその中に、「影の男」の後姿も辛うじて残っていたのだ。
今度こそと追跡を再開する子豚。

流石の「影の男」も冷静さを欠いたか、子豚の尾行に気付かない。
こうして、遂に「影の男」たちのアジトが判明する。

翌朝、ふと窓から外を眺めた「影の男」はその光景に違和感を抱くや脱兎の如く逃げ出す。
残されたのはその手下たちのみ。

「影の男」に気付かれたことで強行突入を決行した攻撃班により、手下たちは無事逮捕に成功。
「影の男」自身は裏に繋いであったボートで逃げようとするが、背中から撃たれた弾みで逃走経路にぶら下がっていたフックに喉を掻き切られ、自身が殺した警官たち同様の死を遂げるのだった。

事件が解決し、昏睡状態の犬頭に報告にやって来る子豚。
物言わぬ犬頭に人知れず涙を流すが、そこを誰かに揶揄される。
誰あろう、それこそ意識を回復した犬頭だった。
犬頭は命を取り留めたのだ。
大喜びする子豚に「子豚じゃない、立派な狼だ」と告げる犬頭。

数日後、その言葉を証明するように街中で活躍する子豚の姿があった―――エンド。

<感想>

公式のあらすじが8割方占めちゃってますね。
でも、コレが面白かったんですよ!!

基本は子豚の成長物語なんですが、犬頭との触れ合いがいいんですよ。
それがあって、犬頭が首から血を流し倒れたあの時の衝撃があって、ラストの犬頭の発言に繋がる……ここらが計算され尽くしています。
それでいて、違和感はありません。

ストーリー展開も見事で、「影の男」を追う途中で犬頭の試験と同じシチュエーションに陥っても切り抜けたり、「影の男」自身の因果応報的な死などは視聴者に快哉を叫ばせてしまうほど。
管理人はDVDレンタルで視たのですが、恥ずかしながら、視聴していて熱くなってしまいました。

これは、久しぶりのオススメですね。
イイです!!

2015年6月25日追記

本作の韓国リメイク版「監視者たち」ネタバレ批評(レビュー)を追加しました。

「監視者たち」(2013年、韓国)ネタバレ批評(レビュー)

追記終わり


「天使の眼、野獣の街 [DVD]」です!!
天使の眼、野獣の街 [DVD]





posted by 俺 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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